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子供をバイリンガルにするために重要な2つのポイント

日本人は英語に対する苦手意識やコンプレックスを感じている人が多いですが、

実はアメリカ人も「英語しか話せない」というコンプレックスがあります。

 

僕が住んでいるカナダは第2言語がフランス語です。

 

フランス語が公用語ケベック州の若者は、フランス語と英語の両方を話せる人が多いです。

英語を話すカナダ人も、数は少ないですがフランス語を話せる人もいます。

 

僕の知り合いのカナダ人夫婦も、息子をFrench Immersionの学校に通わせています。

 

それぐらいバイリンガルに対する意識が高いということでしょう。

 

以前バイリンガル教育についてこちらの記事を書きました。

 

www.apollosblog.com

 

今日はバイリンガル教育を成功させるために重要な2つのポイントについて、ブログを書いていきたいと思います。

 

バイリンガル教育をするメリット

今回バイリンガル教育を深堀りするにあたり、The New York Timesのこちらの記事を参考にしたいと思います。

 

www.nytimes.com

 

バイリンガル教育をするメリットは、単純に話せる言語の数が増えるということだけではありません。

 

2つの言語を同時に処理することによって、脳の言語処理能力が高まります。

また、幼児期から外国語に触れることで、適切な発音を習得することもできるようになります。

 

日本語が染みつけば染みつくほど、ネイティブの英語の発音をするのは困難になります。

 

バイリンガルの子供は混乱しないのか?

ニューヨークタイムズの記事の中にも記述がありますが、

「両親が2つの異なる言語を話すことによって、子供が混乱してしまうという研究結果はない」そうです。

 

しかし、モノリンガル(単一言語話者)よりも、ボキャブラリーの習得スピードが遅くなってしまうという傾向があるようです。

 

ただこれに関しては、年をとるにつれそのギャップは埋まっていくようなので、

特に心配する必要はありません。

 

子供をバイリンガルにするために重要な2つのポイント

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第2言語に触れる時間をできる限り長くする

参照記事の中で何度もExposureという単語が登場します。

ExposureとはExpose(さらす)の名詞形で、「露出」という意味を持ちます。

 

バイリンガル教育の肝はこのExposureがすべてと言っても過言ではありません。

 

“For everybody trying to raise a bilingual child, whatever your background and reason, it’s very important to realize that acquiring a language requires massive exposure to that language.”

 

バイリンガル教育を子供にしたい人全員にお伝えしたいことは、あなたのバックグラウンドや理由がどうあれ、言語習得にはその言語に大量に触れる必要があることを理解することはとても重要であるということだ。

 

特に第2言語で対人コミュニケーションをとることが有効のようです。

 

日本ではなかなか難しいかもしれませんが、ネイティブスピーカーの人と一緒に遊んでもらうなどすると、非常に効果が高くなります。

 

できる限り早い段階から第2言語に触れる

「日本語もおぼつかないうちから英語を学ばせるなんて良くない」という声をたまに耳にしますが、それは何の根拠もないただの思い込みです。

 

この記事でも何度も言及されていますが、「バイリンガル教育をしたいのであれば、できる限り早い段階から第2言語に触れさせる必要がある」と説明があります。

 

小さいうちから第2言語に触れさせることによって、正確な発音を身に着けることができるようになります。

 

両親がそれぞれ違う言語を話す場合などは、「両方の言語の洗練された表現を身に着けることもできる」と言及があります。

 

大きくなればなるほど学習効率は良くなりますが、体ではなく頭で言語を理解するようになるため、ネイティブのように話すことが難しくなります。

 

まとめ

子供にバイリンガル教育をしたいのであれば、「できる限り長い時間英語に触れさせること」と「早い段階から英語に触れさせること」は必須条件と言えます。

 

そのためには、子供が英語に対して苦痛や抵抗を感じない工夫をすることが大切です。

 

言葉を話せない小さな子供にとって、日本語も英語も同じただの「音」です。

 

この段階から英語に触れさせておかないと、子供が大きくなればなるほど英語は「勉強」になってしまうので、苦痛を感じるようになります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。