今日は久しぶりに英語学習に関する記事を書きたいと思います。
英語上達の秘訣はインプットとアウトプットのバランスです。
バランスと言っても50:50という意味ではありません。
日本人はインプット過多の英語学習になりがちですが、
これでは英語スキルは頭打ちになってしまいます。
自分のレベルにあわせて適切な学習方法を選ばないと、
学習効率が悪くなり英語の上達に時間がかかります。
今日の記事では英語学習におけるインプットとアウトプットのバランスや、
適切な英語学習方法についてお話していきます。
英語初心者の勉強方法
英語初心者のうちはインプット中心の学習になります。
そもそもインプットがなければアウトプットもできないからです。
インプット:アウトプット=9:1ぐらいでもいいでしょう。
まったく英語がわからないのに、
いきなりオンライン英会話を始めても上達は望めません。
オンライン英会話というのは「学びの場」ではなく、「実践の場」です。
要するにインプットするためのレッスンではなく、
学んだことをアウトプットするための場だということです。
ここを理解しないままいきなりオンライン英会話レッスンを始めても、
ほとんど何もしゃべることもできないまま時間だけが過ぎていくでしょう。
例えば、ロシア語に置き換えて考えてみてください。
まったくロシア語に関する知識がない状態で、
ロシア語会話レッスンを受けてもちんぷんかんぷんですよね?
会話をするためにはある程度のボキャブラリーや文法知識が必要です。
インプット学習には本での勉強が向いています。
動画や音声でも学べないことはないですが、
自分のペースで学べるという点においては本に勝るものはないでしょう。
英語中級者の勉強方法
ある程度の英語の知識が増えてきたら、
アウトプットの比率を大きくします。
インプット:アウトプット=3:7ぐらいでしょうか。
このレベルに到達したらアウトプット中心の学習に切り替えないといけないのですが、多くの人はひたすらインプット学習を繰り返しています。
初心者から中級者にレベルが上がったから、
より難易度の高い本で勉強するといった感じです。
ここが日本の英語教育の一番の問題点であり、
そこそこ英語の知識があるのに喋れない人が多い理由です。
僕たちは「英語の勉強は本を読むもの」として教育を受けてきています。
本で勉強することが当たり前になっているので、
中級者レベルになっても本での学習ばかりやってしまうのです。
英語の知識は英会話力に比例しません。
ここを勘違いしている人が非常に多いです。
「知識が増えれば英語が喋れるようになる」と思い込んでいるのです。
どんなに泳ぎ方を習っても
実際に水の中に入らないと泳げるようになりませんよね。
インプット学習ばかりしている人は、
自動車学校で学科の授業ばかり受けているような人です。
運転に関する知識は豊富にありますが、
実際に運転したことがないので運転は上手くありません。
英会話はアウトプットをすることによって、
身体で習得するものなのです。
僕たちが日本語を話せるようになったのも、
身体で日本語を覚えたからですよね。
中級者になったらアウトプットの量を増やさなければなりません。
この段階でオンライン英会話を利用するのです。
先ほども言いましたがオンライン英会話はアウトプットの場であり、
インプットするためのレッスンではありません。
英語の知識を習得するのであれば、
オンライン英会話レッスンでやるのは効率が悪いです。
英語上級者の勉強方法
英語上級者になるとすでに豊富な知識があり、
インプットすることも少なくなるため、
アウトプット中心の学習になります。
インプット:アウトプット=1:9ぐらいでしょうか。
新しい知識を身に付けるにしても、
英語の会話を実践する中で習得することが多いです。
プロの通訳・翻訳家、学者、専門家を目指すのであれば、
本を読んで知識を積むこともあるでしょうが、
そうでなければ本から知識を得ることはまれです。
インプットしかしていない人は
英語上級者になることはないので、
上級者で「インプット学習のみ」という人はいません。
まとめ
英語学習者の人々を見ていて思うのは、
みんながTOEICハイスコアを目指し、
みんながオンライン英会話をやっているということです。
人それぞれ英語を学ぶ目的も違えば、
英語レベルも違います。
したがって、当然学習方法も人によって違うはずなのです。
自分の状況に合わせた適切な学習方法ができていないので、
なかなか英語レベルが上達することがないのです。
ぜひ、インプットとアウトプットのバランスを意識してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。