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カナダでワーホリするなら○○州がおすすめ!2019年最新版 州ごとの最低賃金一覧公開!

これからカナダにワーキングホリデーに行こうと思っている人は、どの州に行くか考えているでしょうか?

 

カナダは州によって最低賃金や税金、ビザのルールまで違うので適当に決めてしまうと後になって後悔する可能性があります。

税金、ビザのルール、祝日の数、最低賃金などは各州により差があります。

もちろん、自分の好みで決めるのが一番よいと思いますが、特に希望がないのであればこれらの条件を加味した上で決めることをおすすめします。

 

 

 

カナダでワーホリするなら○○州がおすすめ!2019年版 州ごとの最低賃金一覧公開 

日本では先日、最低賃金を1000円にするかどうかで日本商工会議所の会見がニュースになってましたね。

 

カナダでは州によって最低賃金が異なり、しかも結構大きな差があります。

このことを知らずに適当に住む場所を決めると、最終的に稼いだ金額に大きく差がでてしまいます。

 

では個人的意見になりますが、僕がおすすめするワーホリが住むのにおすすめの州を発表します。

 

それはアルバータ州です。

 

アルバータ州で有名な都市はカルガリーエドモントン、バンフ、レイクルイーズなどです。

カナディアンロッキーはご存知の方も多いと思いますが、カナディアンロッキーが位置するのがアルバータ州になります。

僕も現在の場所に引っ越す前はアルバータ州に在住していました。

 

それでは、僕がアルバータ州をおすすめする理由をひとつずつ説明していきたいと思います。

 

最低賃金が高い

アルバータ州はカナダに存在する州の中で一番最低賃金が高い州です。

 

www.retailcouncil.org

 

こちらに最新版(2019年)の州ごとの最低賃金一覧が公開されています。

以下の表はその一覧を日本語で図表にしたものです。

 

州名 賃金 備考
アルバータ州 $15 2018年10月より採用
ブリティッシュコロンビア州 $12.65 2019年6月より$13.85
2020年6月より$14.60
2021年6月より$15.20
マニトバ州 $11.35 2019年10月より$11.65
ニューブランズウィック州 $11.50 毎年4月に調整あり。
ニューファンドランド&ラブラドール州 $11.40 2019年4月より採用
ノースウェスト準州 $13.65 2018年4月より採用
ノバスコシア州 $11.55 2020年、2021年に約55セントずつ賃上げ予定
ヌナブト準州 $13.00 2016年4月より採用
オンタリオ州 $14.00 2018年1月より採用。2020年10月より毎年賃上げ予定
プリンスエドワード州 $12.25 2019年4月より採用
サスカチュワン州 $11.06 2018年10月より採用。毎年見直し予定
ユーコン準州 $12.71 2019年4月より採用。毎年見直し予定
ケベック州 $12.50 2019年5月より採用

 

 この表を見ていただいてもわかるように、アルバータ州の賃金は群を抜いています。

サスカチュワン州との差はなんと約$4.0あります(ワーホリでサスカチュワン州に行く人はほぼいませんが)。

 

1日8時間フルタイムで月20日働いたとすると、半年でアルバータ州は$14,400になるのに対し、人気のBC(ブリティッシュコロンビア)州は$12,144になります。

もし1年間働いたとするならば、約$4,000も稼げる金額に差ができます。

 

$4,000あれば結構贅沢な旅行ができますね。

 

②税金が安い

殆どの州はGST(いわゆる消費税)以外に州税などが加算されますが、アルバータ州は州税がなくGST5%のみ課税されます。

 

下記リンクにカナダ全土の税金一覧が記載されています。

 

www.gilmour.ca

 

こちらのリンクを抜粋して表にしたものが以下になります。

 

州名 税金合計 州税
アルバータ州       5%  
ブリティッシュコロンビア州     12% 7%
マニトバ州     13% 8%
ニューブランズウィック州     15%  
ニューファンドランド&ラブラドール州     15%  
ノースウェスト準州       5%  
ノバスコシア州    15%   
ヌナブト準州       5%  
オンタリオ州     13%  
プリンスエドワード州     15%  
サスカチュワン州     11% 6%
ユーコン準州       5%  
ケベック州 14.975% 9.975%

