今日の記事は英単語についてお話していきます。
大学受験の時、たくさんの英単語を暗記した人は多いと思います。
でもその覚えた単語の中で実際に使う機会があったものは、半分以下ではないかと思います。
つまり、大学受験で覚えた単語というのは半分近く「使えない英単語」ということになります。
大学受験というのは受験生の学力を図るための試験です。
試験問題が簡単すぎると全員が高得点をとることになってしまい、差がでにくくなるので学力の判定が難しくなります。
そのため、あえて試験を難しいものにするために、そこに登場する単語も実用性の低い難解な単語が多いのです。
社会人の英語学習者で、大学受験と同じやり方で単語を覚えている人はいないと思いますが、実は英語を話せるようになるためにはたった○○個の単語を覚えるだけでいいのです。
日常会話が話せるようになるために覚えるべき単語数
ネイティブの会話をよく聞く人はわかると思いますが、実は日常会話で使っている単語というのはだいたいパターンが決まっているんです。
英語がペラペラに話せるようになるためには、膨大な数の英単語を覚えなければならないと思っている人も多いと思います。
実はたった1000語の英単語を覚えるだけで、日常会話の85%をカバーできるようになります。
たった1000語です。
1日単語2つ覚えれば1年半で日常会話がスムーズにできるようになります。
1日単語3つなら1年で日常会話ができるようになります。
そう考えるととても楽だと思いませんか?
よほどの専門家でない限り、英語学習をしている人の目的というのは英語でコミュニケーションが取れるようになることだと思います。
だったら、実用性が低い難解な単語など覚える必要はないわけです。
ちなみに3000語の単語を覚えたら日常会話の96%をカバーできるようになります。
3000語って大学受験で覚えた単語の数より少ないんじゃないでしょうか?
もしあなたが英語の大学受験で英単語を覚えた経験があるなら、日常会話がスムーズに話せるようになるのは、それよりも随分簡単だということです。
不要な情報をカットする
これは英単語だけに限ったことではありませんが、現代社会は膨大な情報があふれており、我々人間の脳のキャパを越えてしまっています。
簡単に言うと、僕たちの脳はその情報量の多さに混乱してしまっているということです。
英語もビジネスも人生も、成功するためには自分に不要な情報をカットし、自分に必要なものだけにエネルギーを集中する必要があります。
英語を勉強しているとついつい「あれも覚えなきゃ」とか「これも覚えなきゃ」となりがちですが、それが英語力上達を遠ざけてしまっています。
必要のない情報はバッサリと切り捨てる。
そうすると英語力の上達スピードが格段に速くなります。
単語を覚える順番
大多数の日本人は英語に対する予備知識があります。中学・高校と6年間英語を勉強しているのと、日本語にもたくさんの横文字があるので最低限の英単語は理解しています。
もし仮にあなたが英語以外の外国語を勉強する場合、覚えるべき単語の順番を理解しておくと効率的に上達できるようになります。
単語を覚える順番を知るためには、人間の言語習得プロセスを理解しておくとわかりやすいです。
①簡単な単語
まず最初に覚えておくべき単語は簡単な単語です。
「赤」、「青」、「右」、「左」、「車」、「りんご」などです。
赤ちゃんもこういう単語をまず最初に覚えると思います。
簡単な単語は覚えやすいので暗記するのも苦になりません。
②よく使う単語
「何?」、「何故?」、「いつ?」、「どこ?」などの単語は日常会話でも非常によく使います。
①簡単な単語との違いは、①はただの単語で②は会話シーンでよく使う単語です。
③自分に関係のある単語
人によって使う単語というのは様々です。主にどういう仕事をしているかによって、使う単語が変わってきます。
逆に言うと、自分に関係のない分野の単語は覚えなくてもいいということです。
ここまで覚えると日常会話はだいたいカバーできるようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
英語の勉強と言うのはものすごく大変なイメージがありますが、英会話だけなら実は覚えることはそれほど大変なことではありません。
「とにかく自分に必要な単語だけ覚えればいい」というマインドセットを持つようになると、英語学習がすこし楽になると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。