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英語面接 海外就職編③ これを知らないと絶対に書類選考に通らない「Overqualified」という概念

昨日の記事は英語のレジュメ作成についての記事でした。

レジュメとカバーレターの作成ができたら、いよいよ企業に応募します。

 

 

応募の流れ

レジュメとカバーレターはオンラインにて担当者に送ります。

求人サイトを利用したら、そのプラットフォーム上から送り、そうでない場合はEメールにて担当者に送付します。

 

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面接の際に持参しますので、同じものをコピーしておいたほうがいいでしょう。

 

書類選考の結果は早ければ同日中に連絡があり、遅いところは忘れた頃に連絡が来ることもありました。

 

英語が苦手でもネイティブ並みのレジュメ・カバーレターが作れる無料ツールをこちらのサービスで紹介しています。

coconala.com

 

たった5分で上質なレジュメ・カバーレターが作成できます。

 

多くの方にご利用いただいている人気サービスです。

 

Overqualifiedという概念

昨日の記事でも簡単に触れましたが、書類選考はかなり狭き門になっており、ここを突破するだけで結構苦労します。

 

例えば僕の場合、旅行業の経験が当時で約13年。日本、ベトナム、シンガポール、カナダと4か国にわたり旅行業に従事してきたという経験があります。

そのうち5年間は管理職(SupervisorとBranch Manager)というのが経歴です。

 

この経歴で日系の旅行会社に応募したら、書類で落ちることはまずありません。

 

 

ですが外資系旅行会社に応募してもほとんど書類選考を通過できないのです。

それはOverqualifiedという概念があるからです。

 

Overqualifiedというのは簡単にいうと、「そのポジションに応募するには、経歴が大きすぎる」ということです。

 

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つまりAssociateと呼ばれる一般社員クラスのポジションに応募した場合、僕は管理職の経験があるために、経歴がポジションと釣り合っていないということです。

 

もちろん旅行業に限らず、例えば僕がレストランでDishwasher(皿洗い)のポジションに応募をしても、書類が通りません。

 

経歴が大きい人間が下っ端のポジションに応募してきた場合、例えば待遇などに不満を感じて、すぐ辞めてしまうかもしれませんね。

管理職などを経験した人間が皿洗いに応募してくるのは何か理由がある、だから雇いたくない。という心理もあるかもしれません。

 

いずれにしても、ある程度の経歴がある場合は逆にその経歴が足かせとなり、平社員のポジションの応募が不利になる可能性があります。

 

海外就職(外資系)は経歴よりも学歴?

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これは僕が肌感覚で感じたことなので、正しいかどうかわかりませんが、カナダでは経歴よりも学歴を重視するような印象を受けました。

学歴といってもどこの大学を出ているか、という意味ではなく、「どの分野を専攻していたか」という意味です。

 

上述の通り僕は当時旅行業では十分な経験がありました。にもかかわらず書類すら通らない。一方で経験の浅い若者が同じポジションで内定をもらっていたこともありました。

 

他にもLinkedInというビジネス用のSNSを見てみるとわかりますが、その職種についている人の学歴を見ると、Tourismを専攻している場合が多かったのです。

 

僕は日本で関西の有名私大を卒業しましたが、世界から見ればまったく無名の大学です。

僕の専攻はフランス語でしたが、その専攻が直接応募職種に役に立つわけではありません。

日本の大学は就職に直結する専門的な知識を学ぶ学部が少ないですが、こちらでは自分の専攻した分野の仕事にそのまま就く、といったことが多いように思います(例:Marketingなど)。

聞くところによるとアメリカでは外国人が働く場合、就労ビザがでるかどうかはその仕事と自分の大学の専攻がマッチしている必要があるそうです。

 

海外就職(外資系)では資格はあったほうが得

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現代の日本では資格は形骸化しており、持っていてもあまり役に立たない、という印象があります。

ですが、少なくともカナダでは資格を保持していることが応募条件に盛り込まれていたり、比較的「資格」というものに対して重きを置いているような気がします。

これはある意味で「無駄な資格が存在しない」ということの裏返しなのかもしれません。

例えば学歴でその分野の専攻をしていなかったとしても、資格をもっていれば専門的な知識を持ち合わせているということの裏付けになりますから、学歴のマイナスはカバーできます。

 

今日は以上です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。