世界で最も住みやすい都市ランキングというものがあります。
このランキングは安全性・医療・環境と文化・教育・インフラの5項目から評価されるランキングで毎年発表されています。
果たして2018年の堂々1位に輝いたのはどの都市でしょうか?
そして、日本の都市はトップ10にランクインしているのでしょうか?
今日は世界で最も住みやすい都市2018ランキングを見てみようと思います。
世界で最も住みやすい都市ランキング2018
2018年のランキングは以下の通りとなりました。
1位:ウィーン(オーストリア)
2位:メルボルン(オーストラリア)
3位:大阪(日本)
4位:カルガリー(カナダ)
5位:シドニー(オーストラリア)
6位:バンクーバー(カナダ)
7位:トロント(カナダ)
7位:東京(日本)
10位:アデレード(オーストラリア)
なんと日本の都市がトップ10に2つもランクインしています。すごいですね!
そして、我らがカナダは3都市がランクイン。
長年トップに君臨していたメルボルン(7年連続)は、ウィーンにその座を奪われてしまいました。
本当に暮らしやすいかぁ?
冒頭でもお伝えしましたが、このランキングはあくまでも安全性・医療・環境と文化・教育・インフラの5項目をベースに作られたランキングです。
例えば「仕事のストレス」という項目がもし評価対象に含まれていたならば、間違いなく日本の2都市はトップ10圏外に飛ばされるでしょう。
僕が現在暮らしているバンクーバーも確かに治安もいいし、教育や医療も優れています。
しかし、娯楽が少なく物価が高いといったマイナス要素もあり、住みやすいけど暮らしにくいという印象があります。
カルガリーに行くとさらに娯楽が減ります。
日本人にとって最も暮らしやすい都市とは?
日本の都市を除けば、日本人にとってもっとも暮らしやすい都市(国)は、ダントツでシンガポールだと思います。
その理由についてはこの記事で解説していますのでご覧ください。
シンガポールの時はまったく感じなかったのに、カナダに来てから感じるフラストレーションがあります。
それは食材の問題です。
シンガポールでは日本の食材も安価で簡単に手に入ります。物価も安いので普通の食材にかかるコストも少ないです。
外食に関しても日本人の口にあう食事も多く、価格も非常にリーズナブルです。
日本食のレストランも数多くあり、ラーメン博物館や吉野家、モスバーガーまでありました。
それに対し、カナダでは日本の食材を購入するのに非常にお金がかかります。
物によっては日本の倍の値段するものもあります。
通常の食事もピザとかホットドックばかりで飽きてしまいます。
外食するにも非常にお金がかかります(チップも必要だし)。
シンガポールに住んでいた時は、食事に関してストレスを感じたことはまったくありませんでしたが、カナダに来てから食事にフラストレーションを感じることがあります。
正直このランキングにシンガポールがランクインしていないのが納得できません。
治安もめちゃくちゃいいし、インフラはバンクーバーよりも全然整っています。
資源がない国なので人材教育にはどこの国よりも力を入れているし、医療も非常に発達しています。
ランキングを作っているのが欧米人だから、きっと欧米人目線のランキングなのでしょう。
あまりシンガポールの良いところばかり強調するのも変な誤解を生んでしまうので、念のためこちらの記事のリンクも貼っておきます。
まとめ
世界で最も住みやすい都市ランキングというのは、「住みやすい」というよりは「都市として洗練されているかどうか」ということを基準にしているような気がします。
確かに上位10位に入るような都市は、世界的に見ても暮らしやすいことに間違いはありませんが、あくまでも参考程度にとどめておくのがいいかなと個人的には思います。