カナダ在住日本人ブログ --英語ビジネスレベル最短への道 海外移住・海外就職ブログ--

カナダ在住日本人ブログ-延べ5000時間以上英語の勉強に費やした僕が英語の上達法やマインドセットをシェア。現在カナダ在住。3つの国に移住した経験を活かし、海外移住・海外就職に役立つ情報を発信中。Sponsored by PronunciationPro,Lingoda.com,Grammarly,italki

カナダ在住者のためのオンラインビジネス相談会開催中!詳細ははこちらをクリック。

ビジネス英語コーチングを再開しました!

英語能力指数国別ランキング 2018 日本は何位?

EF英語能力指数ランキングとは、世界52都市に語学学校を展開する世界でも大手の英会話スクールEFが実施している英語標準テスト(オンラインで受講可)のスコアをもとに作成された英語能力の国別ランキングのことです。

 

2017年の日本の順位は37位/88ヵ国でしたが、2018年のランキングは果たして何位だったのでしょうか?

 

英語能力国別指数ランキング 2018 日本は何位?

EFのウェブサイトに英語能力国別指数ランキングが公表されています。

 

www.efjapan.co.jp

 

2018年の日本のランキングは49位でした。

 

※追記 2019年のランキングで日本は53位まで転落しました。

 

f:id:Apollojustice:20200220215056p:plain

 

この英語能力指数ランキングでは以下の6つのレベルに分類されています。

今回のランキングにおける各順位の英語レベルは次のようになります。

 

  • 非常に高い英語能力(1位~12位)
  • 高い英語能力(13位~27位)
  • 標準の英語能力(28位~44位)
  • 低い英語能力(45位~65位)
  • 非常に低い英語能力(66位~88位)

 

昨年に比べて順位が12位も下落してしまっているのは由々しき事態であると言えますが、ランキングですから必ずしも日本人の英語レベルが落ちたのではなく、相対的に他の国のレベルが上がってきただけの可能性もあります。

 

しかし、だからといって安心していいかというと決してそういうわけではありません。

 

ランキングで下の方に位置する国はほとんどが中東やアフリカなど、教育面でのインフラが充分に整っていない国です。

実質的に英語教育が満足になされていないのであれば、ランキングが低いのは当たり前のことで、日本のように英語教育が義務化されているような国だけでランキングを作成した場合は、ランキングの内容も大きく変わってくると思います。

 

ランキング2位に位置しているオランダですが、以前も話をした通り英語がめちゃくちゃうまい人ばかりです。

これはオランダ語が英語話者にとってもっとも習得が容易である(=英語に近い言語)であることがその要因として考えられます。

 

3位にシンガポール、22位にマレーシアがランクインしています。

この2つの国は一見すると同じような国に思えますが、シンガポールは英語が公用語であるのに対し、マレーシアはマレー語が公用語です。

 

そのためこれだけ英語レベルに開きがあるものと思われます。

 

しかし、僕自身の印象では特にマレーシア人の英語が下手くそと思ったことはなく、シンガポール人と同じぐらいのレベルでした。

 

日本人の英語レベルが低い理由

日本人の英語レベルがこれだけ低いのは、その教育体制に問題があるということは昔から議論されています。

 

 

www.apollosblog.com

 

 

僕もそのことに異論はありません。

 

しかし、お隣の韓国も似たような教育体制にも関わらず、その順位は大きく話されてしまっています。

 

普通6年間も勉強すればそれなりに話せるようになるものですが、ここまで英語が話せないというのは、インプット主体の教育システムと試験英語(正解・不正解がはっきりしている)のための英語学習が原因であることは言うまでもありません。

 

ただ、僕はそれだけが原因ではないと思うのです。

 

実はカナダでは必須科目にフランス語があります(ケベック州の公用語がフランス語のため)。

しかし、大半のカナダ人はまともにフランス語を話せません。僕よりも下手くそです。

 

一方で、ケベック州の田舎に住む年配の人などはフランス語しか話せない人もいますが、都市部に住む若者はほとんどの人が英語を話すことができます。しかもかなり高いレベルです。

 

この違いは何かというと彼らの言語に対する意識の違いです。

 

カナダの英語話者にとって、フランス語というのは別になくても生活できます。

それに対してケベック州の人はフランス語だけで生活できなくもないですが、仕事や済む地域に制限ができてしまいます。

 

つまり、それぞれの言語の必要性の重要度が全然違うのです。

 

www.apollosblog.com

 

この記事でも言及していますが、必然性があればどんな人でも英語を話せるようになります。

 

ヨーロッパの国々というのは陸でつながっており、彼らは頻繁に行き来します。

しかし、その多くの国が独自の言語を使っているため、お互いのコミュニケーションをとるために英語という共通の言語が必要になります。

 

単純に彼らの言語の構成が英語と似ているから英語が上手いのではありません。

(ちなみに英語と似ているのはドイツ語などのゲルマン系の言語であり、フランス語などのラテン系の言語はそこまで英語と似ているというわけではありません。)

 

日本は教育システムの問題だけでなく、各個人の英語に対する意識が低いことが英語レベルが低い原因であると考えています。

 

日本人のパスポート取得率というのは約24%で、先進国の中でも最低水準です。

このことからもいかに日本の海外や英語に対する意識が薄いかということがわかります。

 

昔よく耳にしましたが「英語なんて話せなくても生きていける」と言っている人が結構います。

そして彼らに共通していることは英語が話せないということです。

当時の僕は「英語を勉強しないことを正当化しているだけの人」と彼らのことを冷ややかな目で見ていました。

 

残念なことに海外に住んでいる日本人ですら、真剣に英語を学んでいる人というのは少数で、大多数は日本語環境という楽な方に流されてしまっているのが現状です。

 

平和ボケというかハングリー精神がないというか、この意識のままではどんどん他の国

に追い抜かれていってしまうのは明白です。

実際一人当たりのGDPはアジアの小国シンガポールに抜かれてしまっています。

 

英語学習を始めているあなたはチャンス 

このブログを読んでくださっている大半の方は、英語を勉強している方だと思います。

 

国際化という言葉を聞くようになって久しいですが、まだ本格的に英語を学ぼうとしている人というのは少ないように感じます。

 

今までは内需だけで日本の経済が周ってきましたが、これからは間違いなく世界を相手にビジネスをしないと日本の経済は破綻するでしょう。

その時に必要になる人材は、外国人と円滑なコミュニケーションを取れる人物であることは間違いありません。

 

英語というのは一朝一夕に話せるようになるものではありません。

企業がそういう人材を必要としているときに、社内の人間に英語教育をしようとしてもとても間に合わないのです。

 

あなたが英語が話せるのであれば、そういった企業のお手伝いをすることもできるでしょうし、これから英語が必要になる世代へ英語学習のサービスを提供できるかもしれません。

 

英語スキルというのはこれからの時代、あなたの生活を守ってくれる重要なスキルになります。

 

手に職がある人はAIに職を奪われる心配はありません。

 

先行者有利の原則で今のうちに英語を習得しておきましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。