一生懸命勉強したのに、単語や表現をど忘れして出てこない時って本当につらいですよね。
何回復習しても記憶することができないこともあります。
僕も何度もそういう経験をしてきたので気持ちはよくわかります。
同じことを何度も繰り返し学習することは時間を浪費します。
でも一度学習しただけで完璧に記憶することができれば、かなりの時間を削減することができます。
今日は英単語・表現を一発で記憶して絶対にど忘れしない方法を公開します。
僕自身の失敗経験
このブログで何度かお伝えしていますが、僕の基本の学習スタイルは「ノートに書く」です。
もっとも効率の悪い学習方法ですが、自分にはこのスタイルが一番しっくりくるので続けています。
おそらくそのルーツは大学受験にあると思います。
大学受験の英語を勉強するとき、僕はひたすら書いて体に記憶させていました。
「書く」というのはアウトプットです。読むだけだとなかなか覚えられないことも、体が覚えてくれます。
社会人になり、本格的に英語を勉強しはじめたときもこのスタイルで勉強していましたが、書いては忘れ、書いては忘れを繰り返していました。
やがて英語を勉強することが嫌になり、それがどんどん苦痛へと変わっていきました。
自分の進歩が感じられない時は本当につらいですよね。
英語を辞めてしまう人がたくさんいるのも仕方ないことだと思います。
英語を辞めてしまっても自分を責める必要はありません。だって、苦痛なんだから避けようとするのは当たり前の反応です。
でもその壁を越えることができたら、本当に人生が変わります。
だから一人でも英語に挫折する人を減らすことができたら僕としてもうれしいです。
記憶できないのはあるメカニズムを知らないから
先週の水曜日の夕食は何を食べましたか?
おそらくこの質問に正確に答えられる人は極めて少数だと思います。
食事のメニューなんていちいち覚えていないのが普通です。
実は脳は「必要な情報」と「不必要な情報」を選別する機能があり、不必要な情報は忘れるようになっています。
自分が経験したすべてのことをいちいち記憶していたら、頭がパンクしますよね。
だからできる限り不要な情報は排除されるようになっているのです。
不規則な番号の羅列を記憶して、1週間後まで覚えていられる人はほとんどいないと思います。
でも自宅の電話番号はずっと忘れないですよね。
これは番号の羅列という面では同じですが、重要性が全然違うためです。
必要な情報だから無機質な番号の羅列を記憶しておくことができるのです。
長期記憶と短期記憶
この場合「自宅の電話番号」は長期記憶に保存されます。一方ただの番号の羅列は短期記憶に保存されます。
短期記憶ですから一定時間が経過すると、その情報は忘れるようになっています。
この仕組みを知らずに闇雲に勉強すると、ど忘れを頻発することになり英語の学習が苦痛になります。
ど忘れをしないためには学んだ内容を「長期記憶に保存」すればいいんです。
ではどのようにすれば長期記憶に保存することができるのでしょうか?
代表的な方法は「印象」を利用することですね。
詳しくはこちらの記事を参照ください。
長期記憶に保存する方法
長期記憶に情報を保存するには、印象を利用する以外にも方法があります。
それは「感情」を利用することです。
感情が動くときというのは記憶に残りやすいです。
大体思い出というのは何かしらの感情が付随していますよね。
だから英語の単語や表現を学ぶ時は、感情をこめて勉強することで記憶への定着率が抜群に上がります。
例えばあなたが嫌いな人「Aさん」がいたとします。
その嫌いなAさんを利用して例文を作るのです。
A is disgusting. (Aさんはむかつく)
教科書に書いてあるようなTaroとかを例文の題材に使っても、そこに感情がこもっていないので、記憶に残りにくいです。
Aさんにありったけの憎しみを込めて(笑)disgustingと言えば、この単語を忘れることはないでしょう。ついでにannoying(うざい)とかも覚えられますね。
ロールプレイングで訓練する
日常生活で使う表現をこの方法で記憶するのは、ロールプレイングを使って訓練するのが効果的です。
そのシチュエーションにいる自分になりきるのが、ロールプレイングです。
カフェのシチュエーションなら実際カフェにいる自分になりきって、まるで店員が目の前にいるかのように英語を話します。
これを繰り返すと実際に自分がカフェにいったときに、デジャブのように英語がスラスラ出てくるようになります。なぜならすでに何度もリハーサルを繰り返しているからです。
ただ文章を書いたり、音読するだけの学習方法と比べるとその結果は雲泥の差です。
ロールプレイングおすすめ教材
なれないうちはロールプレイングで訓練するときは専用の教材を使うのがいいです。
適当に選んだ教材では正しい方法でロールプレイングをできない可能性があるからです。
これだけ効果の高い学習方法であるにも関わらず、ロールプレイングを主体とした教材というのは少ないです。
僕がおすすめするのはこちらの教材です。
このブログでは何度も紹介したナンバー1英会話スクールHapa英会話のジュン・セニサック氏監修の教材です。
それまで「書いては忘れ」を繰り返して苦しんでいた僕が、この教材でロールプレイングの訓練をするようになってからは、劇的に英語の上達スピードがあがりました。
英語に挫折するのは「上達している実感」が感じられないからです。
自分の英語がどんどんうまくなっていくのがわかると、英語を勉強するのが楽しくて仕方なくなります。
好きなことはやめろと言われてもやめられませんよね。
だから「楽しくて仕方ない」状態に自分を持っていくことができれば、放っておいても勝手に英語がうまくなります。
なぜなら英語を学びたくて仕方なくなるからです。
この状態に持っていくためには正しい学習プロセスを踏む必要があります。
間違った方法をとってしまうと、効果が薄かったり逆効果になったりするので注意が必要です。
ロールプレイングトレーニングを試したい方に最適な教材です。
僕も苦痛だった英語学習が楽しくなり、可能性が広がり人生が変わりました。
今日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。