カナダで2人、僕と息子が歩く道

離婚してシングルファザーになった著者がカナダで息子を育てる生活日記

息子との生活記録

悪夢のカウントダウン

夢を見た。 離婚が決まり妻と次男は日本に帰ることに。 帰国の日まで残された日々を一緒に過ごす夢。 「あと〇日でお別れか...」 そんなことを毎日考えながら。 これは夢だけど夢じゃない。 デジャブだ。 『さよならの日』までのカウントダウン。 こんなにも…

Happy Valentine's Day

カナダのバレンタインデーは、 日本のように女性が男性にチョコを送る日ではない。 男女関係なくプレゼントを送る日。 小さな子供の場合は、 カードをプレゼントしたりする。 元妻から 「バレンタインデーは何かやってあげてほしい」 と言われたので長男にチ…

次男の誕生日

2月5日は次男の誕生日。 6歳になった。 元妻からの情報によると気管支炎で入院してるらしい。 去年の誕生日、お祝いしたときの飾りは今もそのまま残してある。 外せなかった。 外したくなかった。 次男の存在を消してしまうことになりそうだから...。 Aのス…

鬼のいない節分

今日は節分。 毎年節分は豆まきをしていたが、 妻と次男がいなくなったので今年はしていない。 長男はもう大きくなったからやらないだろうし。 鬼のお面もどこにあるのかわからない。 大豆が手に入りにくいので、 節分はピーナッツを蒔いていた。 ピーナッツ…

ドリームキャッチャー

1月30日 雨 息子は今日も学校を休む。 これで4日連続の休みだ。 買い出しのため車を運転していると、 空気圧のランプが点灯する。 先週車のメンテナンス出したばかりなのに いきなり問題が発生するなんて。 (修理したのと別のタイヤ) 買い物を済ませGas St…

メランコリックドライブ

1月27日、火曜日。 長男は体調不良で学校を休んだ。 前日9時過ぎまで遊びまわってるのだから 風邪をひいても仕方ないのだが...。 夕方から息子の歯医者。 自宅から約40分離れたところにある 日本人経営の歯医者まで車で行く。 離婚してからまともな外出はこ…

あれから5年

Google Photoは 定期的に心をえぐる写真を出してくる。 『あれから5年』 みたいなタイトルで。 見なきゃいいのに見てしまう。 同じ写真でも置かれてる状況によって 見え方は180度変わる。 時を戻すことはできないが、 写真は過去をあの時のまま残し続ける。 …

はじまりの地

離婚して離れ離れになってから 毎月送っているポストカード。 「次男にカナダを忘れてほしくない」 そんな気持ちで送り続けている。 今月のデザインはBanff Springs Hotel。 ぼくたち家族がカナダに来て 最初の3年を過ごしたバンフにある高級ホテル。 当時は…

「サイバートラックを見に行こう」

カラッと晴れた気持ちのよい冬の午後。 車で走っていると、目の前に1台のサイバートラック。 次男が好きだった車。 いつもこの車を見かけるたび、 「サイバートラック!」と叫んでいた。 ...でも、その声はもう聞こえない。 ぼくの斜め後ろの席には、 次男が…

バスケットボールに願いを

つらかった2025年が終わり、新しい年が始まる。 相変わらず家に引きこもっているけど、 気持ちは去年とだいぶ変わってきた。 悲観的な自分は鳴りを潜め、まるで別人のように強くなった。 ...いつまで続くかわからないけど。 長男のためと思いアレンジしたMen…

見つからない正月飾り  

2025年12月30日 長男が友達と遊びに行ってる間に1人せっせと大掃除を始める。 家の中には妻と次男が残していったものたちが、少しホコリをかぶってあの時のまま並んでいる。 もう使わないであろうキッチン用品。...でも、捨てずにそのまま置いてある。 子供…

涙のメリークリスマス

元妻から次男の写真と動画が届く。 ぼくがクリスマスにプレゼントしたおもちゃを抱え、「パパありがとう。メリークリスマス」とたどたどしい口調で言う次男。 心の奥底に封印していた感情が、ふとよみがえる。 こういうとき、世の父親は嬉しいと感じるのだろ…

灰色のバンクーバー

今日はクリスマスイブ。 3カ月ぶりの外出はバンクーバーに来た。 別にクリスマスだからじゃない。 髪を切るために、だ。 美容院なら近くにいくらでもあるが、ローカルは腕が良くないので日本人の美容室で切ってもらうようになった。 普段は息子の送り迎えが…

クリスマスカード

久しぶりにポストを開けてみると、 日本の元妻から手紙が来ていた。 宛先は長男。 クリスマスカードだった。 帰宅した長男に「手紙来てるよ」と告げると、 乱雑に封筒をビリビリ破る息子。 特に表情を変えることもなく手紙を読む。 そのまま無言で部屋に入っ…

ただひとつだけ違ったこと

元妻とは約16年の関係だった。 今までも数々の衝突はあった。 妻の状態だけで考えれば、 今年よりもバンフにいた頃のほうがひどかった。 当時に比べれば今年の状況は全然マシ。 にもかかわらず、なぜ今年離婚することになったのか。 一つだけ決定的に違うこ…

