今日は短いですが、「コツをつかむ」という英語表現をご紹介します。
日常生活では使わないようで意外に使う、覚えておくと便利な表現です。
ちなみに「コツ」という単語を辞書で引くと「knack」という言葉が出てきますが、僕の知る限り、この単語を使っている人を見たことがありません。イギリスやオーストラリアでは使われているのでしょうか?
こちらの人は「コツ」という言葉を表すとき、Tipという単語を使います。
I'll give you some tips(コツをいくつか教えます).
のような表現を耳にすることが多いです。
Paraphrasingスキルを磨く
「コツをつかむ」という表現をご紹介する前に、ひとつお伝えしておきたいことがあります。
それはなんでもかんでも日本語を翻訳する癖をつけないことです。
なぜなら応用が利かなくなるからです。
例えば「コツをつかむ」という英語表現を知らない場合、日本語をそのまま英語に訳す習慣のある人はそこで話せなくなってしまいます。
しかし、「コツをつかむ」ではなく「慣れる」ならどうでしょうか?
「慣れる」はGet used to~という表現を使い、この表現なら知っている人も多いと思います。
別に「コツをつかむ」と言えなくても「慣れる」と言えれば、言いたいことは伝わります。
英語が上手い人というのは、日本語のParaphrasing(言い換え)能力の高い人です。
コツをつかむは英語で?
前置きが長くなりましたが、「コツをつかむ」という英語表現をご紹介します。
コツをつかむはGet the hang of ○○と言います。
大抵の会話シーンでは「慣れてきたー!」というシチュエーションで使うことが多いので、「慣れてきたー」を表すI'm getting the hang of itでまとまりとして覚えておくといいでしょう。
基本的にはofの後ろの名詞を変えるだけで、どんなものにでも応用できる非常にシンプルな表現です。
もしくはget it downなども使えます。
get it down自体は「習得する」「身に着ける」という意味ですが、「コツをつかんできた」という言葉の意味は「徐々にできるようになってきた」ということですから、この「習得する」を意味するget it downも使えます。
No matter how may times I try, I can't get it down. (何回やってもコツがつかめない)
この表現もこのまま固まりとして覚えておくと便利です。
ぜひ使ってみてください。
最後までよんでいただきありがとうございます。