書類選考を通過し、電話面接もクリアするといよいよ対人面接です。
大手企業で応募者が多い場合は、さらに1次面接、2次面接とわかれます。
その場合、1次面接はグループ面接、2次面接は採用担当者と直接の面接になります。
英語面接の対策をするときのポイント
面接にはある程度の型が決まっているので、事前に準備をしておけば対策は可能です。
自分の今までの経験だと、日系企業の面接は聞かれる項目も特に決まっておらず、どちらかというと雑談に近い感じでしたが、外資系企業の場合は聞かれる内容はある程度決まっています。
インターネット上でJob interview questionsで検索すれば、面接時に聞かれる代表的な質問を見つけることができます。
Youtube上にも面接の際の答え方やコツなどが紹介されていますので、事前にそれらで練習しておくといいでしょう。
英語面接の練習方法
海外の企業の英語面接の情報は日本語で解説をされているサイトがほとんどありません。
情報については英語で検索したほうがいいでしょう。
以下に英語面接の練習ができるアプリが紹介されたリンクを貼っておきます。
面接の準備に最も必要なことは、何度も練習して「慣れる」ことです。
https://www.theladders.com/career-advice/5-work-hacks-to-prepare-you-for-an-interview
様々な英語面接の形式を知る
僕自身も参加しましたが、ユニークな面接形式もあります。
ここではどのような面接形式があるか解説します。
1.1対1の対面面接
もっともベーシックな面接のスタイルです。応募企業に出向き、採用担当者もしくは担当部署のマネージャーが面接をします。
比較的カジュアルな会話から始まる面接もあれば、機械的に面接をすることもあります。
日本のように細かいビジネスマナーはありませんが、面接が終わったら「お時間をお取りいただきありがとうございます」とお礼を言うのが良いです。
2.パネルインタビュー
1人の求職者に対し各担当部署の責任者数名が面接をするのがパネルインタビューです。
規模の小さい会社でパネルインタビューになることはまれですが、たまにパネルインタビューになることがあります。
複数の部署の責任者が一度に面接をすることで、時間短縮を図るのが狙いです。
面接中は特定の人だけを見て話すのではなく、全員に対して答えるように視線にも気を配る必要があります。
対人面接だと担当者と相性がよいだけで採用してもらえることもありますが、複数面接官がいるパネルインタビューではそういうアドバンテージがないので、より客観的に審査をされる傾向があります。
3.Behavioral interview
どのように日本語に訳せばいいかわからないので、あえて英語の表記のままにします。
Behavioral interviewは、求職者をいくつかのグループに分けて、「あるシチュエーションをお題に、どのように対処するか」という答えを審査する面接のことです。
お題に対する絶対的な答えは存在せず、答えそのものよりもそこにたどり着くまでのロジックであったり、同じグループの他の求職者とどのようなコミュニケーションをとって答えを導き出したか、というポイントを見られています。
リーダーシップをアピールすることも大切ですが、あまり前に出すぎると「協調性のない人間」という評価をされてしまいマイナスポイントになるので、さじ加減が難しいです。
実際に僕が経験したのは「船が難破して、ボートで漂流することになりました。30あるアイテムのうち、持っていけるものは5つです。その5つは何か。そしてその中の優先順位はどれか?」といったものです。
またある時はグループごとにミッションが設定されており、全員で協力してミッションを達成する、といった内容の面接もありました。
4人1組のグループで「テーブルの上にあるグミとつまようじを使って、一番高いタワーをつくったグループの勝ち」というミッションでした。
ちなみにBehavioral questionsというものも存在し、他の面接形式であってもこの手の質問をされることがあります。
4.グループ面接
面接をする人数が多い時にする面接形式です。ひとりもしくは数名の面接官に対し、5名程度の求職者が面接をされます。
自分の言いたいことを先に言われてしまうなど、1対1の面接にはない難しさがあります。
さらっとした質問しかされないのでアピールが難しいのが難点です。でも長々と話してしまうと減点対象なので気をつけましょう。
英語面接で求められる資質
面接で求められる資質を知るためには、企業の求人広告にヒントがあります。
求人広告には「こんな人材を探しています」ということが必ず書いてあるので、その理想像に合わせたふるまいや話し方を印象付けることが大切です。
例えばチームプレイに重きを置いている企業に対して、リーダーシップをガンガンアピールするとそれは逆効果だったりします。
日本の面接だと「真面目であること」が最適解ですが、海外では真面目すぎるのも企業によっては悪印象を与えることがあります。
和気あいあいのフレンドリーグループには、真面目人間は適さないことが多いからです。
好ましい服装は?
面接時の服装ですが、会社の社風や応募したポジションにもよりますが、エントリーレベルのポジションであれば、スーツにネクタイで面接を受けている人はほぼいませんでした。
ひどい人になるとTシャツに短パンで受けに来ている人もいます。
こういった面接の場合はビジネスカジュアルぐらいの服装でいいでしょう。
あまりにも硬すぎる服装だと、そのポジションにふさわしくない(フレンドリーさが感じられない)などの印象を与えてしまう可能性があるので、日本のようにスーツ、ネクタイが必ずしも無難であるというわけではないです。
こういったことはある程度場数をこなしていくと、どういう服装がいいかということが肌感覚でわかってくるようになります。
事前にしっかりとリサーチして、準備をした上で面接に臨みましょう。
今日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。