今日は僕が考える「海外就職して一番よかったと思うこと」についてお話します。
基本的に海外で暮らすということは、不便に感じることのほうが多いです。
特に日本での生活に不満を感じていないのであれば、わざわざ不便な環境に引っ越す必要もないと個人的には思います。
そして、海外向きの性格の人もいれば、日本向きの性格の人もいます。
そのため、万人に海外就職をおすすめするつもりはありません。
ちなみに、海外志向と日本志向の夫婦が海外移住すると以下の記事のような問題に苦しむことになります。
参考まで読んでみてください。
僕が海外就職をおすすめする理由
①仕事のストレスが少ない
僕が考える「海外就職してよかった」と考える一番の理由はこれです。
他の方のブログを読んでいても、仕事の愚痴なんか書いている人が結構いますね。
僕は今まで3か国で働きましたが、日本の労働環境は世界的に見ても最悪だと思います。
単純に残業が多いというだけではありません。パワハラや理不尽なクレーム対応などストレスが溜まる要素が多すぎます。
そういう労働環境の悪さが人々から心の余裕を失わせ、ネットで誹謗中傷したりとか自分がモンスター化してハードクレーマーになったりしていると思います。
僕は日本にいた頃サービス業で働いていたので、この手の理不尽なクレーム対応が本当に苦痛でした。
あきらかに一方的ないいがかりであったとしても、丁重に取り扱わないといけないという文化がいまだに残っているように思います。
海外ではそのようなタイプの人はお客様として扱いません。
その人の存在によって他のお客様にも悪い影響を与えるからです。
以前このブログでも話したかもしれませんが、僕が働いていた観光施設でルールを守らないお客様を上司が説教していたこともあります。
海外では企業とお客様は対等な立場にあります。
もちろん、お客様のことを大切に扱いますが、それと同じぐらい従業員のことも大切に扱ってくれます。
海外は心に余裕のある人が本当に多いです。
日本のように大声をあげてわめき散らしている人はほとんどいません。
僕が住んでいるマンションでも2カ月に1回火災報知器の誤報があり、そのたびに19階から階段でロビーまで批難していました。
毎回消防車も出動してくるのですが、過去9回のうちに本当の火事だったことは1度もありません。
火災報知器が鳴る時間もバラバラで、早朝から夜遅い時間まであります。
大勢の人がロビーに集合し、コンシェルジュがその場にいたにも関わらず状況説明はいっさいありません。
日本なら絶対に「どういうことだ!状況を説明しろ!」とか「謝罪しろ!」と大声を上げる人が必ず出てくるような状況です。
ただ、過去9回このようにコンシェルジュに詰め寄っている人は一人もいませんでした。
「言っても無駄」というのももちろんありますが、それぐらいのことで怒り狂う人がいないというのがその理由だと思います。
日本の労働環境に疲弊している人は、海外就職がおすすめです。
海外の外資系企業に就職すれば、残業、パワハラ、理不尽なクレームからは自由になれます。
仮に海外の日系企業であったとしても、日本ほど劣悪な労働環境で働かされることはまずありません。海外では労働者の立場が非常に強いからです。
②国に将来性がある
これは住む国にもよりますが、将来性があるというのも海外就職のメリットの一つです。
例えば僕が現在住んでいるカナダでは、毎年のように最低賃金が上がっています。
日本では僕たち世代が年金をもらえる見込みはかなり低いですが、カナダは外国人の僕たちであっても、一定の年数働けば年金受給資格を得られます。
僕も現在カナダで年金を払っていますが、おそらくかなりの高確率で年金を受け取ることができると思います。
また銀行の定期預金の利息も高かったり、福利厚生も充実しています。
例えば子供手当は日本の倍以上もらえます。
これは成長している国だからこそできることだと思います。
③キャリアアップにつながる
仮にあなたが海外就職した後、日本に帰国することになったとしても「海外で働いていた」というステータスは、再就職先を見つけるにあたりかなりの強みになります(ワーホリ除く)。
僕も一時期日本の転職サイトに登録していたことがありますが、シンガポール在住時のプロフィールからアップデートしていないにもかかわらず、いまだにスカウトメールが来ます。
日本ではまだまだ「海外就労経験」を持つ人材というのは珍しいので、普通の人よりは求職活動は有利になると思われます。
④ビジネスチャンスが広がる
これはどちらかというと会社に雇われている人ではなく、自分でビジネスをしようと思っている人にとってのメリットです。
日本で働いていると、「(海外に住む)外国人をターゲットにビジネスをしよう」という意識はなかなか持てませんが、海外就職すると外国人とビジネスをするのが当たり前なので、こういった心理的ブレーキがなくなります。
当たり前ですが、日本人だけを相手にするよりも世界中の人を相手にしたほうがマーケットは大きくなります。
もちろん日本人を相手にするときと勝手が違うので簡単ではないですが、海外在住でも外国人相手にビジネスをしている人というのはまだまだ少ないので、チャンスはいくらでもあると思います。
まとめ
以上ざっと思いつく限り海外就職のメリットについてお話してきました。
僕は特に①に関しては「海外就職してよかった」と強く主張したいですね。
日本では疲れた顔のサラリーマンが多すぎます。
「ハードワークこそ美徳」というのは世界のスタンダードではありません。
日本で働くのに疲れた方は、海外就職を検討してみるといいかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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