昨日の記事の中で僕が使っている文法書をご紹介しました。
こちらの本です。
僕が英語を学んでいた目的は、ビジネス英会話を身に着けるためです。
海外で働いていたので、ビジネス英会話ができないと何かと不便だからです。
僕の持論ですが、英会話力を磨くだけなら文法は最低限あれば十分だと思っています。
文法や単語の細かい部分まで学んでいたら時間がかかるので、
僕は文法学習をスキップして英語を勉強していました。
学生時代から英語が得意で大学受験に必要な文法知識は身に着けていたので、当時の僕には文法学習をする必要性が感じられなかったためです。
文法学習をすっ飛ばして勉強したことによって、
ビジネス英会話で困ったことはありませんでした。
でも、スキルとしての英語を探究するようになると、
文法学習をしなかったツケが出始めてきました。
洗練された英語を話したいのであれば文法学習は必須です!
英語の文法は勉強しておかないと後でツケがくる件
僕がビジネス英会話を身に着けたのは、冒頭の参照記事にある「省エネ勉強法」によるものです。
できる限り勉強を効率化させるために、
基礎を確実に身に着ける前に応用ばかりを学んでいました。
そのおかげで短期間でビジネス英語を身に着けることができたのです。
別に仕事に支障をきたすわけではないので、
その時点で満足して英語学習をやめても問題はありませんでした。
カナダに来て本物のネイティブスピーカーと話す機会が増えてから、
自分の英語力をさらに高めたいという気持ちが強くなりました。
「ビジネス英会話を身に付けるのに文法学習は必要ない」
という信念を持っていた僕が文法書を購入したのはそのためです。
英語力を磨き上げ洗練された英語スキルを身に着けるためには、
文法学習は必要不可欠だからです。
自己流で英語を身に着けると、必ずどこかで上達が頭打ちになります。
僕の場合は、基礎を身に着けてこなかったことがその原因です。
文法学習をスキップしてしまったことが、
英語スキル上達が頭打ちになるボトルネックだったことがわかったのです。
ネイティブスピーカーと同じレベルで話すためには、
正しい文法を身につけなければなりません。
英語で会話をするとき、過去のことなのに現在形で話してしまうことがよくあると思います。
もちろんそれでもコミュニケーションは取れます。
でもネイティブと同等レベルの英語を話すためには、
それでは不十分なのです。
僕も会話の時に、過去形や現在分詞形ぐらいまでなら正しく使いこなせますが、
過去分詞はほとんど使うことができません。
前置詞の使い方も間違えることがあります。
以前はそういう細かいことはまったく気になりませんでしたが、
質の高い英語を探究するようになってからは、こういうことが気になり始めました。
これらのことは「何となく」身に着けることもできなくはありません。
でも、英語が母国語でない僕たちは感覚だけで英語を習得するのではなく、
ある程度理屈を理解しておく必要があると思うのです。
日本には「旅行会話集」のような本がたくさんあります。
その本を使えば旅行中に必要な表現をマスターすることができます。
それが英語以外の言語であったとしてもです。
例えば、1か月間その本だけを必死に勉強すれば
誰でも旅行に必要なスペイン語を使いこなすことができるようになります。
でもそれは旅行で使うスペイン語のフレーズを暗記しているに過ぎず、
スペイン語を習得したことにはなりません。
いっさい応用が利かないのです。
僕たちは英語の予備知識があるので、英語ならある程度応用が利きます。
でも、もしそれが英語以外の言語だった場合、
文法を理解していなければ応用を利かすことはできません。
やっぱり文法は大切なんです。
文法を改めて勉強してみて感じたことは、
「面白い」
ということです。
文法はつまらないというイメージがありましたが、
実際にやってみると結構楽しいです。
それを伝えたくてこの記事を書くことにしました。
日本の文法書は難しいことをさらに難しく伝えようとするので混乱しますが、
英語の文法書は実にシンプルに解説してくれるのでわかりやすいです。
もしあなたも英語レベルの上達が頭打ちになったのであれば、
文法を改めて学ぶことでその壁を越えることができるかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。