息子からのおくりもの

先日息子から財布とベルトをもらった。 学校から家に帰る車の中、助手席に座った息子がなにやらゴソゴソとカバンを漁っている。 「今日はプレゼントをあげる日だから」 そういって財布とベルトを渡してきた。 「Gym(体育館)に行ったら見つけたから」 と言っ…

いつでも戻ってこれるように

次男と離れて暮らすようになってもう3カ月。 家の中は彼がいたときとほぼ同じ状態のまま。 ズボラで掃除が苦手なのもあるし、 モノを捨てるのが下手というのもある。 www.apollosblog.com でも今は片づけようと思わなくなった。 来年6月、長男の卒業を祝う…

主を失ったピアノ

「子供にピアノを習わせたい」 それが元妻の念願だった。 写真のピアノはその時に購入したもの。 自宅での練習用にということで。 長男の時は経済的な余裕がなくピアノ教室は断念。 今年になってようやくその念願が実現したのだった。 そしてピアノ教室に通…

日本の貧困と将来性

ぼくが離婚に当たり一番気がかりだったこと。 それは次男が妻に引き取られ、日本で暮らすことになること。 「カナダで育つ」という権利を放棄してまで 日本で育てることは果たして彼の未来にプラスになるのか? 申し訳ないが、ぼくはそうは思えなかった。 だ…

静かに、そしてゆっくりと

離婚から約3カ月が経ち、次男のいない生活が日常になりつつある。 浮き沈みの大きかった気持ちも、最近は安定してきた。 静かに、そしてゆっくりと、 「受け入れる」段階に入っている。 買い物のため、大きめのスーパーへと出かける。 ブラックフライデーセ…

どうにかできたはず

カナダの学校は4連休。 息子は昼夜逆転の生活を送っていて、 この2日はすれ違いの生活が続いている。 元妻と次男の残した痕跡は、今もあの頃のまま残っている。 ズボラな性格なので、いなくなって改めて元妻の存在の大切さが身に染みる。 彼女には申し訳な…

元妻の残した、カレンダーの書き込み

11月ももう1週間経とうとしているが、 今頃になってようやくカレンダーをめくる。 「11月2日 サマータイムおわり」 元妻が残した書き込み。 このカレンダーを使い始めたときは、 まさかこんなことになるなんて思ってもいなかった。 彼女の誕生日は3月だが…

2カ月かかった徒歩10分の散歩道

昨日のセッションで「日光を浴びた方がいい」と言われた。 「傷つくのを恐れていつまでも家に引きこもっていてはいけない」と。 だから、次男が通っていたデイケアを通りすぎながら、 家族でよく来た公園まで歩いて来た。 いつまでも逃げてるわけにはいかな…

コンフォートゾーンの外側へ

今日はカウンセラーとのセッション。 感情のコンディションが良くなく、途中で涙が止まらなくなってしまう。 たぶんハロウィンについて話したことがきっかけだと思う。 www.apollosblog.com 人間万事塞翁が馬の話(Chinese Farmer's story)も聞いた。 一見す…

史上最悪のハロウィン

当時4歳の次男 本来であれば楽しい1日になるはずのハロウィン。 10月31日はぼくにとってつらい日に変わった。 ...次男はもうここにいない。 もし彼がカナダに残っていたら、 今年はどんなコスチュームを選んだだろうか? きっとワクワクしながら学校に行っ…

I think it's self-explanatory

View this post on Instagram A post shared by アポロ| Naoya Adachi (@apollojusticce21) 毎週やっているカウンセラーとのセッション。 今日は「印象に残っている出来事を3つ書く」という内容で、上記の画像に写っているのは長男が書いたもの。 ①Banff…

海外移住で失ったもの

我が家の離婚の一番の原因は「海外移住」。 たらればの話にはなるが、 もしずっと日本で暮らしていたら 離婚は避けられたかもしれない。 国にもよるが、海外には「合う・合わない」があるので、 誰もが海外移住でハッピーになるわけではない。 海外生活への…

笑わない息子

当時6歳の息子。この頃はまだ明るかった。 「毎日楽しい?」 学校から帰る車の中でぼくは息子に聞く。 「今はiPhone買ってもらうために(学校)行ってる」 「楽しくないの?」 「.....どっちでもない」 「iPhone買ったらHappy?」 「......うん」 ぼくはその…

次男のいない暮らし

次男と一緒にカナダで暮らしたいという気持ちは今でも強い。 それは自分のためでもあるが、次男の教育を考えてという意味合いもある。 ただ、もし彼が今自分とカナダで暮らしていたとしてどうなっていたかを考えると、少なくとも今は母親と日本で暮らすのが…

離婚は本当に正解だったのか?

離婚して、そしてカナダに戻ってきて1ヶ月が経った。 次男のいない生活は徐々に日常になりつつある。 処分できないまま残った彼のおもちゃたちはそのままだ。 気分は少し落ち着いてきた。 1日中仕事に没頭し、死ぬほど働くことで忘れようとしているのかも…