英語面接に臨む際にしっかりと準備をしておきましょう。
Most common job interview questionsで検索すると、面接時に聞かれる代表的な質問を知ることができます。
おすすめは動画で見ることです。各質問に対してどのように答えればいいかを実践してくれています。
動画の探し方ですが、Youtubeで「Job interview」で検索すると多数の動画がヒットします。
だいたいどの動画も要点は同じことを言っていますので、最低限おさえておかなければいけないポイントを研究しておきましょう。
英語面接は準備がすべてです。これをいい加減にやるとあなたが採用される可能性はかなり低いでしょう。
- 英語面接事前対策① 質問のリサーチと回答例の研究
- 英語面接事前対策② 企業研究
- 英語面接事前対策③ 模擬面接をする
- 英語面接で必ず聞かれる質問5選とその回答ポイント
- 長所と短所について
- Behavioral questions
- 面接終了後
英語面接事前対策① 質問のリサーチと回答例の研究
冒頭でYoutubeなどの動画で英語面接のパターンを知りましょうというお話をしました。
英語面接というのは必ず聞かれる質問というのが決まっています。
まずは、動画などでよく聞かれる質問のパターンについてリサーチをします。
ただ注意しないといけないのは、「回答例をそのまま鵜呑みにしない」ということです。
日本の面接でも本に書いてあるような回答をする人は、面接で落とされますよね。
英語面接でも回答例は文章そのものを真似するのではなく、「どのようなポイントに気を付けるべきか」を研究したほうがいいです。
面接官もプロですから、他人の答えをそのまま話しているような人材はすぐに見抜けます。
そのため、この記事でも回答例ではなく、「どのようなポイントに気を付けるべきか」ということについて解説しています。
英語面接事前対策② 企業研究
これは日本の面接でも同じだと思いますが、その企業のことをどれだけ知っているかということは面接時に聞かれる代表的な質問の一つです。
今の時代ウェブサイトを持っていない会社はまれですので、必ず面接を受ける前にその企業のウェブサイトを見て情報を調べておきましょう。
ただこれだけでは普通の人と変わりません。他の求職者と差をつけたいのであれば、さらなる企業研究が必要になります。
具体的にどのようなことを調べれば面接時にポイントが高くなるかと言うと、「その企業が最近手掛けているプロジェクト」などを調べることです。
ウェブサイト上にニュースとして出ていることもありますし、そうでなければGoogle上にその企業のニュースが出ていないか調べます。
一番のおすすめはLinkedInでその企業の社員のタイムラインを見ることです。
LinkedInはビジネス用のSNSですから、プライベートな書き込みをしている人はほぼいません。だいたい自分の会社のことなどをシェアしている人ばかりなので、LinkedIn上でその会社の社員を見つけたら、その書き込みをチェックしておくとよいでしょう。
ただ他のSNSと違い、つながりのレベルに応じて閲覧できる人が制限されていますので、事前にLinkedInのつながりを広げておく必要があります。
LinkedInについての解説は下記リンクからご覧いただけます。
英語面接事前対策③ 模擬面接をする
英語面接というのは独特です。ただでさえ言葉のハンデがある上に、なれない面接形式に戸惑い、充分に力を発揮できないまま終わってしまうということもあります。
英語面接が上手になるためには、回数をこなすしかありません。
書類選考を突破するだけでも相当苦労しますが、面接本番はさらに難関になります。
でも対策は可能です。
Youtube上で動画を見るのは当たり前のレベルとして、実践経験を事前に積んでおけば、本番の時にそれほど慌てることもなくなります。
回数をこなしているうちに面接のパターンが見えてきて、意識せずともペラペラしゃべれるようになります。
実践練習をするための方法は以下の2つです。
1:ダミー企業に応募する
面接の練習のためだけに働くつもりのない企業に応募します。道徳的にどうなのかという問題はありますが、そこは面接に受かるために割り切るしかありません。
ポイントは書類選考に簡単に通りそうな企業を探すことです。
僕自身この方法は取りませんでしたが、応募した数社から面接のアポをもらって結果としてそれが面接の実践練習になりました。
2:職業安定所のサービスを利用する
これはカナダの場合になりますが、だいたいの地域には職業安定所があります。
僕が住んでいるBC(ブリティッシュコロンビア)州にもWork BCと呼ばれる職業安定所があり、以前住んでいたAB(アルバータ)州にも同様の施設がありました。
これらの職安施設は仕事の紹介だけでなく、各種ワークショップを無料で提供しています。
面接のトレーニングをしてくれるコースもあるので、それを受講すると模擬面接をしてくれます。
地域コミュニティは様々なサービスを無料で提供しているのですが、それを利用している日本人はほとんどいません。
英語面接で必ず聞かれる質問5選とその回答ポイント
応募企業の規模が大きくなればなるほど、面接は型に沿って進められます。小さな企業だと雑談のような面接の時もありますが、基本的に聞かれることというのは決まっています。
ここでご紹介する質問5選は必ず聞かれるといってもいい質問ばかりです。
これらの質問にスムーズに答えられない場合は、準備不足と判断され採用は難しいでしょう。
1:Tell me about yourself
どんな質問であっても間違いなく聞かれる質問です。注意すべきポイントは自分のバックグラウンドを正確に伝えるということではありません。
彼らはレジュメをすでに持っているので、そんなことはすでに知っています。
大切なのは、どれだけコンパクトに情報をまとめることができるかです。ただ経歴を羅列するのではなく、それぞれの会社でどのような業務に携わってきたのかを簡潔に説明します。
ちなみに日本の自己紹介だと自分の年齢を言いますが、海外では自己紹介で自分の年齢は言わないことが多いです。
この質問に関してはエレベーターピッチですでに練習済みだと思います。
2: Why should we hire you?
