では今から音声を流すので聞き取れるか試してみてください。
誰でも知っている簡単な単語ばかりですから、聞き取れるはずです。
(音声)Where did you get it?
・・・・・・・
えーと、わじゅげでぃ?
え、何ですか?
すいません。聞き取れませんでした。
そうですか...。じゃあ何と言っていたか正解を発表します。実はWhere did you get it?と言っていたんですよ。
え、そんな簡単な単語ばかりだったんですか?
そうなんです。びっくりですよね。
一つの単語みたいに聞こえたでしょ?
はい。
人間は自分の出せない音は聞き取れないんです。でも大丈夫。正しい発音を練習することで聞き取れるようになりますよ。
では、私の後について声に出して言ってみましょう。
発音練習をする2人。
93%の人が間違える、絶対にやってはいけないリスニング練習方法とは?
では、もう一度音声を流すので聞き取れるか試してみましょう。
(音声)Where did you get it?
す、すごい!完璧に聞き取れました。
そうでしょ。私のメソッドを使えばどんな英語でも聞き取れるようになりますよ(ドヤ顔)。
そんなことできるんですか!?
もちろんです。今お申込みいただければ特別価格で...
ちょっと待ちな。
うわっ、びっくりした!
あんた誰だ?
俺はアポロンだ。
・・・・・・・・
・・・・・・・
で、いったい何の用だ?
あんた、英語教師か何かか?
私は英語コーチだ。
お前さん、今なんで英語聞き取れたかわかるかい?
え?は、発音練習したからですよね?
もちろんそれもある。だが、今のやり方には「聞き取り練習」には致命的なミスがあるんだ。いや、聞き取ったと錯覚させる巧妙なトリックとでも言うべきか。
・・・・・。
どういうことですか?
今のやり方だったら、発音練習などしなくても誰でも100%聞き取れて当たり前なのさ。。
どういう意味だ?
あんた、本気で言ってるのか?
言っている意味がわからないんだが...。
どうやら本気でわかっていないようだな。ならば、この記事を読んでみるといい。
・・・・・・
こ、これは・・・!?
ようやくわかったようだな。
すいません。私にも説明してください。
お前さん、2回目の音声を聞く前に答え知ってたよな?
はい。Where did you get it?ですよね?
事前に答えを知っていたら、耳が音声と帳尻を合わせるようになる。つまり、Where did you get it?として聞き取ろうとするということだ。
まだちょっと意味がわからないんですが・・・。
洋楽のCDを聞いても何言ってるか全然わからないことってあるだろ?
はい。
でも、歌詞カードを見てから聞くと、「そう」言ってるように聞こえるよな?
確かに。言われてみればそうかも。
あれは耳が音声を歌詞に寄せにいくから「そう」言ってるように聞こえるんだ。
あ!そうか。
事前に何て言うか知っている状態で聞いたら、Where did you get it?と言っているようにしか聞こえないのさ。
・・・・・・・
だから、聞き取れて当たり前なのさ。
リスニング練習をするときは字幕を見てはいけない。なぜなら、「そう」言っているようにしか聞こえなくなるからな。
でもそれだとずっと聞き取れないままなんじゃ?
字幕は答え合わせに使うのさ。なんどチャレンジしても聞き取れないときに、何て言ってたのか確認する用途で使う。
そうすると、音と文字情報がリンクしてデータベースに保存される。すると、次回から同じ言葉を聞いたときに聞き取れるようになるのさ。
もちろん、リスニングには発音練習が欠かせないのは事実だがな。
それから発音を教わるならネイティブからのほうがいい。非ネイティブの英語のアクセントは変なクセがあるからな。
でも私。ネイティブの先生なんていません。オンラインレッスンはフィリピン人だし...。
じゃあ、この記事を読むといい。発音矯正には特別なスキルが必要だから、専門的な知識のある人間から学ぶほうがいい。一度変なクセがついたら後から治すのが大変だからな。
ありがとうございます!
あのー。
なんだ?
で、弟子にしてください!
最後まで読んでいただきありがとうございます。