カナダで2人、僕と息子が歩く道

離婚してシングルファザーになった著者がカナダで息子を育てる生活日記

息子との生活記録

元妻の残した、カレンダーの書き込み

11月ももう1週間経とうとしているが、 今頃になってようやくカレンダーをめくる。 「11月2日 サマータイムおわり」 元妻が残した書き込み。 このカレンダーを使い始めたときは、 まさかこんなことになるなんて思ってもいなかった。 彼女の誕生日は3月だが…

2カ月かかった徒歩10分の散歩道

昨日のセッションで「日光を浴びた方がいい」と言われた。 「傷つくのを恐れていつまでも家に引きこもっていてはいけない」と。 だから、次男が通っていたデイケアを通りすぎながら、 家族でよく来た公園まで歩いて来た。 いつまでも逃げてるわけにはいかな…

コンフォートゾーンの外側へ

今日はカウンセラーとのセッション。 感情のコンディションが良くなく、途中で涙が止まらなくなってしまう。 たぶんハロウィンについて話したことがきっかけだと思う。 www.apollosblog.com 人間万事塞翁が馬の話(Chinese Farmer's story)も聞いた。 一見す…

史上最悪のハロウィン

当時4歳の次男 本来であれば楽しい1日になるはずのハロウィン。 10月31日はぼくにとってつらい日に変わった。 ...次男はもうここにいない。 もし彼がカナダに残っていたら、 今年はどんなコスチュームを選んだだろうか? きっとワクワクしながら学校に行っ…

I think it's self-explanatory

View this post on Instagram A post shared by アポロ| Naoya Adachi (@apollojusticce21) 毎週やっているカウンセラーとのセッション。 今日は「印象に残っている出来事を3つ書く」という内容で、上記の画像に写っているのは長男が書いたもの。 ①Banff…

海外移住で失ったもの

我が家の離婚の一番の原因は「海外移住」。 たらればの話にはなるが、 もしずっと日本で暮らしていたら 離婚は避けられたかもしれない。 国にもよるが、海外には「合う・合わない」があるので、 誰もが海外移住でハッピーになるわけではない。 海外生活への…

笑わない息子

当時6歳の息子。この頃はまだ明るかった。 「毎日楽しい?」 学校から帰る車の中でぼくは息子に聞く。 「今はiPhone買ってもらうために(学校)行ってる」 「楽しくないの?」 「.....どっちでもない」 「iPhone買ったらHappy?」 「......うん」 ぼくはその…

次男のいない暮らし

次男と一緒にカナダで暮らしたいという気持ちは今でも強い。 それは自分のためでもあるが、次男の教育を考えてという意味合いもある。 ただ、もし彼が今自分とカナダで暮らしていたとしてどうなっていたかを考えると、少なくとも今は母親と日本で暮らすのが…

離婚は本当に正解だったのか?

離婚して、そしてカナダに戻ってきて1ヶ月が経った。 次男のいない生活は徐々に日常になりつつある。 処分できないまま残った彼のおもちゃたちはそのままだ。 気分は少し落ち着いてきた。 1日中仕事に没頭し、死ぬほど働くことで忘れようとしているのかも…

だから日本は嫌い

昨日はカウンセラーとのセッションだった。 離婚した主な原因は「カナダに住むこと」にあり、妻は次男とともに日本に帰ったことなど。 そして、次男の教育について揉めたことも話をした。 ぼくは次男を日本で教育させたくない。 だから最後の最後まで話の決…

息子の手料理

「パパ、2つとも食べていいよ」 息子が作ってくれた夕食。 以前紹介したHello Freshがまた届いていたので作ってもらった。 「パパ、今日19時から仕事(コンサル)だから作ってくれる?」 とお願いすると、イヤそうな顔もせず作ってくれた。 しばらくしてぼ…

君はカナダ人

次男が日本に帰国する前日に公園で撮った写真 こちらにもどってきて初めて妻とLINEで電話。 次男の日本での英語教育に関する話だ。 日本で暮らしていれば自然と英語が話せなくなってしまう。 離婚の話をするときに一番ぼくが気にかけていたのがその点だった…

息子のEスクーターが盗まれる

ぼくはモノが捨てられない性格だと以前書いた。 www.apollosblog.com そのモノに宿る魂や、そのモノと描いてきた思い出などを考えると、簡単に手放すことができないのだ。 息子(長男)はそんなぼくとは対極の存在。 まったくと言っていいほどモノを大切にし…

息子の涙と母親のぬくもり

息子の部屋を掃除していると、ゴミ箱にたくさんのティッシュ。 ぼくが見ていないだけで、彼も涙を流していた。 母親と弟と離れ離れになって悲しくないはずはない。 日本で最後に過ごした夜、妻と大喧嘩になったときのこと。 妻がヒステリーを起こしたのを見…

情けない父親

離婚して子供と離れた父親は皆こんな感じなのだろうか? 気分が沈んでいて、子供のことを考えるたびに涙が出てくる。 考えても仕方ないのにね...。 息子(長男)は涙を見せない。 ぼくなんかよりも彼のほうがずっと悲しいはずなのに。 カナダに戻ってきて最…