言い回しは必ずしもこの表現とは限りませんが、志望動機はよく聞かれる質問の一つです。
ポイントは自分が志望する理由に加えて、自分を雇ったらその企業にとってどのようなメリットがあるかを説明することです。
3:What are your strengths and weaknesses?
これもほぼ確実に聞かれる質問の一つです。
詳細については後述しますのでそちらをご確認ください。
4: Why are you leaving your job?
すでに会社を辞めた状態ならWhy did you leave your job?と聞かれます。
ここで気を付けないといけないのは、ネガティブな情報は絶対に言わないことです。
給料が安いとか人間関係が悪かったからなど理由で仕事を辞めたとしても、それを言ってはいけません。
なぜならそういう不満を言うような人間は、雇ったとしても同じような不満を言う可能性が高いからです。
キャリアアップのためなど前向きな動機でやめたという風に説明しましょう。嘘のない範囲にするように気を付けてください。
5:What are your salary expectations?
これが僕が最も苦戦した質問でした。希望給与を明確に伝えたほうがいいという情報と、希望給与は具体的に言わないほうがいいという情報が錯綜していたからです。
もし希望給与を伝える場合はある程度相場をリサーチしておいたほうがいいでしょう。
安く言えばいいというわけではありません。当然相場より高いと採用してもらえる可能性は落ちます(よほどの逸材なら話は別ですが)。
給与の相場リサーチは以下のサイトを参考にします。
もし希望給与を明確にしないのであれば、「いただけるだけいただければ大丈夫です」のような形で答えます。
この質問に関しては最後まで正解がわかりませんでした。
長所と短所について
例えばWhat are your strengths and weeknesses?(あなたの長所と短所を教えてください)という質問があります。
この場合、短所について「ない」と回答するのはNGです。
短所がない人間など存在しないからです。自己認識もまともにできていないという評価をされてしまいます。
そして短所について説明をするときは、必ず短所で終わらないこと。
例えば自分がせっかち(impatient)な性格であったとします。
「私はせっかちです」で終わってしまったのであればただの短所で終わりますが、「せっかちであるがゆえに、仕事をこなすスピードが速く、効率的に作業をすることができます」と言うふうに言うことができれば、短所をうまく生かして自分の長所にしていると言えます。
これも長所と短所の質問に対する回答の型です。
短所は必ず長所につなげるように、ということを動画で説明してくれています。
Behavioral questions
Behavioral questionsについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
大手企業に多く見られますが、英語面接にはBehavioral questionというものが存在します。
これは簡単にいうと「架空のシチュエーションを与えられ、それに対してどのように対応するかを問われる質問」です。
例えば「あなたがホテルのフロントで働いていたと想定して、部屋が狭いと文句を言ってきているお客さんがいます。さあ、どのように対応しますか?」のような質問です。
Behavioral questionsでどんなことを聞かれるかを予想するのはまず不可能ですが、数多くのパターンを事前に練習しておいて、どんなことを聞かれてもすぐに答えが出せるようにしておくことが大切です。
重要なのは答えそのものよりも、反射的に答えを出せることです。
あまりにもとんちんかんな回答はまずいですが、あたりさわりのないレベルの回答をすることができれば、減点されることはないでしょう。
もちろんクリエイティブな答えが出せれば評価もあがります。
面接終了後
英語面接が終わったら、その日のうちにThank you letterを出します。
手紙で送っている人もいるみたいですが、基本的にはEメールで大丈夫でしょう。
面接のお礼とその会社で働きたいという意欲を見せたメールを送るのがよいです。
必須事項ではありませんが、他の候補者が送っていることを考えるとやっておいたほうが無難であると言えます。
今日で英語面接の記事は終了になります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。