英語ビジネスレベル最短への道 海外移住・海外就職ブログ

延べ5000時間以上英語の勉強に費やした僕が英語の上達法やマインドセットをシェア。現在カナダ在住。3つの国に移住した経験を活かし、海外移住・海外就職に役立つ情報を発信中。Sponsored by PronunciationPro,Lingoda.com,Grammarly,italki

Amazonでベストセラー!海外3カ国に移住した著者による海外移住マニュアルはこちら。

海外移住したら日本人コミュニティに所属したほうがいいの?

初めて海外移住する人にとって、日本人コミュニティはありがたい存在です。

 

言葉も通じず、友達もまったくいない海外で生活するのは決して楽ではありません。

仕事以外での交友関係もなく、休みの日はいつも一人で過ごすという人も少なくないです。

 

僕は一人で行動するのが楽なので、それを苦痛に感じたことはありませんが、

孤独に耐え切れず、海外生活に嫌気がさしてしまう人もいます。

 

今日は海外の日本人コミュニティについてお話していきたいと思います。

 

海外の日本人コミュニティ

f:id:Apollojustice:20190921081614j:plain

ちなみに僕は、前に住んでいたカナダ中央の小さな町に暮らしていたときだけ日本人会に所属していました。

 

ベトナムシンガポールバンクーバー(現在)では、まったく日本人コミュニティには所属していません。

 

日本人コミュニティ=日本人会ではありませんが、

概念としては「オフィシャルな組織かどうか」という違いしかありません。

ですので、ここでは特に区分せずにお話ししていきたいと思います。

 

海外では積極的に交流しないと交友関係は広がらない

海外移住したら、知り合いも友達もいない状態で生活をスタートすることになります。

 

友達でもできれば適度に気晴らしもできますが、

海外では、自分から積極的に交流の場に出ていかないと一切交友関係が広がりません。

 

特に非日本人の友達を作るのは相当ハードルが高いです。

社交的かつある程度の言語レベルがないと、彼らと親しくなるのは難しいでしょう。

 

職場に日本人がいたり子供の通う学校に日本人家族が通っていたりすれば、自然と日本人と知り合うことができますが、そうでない場合は彼らと接触する機会はありません。

 

自ら積極的に交友関係を広げる手段としては、現地在住者が利用しているポータルサイトを利用するか、SNSのコミュニティに参加するなどの方法があります。

 

日本人コミュニティに所属するメリット

日本人コミュニティに所属する一番のメリットは、「有益な情報が手に入る」ということです。

 

自分の家族だけで暮らしていると、現地の生活に役立つ情報がなかなか入ってきません。

 

日本人コミュニティでは在住歴が長い人もいるので、有益な情報を教えてくれることがよくあります。

 

僕も以前暮らしていた町で、たくさん役に立つ情報を教えてもらいました。

 

特に助成金(Subsidy)に関する情報は彼らと交流していなければ、いまだに知らなかったかもしれません。

 

子供の学校に関する情報も先輩家族がいろいろ教えてくれたので、非常に助かりました。

 

それと、日本のテレビをリアルタイムで見るための機械があることも、

友人夫婦から教えてもらいました。

 

www.apollosblog.com

 

休日に一緒に遊ぶかどうかは別として、日本人コミュニティは情報収集に非常に役に立ちます。

 

日本人コミュニティの問題点

①パワーバランスがある

以前別の記事でお話ししましたが、海外の日本人にはヒエラルキーが存在します。

簡単に言うと身分が違うということです。

 

日本の会社から手厚い補助を受け、高い給料をもらっている駐在員と、

現地水準、国によってはそれ以下の給料で生活している現地採用の日本人の間には大きな壁があります。

 

ギリギリのお金で暮らしている現地採用の人間と、

昼間っからランチやアフタヌーンティを満喫している駐妻(駐在員の奥さん)では、

交流を深めるのは難しいことはご想像いただけると思います。

 

そのため、この両者がお互いに交流しあうことは稀です。

 

僕が以前暮らしていた町は駐在員が存在しない場所だったので、

日本人コミュニティは永住者ばかりで、この壁を感じることはありませんでした。

 

噂で聞いただけですが、僕が以前住んでいたとある国では駐在員家族の中でも身分が分かれていたそうです。

 

「どこの会社に勤めていて、どんな場所(高級かどうか)に住んでいるかによって、

日本人コミュニティ内の力関係が決められていた」という話を聞いたことがあります。

 

それが僕たちを日本人コミュニティから遠ざけた理由の一つです。

 

②すでに人間関係が出来上がっている

日本人コミュニティにはすでに人間関係が出来上がっており、後から参加した自分は孤立感を感じるかもしれません。

 

みんな知り合い同士なのに自分ひとりだけ誰も知らない状態は、

言葉では表せないほどの苦痛です。

場合によっては、自分ひとりだけポツンと取り残されてしまうこともあります。

 

僕が日本人会に所属していたときは、幸いにもほとんどの人が顔見知り(仕事で交流がある)だったので、特に孤立感を感じることはありませんでした。

 

小さな町だったので、子持ちの家族が行く場所もだいたい同じだったので、

妻も図書館などで日本人の方と知り合っていました。

 

駐在員が存在しない日本人コミュニティの場合、在住歴が長いボス的存在の人がいます。

 

その人の人格次第では、日本人コミュニティの人間関係にストレスを感じることがあるかもしれません。

 

③せっかく仲良くなったのに本帰国される

これは主に駐在員の人に当てはまります。

 

駐在員というのは任期が決まっているので、だいたい3年ぐらいで日本に本帰国します。

 

せっかく日本人コミュニティで仲良くなったのに、その人が本帰国してしまうなんてことはしょっちゅうあります。

 

➃気の合わない人がいたら疲れる

これは僕自身が経験したわけではありませんが、交友関係が限られているため、もし気の合わない人がいたらストレスがたまると思います。

 

日本にいたら絶対に友達にならないような人でも、海外では「日本人だから」という理由で交流することがあります。

 

気の合わない人と付き合うというのは、気を使うので疲れますよね。

 

⑤英語力が上達しない

日本語環境は楽なのでついついどっぷりつかってしまいますが、

日本語環境に染まれば染まるほど、英語力は上達しなくなります。

 

英語力の向上にそこまで意欲的でないのであればそれでいいと思いますが、

英語がうまくなりたいのであれば、適度に英語環境に身を置く必要があります。

 

まとめ

今回はネガティブな意見が多めになってしまいましたが、

日本人コミュニティに所属することで得られるベネフィットはたくさんあります。

 

ただ、自分の性格とそのコミュニティに属する人との相性に依存するので、

絶対的な正解というのはありません。

 

特に移住したての頃は右も左もわからないので、

日本人コミュニティに所属するのがいいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。