日本ではコロナ感染者が増え始めてきているようですね。
コロナウィルスの感染拡大を防ぐ方法は、
予防意識を持つことと移動を制限することなのですが、
日本政府は地方への旅行を推進してるらしいですね。
そんなことしたら都市部だけに集中してた感染者が、
全国に広がるだけだと思うのですが...。
感染者がいない地域であれば、
3密を避ける必要もないし、
地域内を自由に移動しても問題ありません。
そこに外部から人が入ってくるから感染が拡大するんです。
なぜわざわざ感染を広げるようなことをするのか理解に苦しみます。
カナダでは経済がかなり動き始めてきましたが、
相変わらずソーシャルディスタンスとかは厳しく管理されています。
カナダの旅行業の現状
カナダの空港は8月からオープンという話がありますが、
旅行業の人にとってはようやくといった感じでしょうか。
カナダ旅行は自然をウリにした観光地が多いため、
季節によって旅行客の数は全く違います。
僕が以前住んでいたバンフでは、
4月~10月の半年間しかお客さんが来ません。
10月中旬にコロンビア大氷原がクローズすると、
パタリと日本人観光客が来なくなるのです。
冗談抜きでお客さんゼロの日が1~2週間とか続きます。
そういった事情もあり、
半年間で1年分の利益を出す必要があるわけですが、
もうあと2か月しか残されていません。
しかも、コロナは完全に終息したわけではないので、
状況次第でこの状態が長引く可能性だってあります。
バンフは観光業がメインの町なので、
ほとんどの住民が観光に関連した仕事に従事しています。
ただでさえガイドやホテルの部屋が足りず仕事を断っていたのに、
これでホテルやガイド会社が倒産するようなことがあれば、
コロナが終息後に受け入れが追い付かなくなる状況は充分に考えられます。
旅行業界の失職者は全世界で7500万人と予想
インバウンドメディアの「やまとごころ」によると、
旅行業界の失職者は7500万人にものぼると予想されているそうです。
業界従事者でない方には他人事に思えるかもしれませんが、
旅行者による地域への経済効果が減少するので、
間接的に地域経済に影響を与えているのです。
日本はようやくインバウンドに注力するようになりましたが、
自国民が海外でお金を落としてばかりで、
外国人が日本に来ない(=お金を落とさない)から景気が悪化したのです。
日本にあるすべてのお金を100とします。
その場合、海外からお金が入ってこなければ、
この「100」が国内で循環するだけです。
さらに海外でお金を使う人が増えれば、
この100すらも減ってしまうわけです。
これは国レベルだけの話ではなく、
地方でも同じ理屈です。
○○県に他県の人間がやってきてお金を落とすから、
○○県の財政が潤うわけです。
つまり、旅行業が大打撃を受けるということは、
地元経済にも大打撃を与えるということです。
今は全世界的に海外旅行ができない状況なので、
各国に与える経済への打撃も大きいでしょう。
海外就職で人気の旅行業
旅行業は海外就職ではかなり人気の職種です。
特殊なスキルも必要ないため、
比較的敷居の低いことも人気の理由です。
今のコロナの状況を見る限り、
今後数年は旅行業は厳しいかもしれませんね。
なぜ旅行業がここまで打撃を受けたかというと、
商品をオンラインで提供できないからです。
物販であればオンラインで商品を購入できますが、
旅行商品は「体験」ありきなので、
オンライン販売はできても商品の提供ができません。
コロナで明暗を分けたのは、
「オンライン商品で代替できたか」
であったといっても過言ではありません。
旅行業はそういった意味でもかなり不利だったと思います。
まとめ
今後しばらくは海外就職は難しくなるでしょう。
そもそも労働ビザが発給されない可能性が高いので、
業種関係なく海外就職は厳しくなるはずです。
ただ、この状況が永遠に続くことはないでしょうから、
今のうちにスキルを磨いておくことをお勧めします。
景気が悪くなると本当に実力のある人以外は仕事がなくなります。
特に海外就職を目指すのであれば、
英語力は磨いておいたほうがいいですね。
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