英語ビジネスレベル最短への道 海外移住・海外就職ブログ

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英語が上手くなりたい人へ上達のコツ教えます。

今日は英語を上手に話したいという人へ上達の秘訣を教えます。

 

以前このブログでは「英語が上手い人の特徴」について記事を書きましたので、興味のある方はそちらも読んでみてください。

 

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ネタばれすると、この記事では英語の上手い人は「言い換え能力の高い人」であると説明してあります。

 

言い換え能力が高い人というのは、日本語能力が高い人でもあります。

簡単にいうと、ある物事を表現するのに様々な言い回しをすることができる人のことです。

 

英語が上手い人の定義

英語の知識はそれなりにあるにもかかわらず、英語がスムーズに話せない人がいます。

よくあるのがTOEIC高得点の人です。

 

TOEICで高得点を取ることができるということは、英語の知識レベルが高いということです。

 

彼らは「英語が上手い人」の部類に入るでしょうか?

 

「英語が上手い人」の定義は人によって様々ですが、一般的には英語をスラスラ話すことのできる人のことを指します。

 

とするとこのTOEIC高得点の人は、「英語がうまい人」には含まれないことになります。

 

つまり、「英語が上手い人」=「英語レベルが高い人」というわけではありません。

 

ここを理解していないと、英語の上達のために「ひたすら知識を詰め込む」という過ちを犯してしまうことになります。

 

冒頭で紹介した「言い換え能力が高い人」は、なぜ英語が上手いのでしょうか?

 

それは自分の表現したいことを日本語の簡単な言い回しに置き換えることで、簡単な英語だけで途切れなく話すことができるからです。

 

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昨日書いたこちらの記事でも紹介している通り、日常会話で必要とされている単語の数は3000語覚えれば十分です。

 

受験生が覚える英単語の数が5000~8000語程度と言われていますから、それの半分程度の数です。

 

TOEICで高スコアが取れるのに英語が全然話せない人というのは、英語の知識が足りないのではなく、英語を話す訓練が足りないだけです。

 

皆さんが「この人英語上手いな」と思った時、必ずしもそれは難しい単語や言い回しを使っている人でないと思いませんか?

 

使っている表現自体は単純なものであるにもかかわらず、会話が途切れることなくスラスラ話している人を「英語が上手い人」と思うはずです。

 

英語が上手く話せない理由

英語が上手に話せるようになるためには、日本語能力を磨き言い換え能力を高めることも一つの手段です。

 

でも、それはどちらかというと中級者以下の人におすすめの上達方法になります。

 

なぜなら、「日本語の言い換え」を利用して英語を話しているということは、日本語脳で英語を話しているということだからです。

 

日本語脳と言うのは「日本語で文章を考え、それを英語に訳す」という脳の働きを意味します。

 

つまり、普段我々が日本語で思考していることを英語で表現するのはレベルが高すぎるので、もっと簡単な日本語の言い回しに置き換えて、それを英語に訳しているというだけの話です。

 

このブログでも何度か触れましたが、日本語脳というのは上級者になればなるほど邪魔になります。

 

なぜなら、英語でコミュニケーションをとるのに日本語はいっさい必要ないからです。

 

以前にどこかでお話したかと思いますが、僕は調子がいいときは無意識で英語がペラペラ話せます。

でも、調子が悪い時は日本語で文章を考えて、それを訳そうとしてしまいます。

 

多分英語上級者の方は、同じような経験をしたことが1度はあるのではないかと思います。

 

無意識で話しているということは、「思考をしていない」ということです。

僕たちは日本語で思考しますから、思考をしていないということは日本語が出てこないということでもあります。

 

日本語脳で英語を話すと、どうしても英語の文章を作ろうとしてしまいます。

そうすると英語の文章を考えるのに時間がかかり、文法などを気にしすぎて上手に話せないことになってしまいます。

 

意味ではなくニュアンスを伝える

英語脳を鍛えて英語をペラペラ話すために覚えておくとよいマインドセットは、「意味ではなく、ニュアンスを伝える」ということです。

 

自分の言いたいことの意味を伝えようとすると、どうしても英作文をしてしまいます。

ある一定のレベルまでであればそのやり方も通用しますが、大抵の場合どこかの段階で英語の上達が頭打ちになってしまいます。

 

意味を伝えようとするのではなく、ニュアンスを伝えようとするのです。

 

意味が言語化された思考であるとするならば、ニュアンスはイメージだけの思考です。

なんとなくぼんやりと、「こんな感じ」というイメージを浮かべることがニュアンスです。

 

射撃の的を想像してみてください。

 

「意味」というのはその的の中心部分にピンポイントに当てようとすることです。

 

それに対し「ニュアンス」というのは、中心に当たらなくてもその的に当たればOKとすることです。

 

自分の伝えたいことをぼんやりとイメージしているとき、そこには日本語が介在しません。

 

だから、自然と英語脳が鍛えられていくんです。

 

レーニングする方法は難しいのですが、「とにかく考えない」ということを意識するのが一番簡単かと思います。

 

ただしこのやり方は中級レベル以上の方のみ有効な方法です。

 

なぜなら満足に英語の知識がない人がこのやり方をしようとすると、自分がイメージしたことが瞬時に英語で出てこずに、結局日本語で「○○って英語で何て言うんだっけ?」と考えてしまうからです。

 

中級レベル以上になれば、イメージしたものに対して瞬時に英語が出てくるようになっているので、日本語を介在せずにそのまま英語で話せるようになります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。