今日ご紹介する内容は「初めて海外就職を目指す」人向けの内容になります。
そして、基本的に海外の日系企業に就職するという前提でお話をしていきます。
なぜなら、日本からいきなり海外の外資系企業へ就職というのはよほどのスキルや実績がないと無理だからです。
外資系企業は海外就職である程度経験を積んだあと、キャリアアップとして考えておいた方がよいと思います。
ちなみに海外の外資系企業に就職したいという方は、以下の記事にて面接の仕組みについて解説していますので、よろしければご覧ください。
このブログでは海外就職に役立つ情報を発信しています。
上記でご紹介した記事以外にも海外就職に関して書いている記事がありますので、興味がある方は「海外就職」カテゴリをチェックいただければと思います。
海外就職の面接スタイル
海外就職の求人の見つけ方については、こちらの記事にて解説しておりますので、ここでは割愛します。
日本に住んでいて海外就職を目指す場合、どのような形で面接をするかは会社により異なります。
僕はこれから紹介するすべてのパターンの面接スタイルを経験しました。
その中でいくつか気になったポイントなどについて解説していきます。
①日本のオフィスで面接
自分の就職する予定の海外の日系企業が日本にオフィスを持っている場合、そこで面接をすることになる場合があります。
ただ面接会場が日本のオフィスになるだけで、自分の雇用主は日本の会社ではなく、海外の会社になります(現地法人はグループ企業だが、基本的に別会社であることが多い)。
例えば僕の場合だと、当時大阪に住んでいましたが面接のために東京に何度か足を運んだことがあります。
それに伴い幾ばくかの出費が必要になるのがネックです。
日本のオフィスで面接をする場合、現地の責任者と直接話すのではなく、日本のオフィスの担当者と面接をすることになります。
②スカイプで面接
日本にオフィスがない、もしくは現地の責任者が直接面接したい場合などはスカイプで面接を行うことが多いです。
当たり前ですが、面接ですからカメラはオンにする必要があります。
自分の部屋が写ってしまうので、カメラに映る範囲は綺麗にしておいた方がいいと思います。
そして、カメラやマイクがしっかりと作動しているか事前にチェックをしておく必要があります。
スカイプがかかってきて、マイクやカメラに不具合があると準備不足だと認識されてしまう場合もあります。
自分がスカイプ面接をする立場になって、よくあるトラブルが求職者側のネット環境が良くなかったために、時間になってもスカイプに接続できなかったということです。
必ずネット接続についても確認しておきましょう。
またスカイプの面接アポはできる限り、現地オフィスの都合に合わせるようにしましょう。
国によって時差が大きく、自分の都合のつく時間が現地の営業時間外になってしまう場合があります。
相手がよほど自分のことを気に入ってくれているのであれば話は別ですが、自分の都合ばかりを優先するのであれば、「じゃあ他の人雇います」と言われてしまう可能性があります。
本気で海外就職をしたいと思っているのであれば、会社を1日休むぐらいの覚悟は必要です。
③現地で面接
僕は日本にいたとき香港までわざわざ面接に行ったことがあります。
またベトナム在住時に、シンガポールに数日滞在し現地で数社面接を受けたことがあります。
ちなみにシンガポールの面接は先方に指示されたから赴いたわけではなく、自分から現地に行って求職活動をしました。
そのほうが本気度が伝わるし、1社だけならわざわざ行きませんでしたが、数社面接の予定があったので直接会って話をしたほうがいいと思ったからです。
もしあなたが日本にいて、「面接のために(わざわざ)その国まで来て欲しい」と言われたら注意が必要です。
普通の良心的な会社なら採用するかどうかもわからない人に、多額のお金と時間を使わせてまで現地で面接をしようとは思いません。
もしするにしてもスカイプなどで1次面接を行い、ある程度選抜した上で現地で面接にするのが普通です。
僕がわざわざ日本から香港まで足を運んだ会社も、年中求人情報を掲載しているような会社でした。
つまり、よほど離職率が高いか、はなからそこまで人材を必要としていないかのどちらかだと思います。
案の定結果は不採用でした。
例えば同じ地域で複数の会社の面接予定があるなら、現地まで赴くのもありかもしれませんが、たった1社のためにそこまでする必要があるかはしっかりと吟味しておいた方がいいと思います。
面接時の服装は?
外資系企業の場合は、スーツよりもビジネスカジュアルのほうが面接時には適当な服装とされていますが、日系企業の場合はやはりスーツで面接をうけるほうがいいでしょう。
ちなみにここでは「現地採用」として海外就職を目指す人向けに記事を書いていますので、ワーホリ等には該当しません。
ワーホリの人はスーツのほうが無難ですが、職種によりそこまで面接で求められていないケースも多々あります。
日本のオフィスはそうでもありませんが、海外のオフィスのスタッフは結構カジュアルな服装で仕事をしていることもあります。そのため、個人的印象としてはそこまで服装にうるさくない印象があります。
どんな質問をされるか?
これは企業によりまちまちなのでなんともいえません。
自分の経歴や過去の実績を話した後は、ただの雑談になることも結構あります。
ちなみに外資系企業の場合は質問で聞かれる内容も、ある程度の型があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
海外色の強い担当者だった場合は、これと同じようなことを聞いてくる場合もあります。
英語で質問されるの?
企業によってはまったく英語で質問されることがなかった会社もあります。
そして質問されたとしても、自己紹介(キャリアの説明)と志望動機を英語で説明するぐらいの内容です。
なぜ英語で質問されることが少ないかというと、現地の担当者も英語が得意でない場合が多いからです。
ただし、「英語が必須」とされている企業ではこの限りではありません。
もしあなたが、面接時に流暢な英語を話しているところを見せることができれば、かなりの確率で評価が良くなります。
最低限自己紹介と志望動機ぐらいは英語で話せるように準備しておきましょう。
さらに深堀したい人は先ほどの章で紹介した「外資系企業の英語面接質問5選」を参考にしてみてくだささい。
まとめ
日系企業で海外就職を目指す場合、面接時に準備しておくことはそれほどありません。
大切なのは自己プレゼン能力です。自分がいかにその企業に貢献できるかということが上手に説明できれば、それだけで採用される確率は高いです。
下手に準備しすぎてセリフが棒読みになってしまうぐらいなら、いっそのこと準備をせずに臨むほうが印象はいいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。