レジュメを提出し、書類選考を通過すると企業から連絡があります。
選考結果の出る時期はまちまちで、同日中のこともあれば、1か月以上後になることもあります。
もし応募した企業が大手の企業で、応募者の人数が多い場合は書類選考通過後に電話面接があります。
企業が電話面接をする理由「足切り」
電話面接をする理由は企業と求職者の手間と時間を省くためです。
対面面接だと日時を設定し、企業もそのために時間と場所を確保する必要があるし、求職者もわざわざその会社まで行く必要があります。
そのため電話面接を行い、この時点で見込みのない候補者を足切りします。
電話面接はだいたい10分から15分程度です。
電話面接において重要なのは「いかに簡潔に話すか」ということです。
質問されたことに対し、ダラダラと話していると印象が悪く、足切りの対象になります。
どれだけ電話面接に対して準備をしていたか、ということが問われる審査です。
特に日本人は英語が得意ではないので、ついつい長く話してしまいがちですが、これは減点対象になるので注意が必要です。
「エレベーターピッチ」とは
電話面接の際に必要になるスキルが「エレベーターピッチ」です。
エレベーターピッチとは短い時間の間に、自己PRをすることです。
「エレベーターに乗っているわずかな時間の間に、一緒に乗っていた投資家に短いプレゼンテーションをして、融資を依頼する」というエピソードから由来しています。
電話面接でも自己紹介をしてください(Tell me about yourself)と聞かれるので、要点だけまとめて話す必要があります。
学歴も特にアピールすべきことがなければ、省いたほうがいいです。
自分のバックグラウンドや貢献できるポイントなどをまとめて1分から2分ぐらいの間で話します。
エレベーターピッチで話すべきポイント
エレベーターピッチでは自己PRを簡潔に行わなければなりません。不必要なことをダラダラと話してしまうと、言いたいこともまとまっていない印象を与えてしまい、電話面接で落とされてしまいます。
話すべきポイントは以下の3点です。
- 自分の経歴とスキルの要約
- なぜあなたを雇う必要があるのか?(他の応募者との違い)
- なぜそのポジションで働きたいのか?
これらをできる限り簡潔にまとめ大体1分ぐらいのスピーチを作ります。
エレベーターピッチで避けるべきミス
電話面接の際は主にエレベーターピッチが上手にできるかということについて、審査をされています。
その時に減点対象となるポイントについてあげてみたいと思います。
- 早口でしゃべる
- 長々としゃべる
- Ah,Ehなどが多い
- 言いたいことがまとまっていない
- 棒読み
これらのポイントはつまりどういうことを見ているかというと、「どれだけ必死に練習したか」ということです。
面接官は電話面接のプロですから、その人がしっかりと練習しているかどうかはすぐにわかります。
英語が第2言語の我々は長々と話してしまう癖がよくありますので、何度も何度も繰り返し練習をしないと、電話面接を通過するのは難しいでしょう。
エレベーターピッチは英語面接本番でも必要になるスキル
対人面接でも同じように自己紹介をしてください、と言われますのでエレベーターピッチはしっかりと準備しておいたほうがいいでしょう。
電話面接時と同じ内容でも大丈夫です。
面接官は同じ人物の場合もありますが、大体は別人物です。電話面接自体は自己紹介の内容を重視しているというよりは、いかに簡潔に説明できるか、ということを評価ポイントにしています。
原稿を暗記して話すと不自然に聞こえるので、自分の言葉で話せるようになるまで何度も練習する必要があります。
電話面接を通過すると、いよいよ対人面接になります。
今日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。