英語ビジネスレベル最短への道 海外移住・海外就職ブログ

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初めての海外就職は移住先の国にこだわらないこと

海外就職を考えている人は、どこの国で働こうか迷っている人も多いと思います。

 

単純に「海外就職」そのものが目的なのであれば、特に国にこだわることはないかと思いますが、大半の人は海外就職ではなく「自分の住みたい国で働きたい」という願望を持っています。

 

ただ、海外就職をする上で「国」に対するこだわりを持つことは、個人的にはどうなのかなと思っています。

 

今日は「初めての海外就職は移住先の国にこだわらない」というテーマで記事を書いていきたいと思います。

 

移住先の国にこだわらない方がいい理由

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あらかじめお伝えしておきますが、もし自分の希望する国の求人が出ている場合は、移住先の国にこだわることは問題ありません。

 

僕は当初、ヨーロッパへの海外移住を希望していました。

 

しかし、ヨーロッパは労働ビザに対する規制が非常に厳しく、海外就職できる見込みは極めてゼロに近い状態でした。

もし僕がヨーロッパ移住にこだわり続けていたら、ひょっとしたら今でも日本で悶々としていたかもしれません。

 

僕のような一般職(手に職がない)しか応募できないような人の場合、

労働ビザを取得できる見込みのある国は極めて限定的になります。

 

アジア以外の国は「ほぼ」見込みがないと考えてもよいでしょう。

 

「自分はどうしても○○という国に移住したい」という強いこだわりがある場合、

その国以外の海外就職の求人をパスすることになります。

 

海外就職のチャンスはたくさんあるのに、自らそのチャンスを放棄している状態です。

 

何より問題なのが、「将来的に自分が移住を希望する国の求人が出てくるとは限らない」ということです。

 

僕はフランスへの移住を希望していましたが、おそらく当時から今までで僕が応募可能なフランスの仕事は1件もなかったのではないかと推測しています。

 

つまり、10年待っても(求人が)出てこないものは出てこないということです。

 

「いつか自分の希望する国の求人が出てくるはず」と期待して待っていても、

待てど暮らせどその機会が訪れることはありません。

 

海外勤務経験の実績を作る

僕が初めて海外就職をしたとき、将来のキャリアパスはまったく考えていませんでした。

 

適当に移住先をベトナムに決めましたが、ベトナムに永住するつもりもなかったし、

かといって日本に帰国するつもりもありませんでした。

 

その後、なりゆきでシンガポールに移住することになり、最終的にカナダに住むことになりました。

 

ただ、もし僕がベトナムで働くことをしなければ、シンガポールで働いたりカナダに移住したりすることはできなかったと思います。

 

僕はその理由を以下のように推測しています。

 

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僕が考える海外就職に最も役立つスキル(キャリア)は、「海外勤務経験」です。

 

言葉だけをとらえて考えると矛盾しているように聞こえますので、説明を捕捉します。

 

最初はとりあえずどこの国でもいいから、仕事を見つけて一定期間働くことです。

そうすると「海外就労経験」という大きなキャリアを手にすることができます。

 

採用する側にとって、海外就労経験がある人とない人ではまったく印象が違います。

個人的には語学スキルよりも海外就職に有利になると思っています。

 

それぐらい海外就労経験というのは大きなアドバンテージになるんです。

 

僕がベトナムからシンガポールの企業に応募したとき、3社に応募してすべての企業から内定をもらいました。

 

でも、もし僕が日本から同じ職種に応募していたとしても、おそらく書類も通らなかったのではないかと思います。

 

その後、シンガポールから日本に帰国しカナダに移住するまでの間も海外就職の求人にいくつか応募しましたが、「海外勤務経験がある」というだけで相当優遇されていたように思います。

 

※上記の記事ではインターンシップをお勧めしていますが、

青年海外協力隊なんかもかなり有利なキャリアになると思います。

 

海外で実績を作ってチャンスを待つ

アジア以外の国に移住を希望する場合、求人が見つかったとしてもチャンスはたった1回きりかもしれません。

 

アジア以外の国の企業が、わざわざ日本から時間とお金をかけてまで人を採用するのは極めてまれだからです(手に職がある人は除く)

 

僕は運よくカナダの求人を見つけましたが、もしあのチャンスを逃していたら二度とカナダで就職することはかなわなかったと思います。

 

もしあなたがどうしても移住したい国があるならば、その限られたチャンスを確実にものにする必要があります。

 

そのためには採用される可能性をできる限り高くする必要があるということです。

 

普段から自己投資をして語学スキルを磨いたり自分を高めたりするのは当然ですが、

採用される確率を極限まで上げるために、海外勤務の実績を作っておくのがよいです(理由は前述)。

 

要するに「日本で求人が出てくるのを待つ」のではなく、

「海外で働きながらチャンスが来るのを待つ」ということです。

 

海外就職というのは、最初に移住した国に永住しつづけるわけではありません。

僕のように2か国、3か国と移住するという可能性も十分にあります。

 

だから、「最初から自分の希望する国を決め打ちする必要はない」ということです。

 

今は家族の問題があるので考えていませんが、

もし僕が独り身だったら、今でもフランス移住のチャンスを狙っていたと思います。

 

まとめ

 

海外で働いて実績を作りながら、虎視眈々とチャンスを狙う。

そのチャンスがやってきたときは、確実にそのチャンスをものにする。

 

「海外で働きたいけどアジアは嫌だなあ」なんて思っていたら、

海外就職のチャンスはどんどん小さくなっていきます。

そんなことをしているうちに年をとって、海外就職そのものが難しくなります。

 

海外就職に一番必要なことは行動力です。

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございます。