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ビジネス英語コーチングを再開しました!

「わかる」と「できる」は違う

読書家なのに仕事で成果が上がらない人がいます。

(昔の僕です)

 

その人はなぜ成果が上がらないかと言うと、

本の内容を頭で理解して終わっているからです。

 

知識が増えているだけで実践が伴っていないから結果がでないわけです。

 

知識というのはただの道具です。

道具は使って初めてその役割を果たします。

 

これが「わかるとできるは違う」と言われる理由です。

 

 

 

英語を勉強してもしゃべれるようにならない理由

以上のことを踏まえて考えると、

なぜ英語の勉強をしているのに英語が話せないのかということが理解できます。

 

世の中には英語の知識が豊富にある人はたくさんいます。

 

しかし、「英語が流暢に喋れます」という人はその中のごく一部にすぎません。

 

その理由は前述した「わかる」の時点で止まっているからです。

つまり知識だけが増えて実践が伴っていないということです。

 

「わかる」で止まると起こる不思議な現象

僕は大学時代フランス語を専攻していました。

そして2か月だけフランスに語学留学していたこともあります。

 

大学時代は英語よりもフランス語のほうが得意でした。

 

しかし、大学を卒業してからはフランス語を勉強する機会が減り、

徐々にフランス語を話せなくなっていきました。

 

とはいえ、ときどき勉強を再開することもあります。

 

去年、フランス語を勉強しなおそうと思ってYoutube動画を見ていた時のこと。

 

それは初心者向けにフランス語でフランス語を教える動画でした。

 

講師の人が話すことは8割方理解できたのですが、

自分が話す側になるとからっきし言葉が出てこなくなります。

 

これは「わかる」で止まっていて「できる」という状態になっていなかったからです。

インプット100%でアウトプットをまったくやってこなかったことが原因です。

 

おそらく英語でも「わかる」で止まっている人は同じ現象が起こるはずです。

 

道具を使うためには「使い方」を習得する必要がある

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道具というのは持っているだけでは何の役にも立ちません。

道具は使われるからこそ存在意義があるのです。

 

道具を使いこなすためには「正しい使い方」を知る必要があります。

 

釘を打つのにドライバーの柄でトントン叩いても釘は刺さりません。

 

英語も同じです。

 

「わかる」を「できる」に変えるためには、

「英語の正しい使い方」を知る必要があります。

 

正しい使い方①「言い換え能力を磨く」

 

例えば「言い換え能力を磨く」などがそれにあたります。

 

www.apollosblog.com

 

英語が上手い人は日本語のパラフレーズ能力が高いんです。

 

例えば「パソコンが故障しました」ということを表現したいとします。

 

英語の正しい使い方が身についていない人は、

この文章をそのまま英訳(=英作文)しようとします。

 

My computer is out of order.

 

「故障している」という言葉を知っていればこのように言うことができますが、

知らなければそこでお手上げになってしまいます。

 

言い換え能力の高い人は、頭に思い浮かんだ文章をそのまま訳そうとはしません。

別の言い回しで伝えることができないかを(瞬時に)考えます。

 

例えば、今回のケースなら以下のように表すこともできるわけです。

 

「パソコンが動きません」

 

My PC doesn't work at all.

 

「パソコンが使えません」

 

I can't use my PC./My PC is not available.

 

どの言い回しを使っても自分の言いたいことは相手に伝わります。

 

正しい使い方② 英語脳を身に着ける

これが最強の「正しい使い方」です。

 

知識があるのに英語が話せない人は「英語脳」になっていないからです。

 

「会話の時、日本語で考え日本語で理解する」

 

ある程度のレベルまではこれで通用しますが、

ある一定のレベルを越えると日本語脳では対応しきれなくなります。

 

パソコンも正しいOSをインストールしないと作動しませんよね?

 

バージョンアップせずに使い続けていると、

どこかで必ず不具合が生じます。

 

日本語脳よりも英語脳がバージョンアップしているという意味ではありませんが、

「英語は英語脳を身につけないと処理できなくなる」という点では一致しています。

 

まとめ

なぜ多くの人が勉強しているのに英語が話せるようにならないのかと言うと、

わかればできる(=知識が増えれば話せる)と思っているからです。

 

そこから脱却するためには、「わかるとできるは違う」ということを理解しなければなりません。

 

他の人が逆上がりしているのを見て「わかった」としても、

実際にやってみなければできるようにはなりませんよね?

 

当たり前と言えば当たり前なのですが、

こと英語に関してはこのことに気づいていない人が多いように思います。

 

英語というと学校で習う英語の勉強というイメージがあるからでしょうか。

 

もちろん、できるようになるためにはわかる必要があるので、

まずはわかることから始める必要があります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。