ただ生きてるだけ

カナダに戻ってきてから一度も外出していない。 正確に言えば、食料品の買い物以外で一度も外出していない。 ずっと家に引きこもり。 朝起きて ジム行って 仕事して ご飯食べて 寝る (※ジムはコンドの中にある) その繰り返し。 息子がいなければ誰とも会話…

学校でスマホを使う子供を叱れない親

最近調子が良くなってきたのだが、ちょっといろいろあってぶり返す。 心がずっしり重くなり呼吸が浅くなる。 やる気が落ちて気分が沈む。 うつ病の前兆だろうか? 息子は学校の話を一切してくれない。 (担任の名前もDivision番号も...) だから、彼が学校で…

たった2人の家族の時間

息子が作ってくれたCreamy Garlic Chicken Pasta。 お好みのメニューを選択するとレシピと食材を配達してくれるHello Freshというサービスだ。 ぼくの料理のレパートリーは超少ないし、一緒に料理すれば親子のコミュニケーションにもなると思った。 結果とし…

くつした

ぼくはモノを捨てるのが下手。 「もったいないから捨てられない」というわけではなく、そのモノに宿る魂や思い出のことを想像すると手放せなくなってしまうのだ。 まるでそのモノたちが「捨てないで」と言ってるようで。 子供のころからそうだった。 ずっと…

もっと愛してあげればよかった

ぼくのスマホはおせっかい。 頼んでもいないのに「〇〇の思い出(〇年前)」みたいな写真を表示する。 その写真がぼくの心をえぐる。 まだ家族だったときの4人の姿がそこにあるから。 これは長男が5歳になったとき近くのお寺で撮った七五三の写真。 (バン…

さよなら、プラレールと思い出たち

先日、カナダに戻ってきてから初めて次男とLINE電話したときのこと。 「プラレールおくって」 そのときにこう頼まれた。 次男はトミカとプラレールが大好きだった。 日本でも遊びたいみたいなので、こちらに残っているトミカとプラレールを全部送った。 つい…

ぼくはみじめなんかじゃない

最近夜眠れない日が続いている。 離婚が関係してるわけじゃないと思う。 ただ生活リズムが崩れてるだけ。たぶん。 仕事にも身が入らない日々が続く。 今日は息子も珍しく寝坊した。 遅れてでもちゃんと学校に行ってくれたからよかったが。 ある書類を作成す…

料理下手シングルファザーの精いっぱいの手料理

離婚して一番困ったのが料理。 元妻は料理が上手かった。 そしてぼくは料理の才能ゼロ。 ただ下手なだけでなく、レパートリーもほとんどないのが悩みの種である。 先日「そぼろご飯」を作ったとブログを書いたが、今回はカレーを作ることにした。 www.apollo…

幸せは、時に人を傷つける

ぼくは仕事でSNSを使っている。 あまり積極的には利用していないが、それでもまったく運用しないわけにはいかないので、毎日投稿するぐらいのことはしている。 そうすると、見たくなくても他人の投稿を目にすることになってしまう。 自分の子供との日常を綴…

夏の終わりに

珍しく朝から不機嫌な息子。 全然起きてこないので8:20頃に彼を起こしにいった。 (学校は8:30からなのだが....) 「起きてよ。時間やで」 と優しく体をゆすると、「んー!!」と怒ったような声をあげる。 「今日は銀行で待ち合わせだからね」 と言うと「わ…

息子の赤い弁当箱

また今日も寝坊してしまった。 夜なかなか寝付けず、深い時間帯にようやく眠りに落ちるので、体内時計がくるっているのだ。 朝、息子が学校に行く音で目が覚めたが、再び眠りへと落ちる。 息子はカナダに戻ってきてから非常に規則正しい生活をしている。 今…

絆をつなぐそぼろご飯

ぼくは料理が苦手だ。 そんなぼくでも作れる数少ないレパートリーのひとつに「そぼろご飯」がある。 まあまあの出来 きちんと料理をしている人からすれば、こんなの料理に入らないのかもしれない。 でも息子にもたまには手料理をふるまってあげないといけな…

朝、学校から呼び出しをくらう

学校から呼び出し食らった後の車内 朝、仕事にとりかかろうとすると息子の学校から電話がかかってくる。 「700ドルも学校に持ってきているから取りに来てほしい」 とのことだった。 校長は「金庫で預かる」という提案をしたのだが、それを息子は拒否したらし…

消えていく家族の痕跡

息子の携帯番号取得に当たって、元妻が使っていた番号をキャンセル。 SIMカードは長男が引き継いでいたが、なぜか電話番号が使えず。 息子の話だとeSIMでデータを元妻が新しく使うスマホに移行したからだそうだが、それで電話番号まで使えなくなることってあ…

心のスキマを埋めるように

体内時計がバグっている。 カナダに帰国して日が浅いので時差ボケが残っているのもあるが、今日は目覚めたら14時だった。 息子の口座を作るために銀行に行く約束をしてたのに大幅な寝坊をしてしまった。 体内時計が狂った理由はそれだけではない。 クライア…