 

 GSTはどこの州も5%で均一ですが、オンタリオ州などが合計税率が高くなっているのはHST(Harmonized Sales Tax)などの税金が加算されているためです。

 

アルバータ州以外にも税金が5%の州がありますが、ワーホリには一般的でない州になります。

ヌナブトはまず行くことがないでしょう。

ノースウェスト準州イエローナイフユーコン準州はホワイトホースなどオーロラが有名な観光地がありますが、仕事があるのは冬場のみになります。

 

③ガソリン代が安い

特に比較の表などはありませんが、アルバータ州がガソリン代がめちゃくちゃ安いです。

というのもアルバータには油田(フォートマクマレーなど)があるために、オイルビジネスが盛んなためです。

一時期オイルビジネスが落ち込み、大規模なリストラなどがありましたが現在は落ち着いているようです。

 

僕もBC州に引っ越してからはガソリン代の高さに驚いています。

しかも最近過去最高値になったとニュースがありました。

 

④ワークビザの条件が比較的緩い

具体的なデータはありませんが、自分が働いていた時の肌感覚で他の州よりもワークビザの取得条件が緩いような印象がありました。

当時僕はバンフという町にいましたが、他の州のオフィスとも情報を取り合っていました。

いろいろ話を聞いてみた感じだと、アルバータ州も決して簡単にワークビザが取得できるわけではありませんが、他の州ほど厳しいようには感じませんでした。

 

※旅行業に限った情報から判断しています。

 

ちなみにワークビザ取得を目指す人はぜひ旅行業にチャレンジしてみてください。

下記の記事で解説しています。

 

ツアーガイドはかなりの金額のチップがもらえるのでおすすめです!

 

www.apollosblog.com

 

アルバータ州のデメリット

アルバータ州には他の州に住むときと比べてデメリットもあります。

州都はエドモントンですが、ここに行くワーホリはほとんどいません。

カルガリーも短期留学生やワーホリが結構いますが、日本食レストランぐらいしか英語が苦手な人が働ける就職口がないように思います。

 

ほとんどのワーホリはカナディアンロッキーの玄関口バンフに住みます。

バンフでは日本食レストラン、ツアーガイド、ローカルレストラン、ホテル(ハウスキーピング)など働き口も結構あり、英語が苦手な人でも簡単に仕事が見つかります。

 

今から説明する内容はバンフに住んだ場合のデメリットになります。

僕もバンフに約3年半住んでいました。

 

①やることがない

バンフはアウトドア好きな人にとっては夢のような環境です。夏はバーベキューにキャンプ、ハイキング。冬はスキー・スノボなどやることが盛沢山です。

 

しかし、アウトドアに興味のない人にとっては、本当にやることがありません。

我が家も毎週末やることがなくて、退屈で仕方ありませんでした。

夏は子供を公園に連れて行ったりしていましたが、冬場は豪雪地帯で極寒の地なのでそれもできず、ひたすら家で過ごすような日々が続いていました。

 

②移動範囲がめちゃくちゃせまい

バンフは町の中を徒歩移動できるぐらい移動範囲がせまいです。

隣町のキャンモアには車で20分ほど。路線バスも走っていますが、特に用がなければあえていくほどでもありません。

 

日本食や家具などを買いに行くときは車で約2時間かけて、カルガリーまで行っていました。

カルガリー行きのシャトルバスもありますが、往復で100ドル以上かかりますし、ダウンタウンか空港行しかありません。

カルガリーダウンタウンはオフィス街のため、主要なお店はそこから離れた場所に点在しています。

 

もしあなたが車を運転しないのであれば、滞在中は陸の孤島(笑)に閉じ込められることになります。

 

③物価が高い

先ほどアルバータには州税がないと言いましたが、バンフは物価が高いのでトータルで見るとそんなに他の州と変わらない場合もあります。

 

どうしても山奥の街に物資を運んでいる関係で輸送費がかかるためか、他の大都市と比べると物価が高い印象があります。

 

ただカルガリーに買い出しに行く分に関しては、特に物価が高いというわけではありません。

 

 

参考にしてもらえるとうれしいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。