英語ビジネスレベル最短への道 海外移住・海外就職ブログ

延べ5000時間以上英語の勉強に費やした僕が英語の上達法やマインドセットをシェア。現在カナダ在住。3つの国に移住した経験を活かし、海外移住・海外就職に役立つ情報を発信中。Sponsored by PronunciationPro,Lingoda.com,Grammarly,italki

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カナダにワーキングホリデーに行くと英語力があがるか?

今日は勉強法の話ではなく、エッセイのような形で進めて行きたいと思います。

 

海外に住めば英語力はあがるのか?

僕が日本にいたころ、テレビで海外にすむ「在住20年です!」見たいな人を見た時、彼らはみな語学が堪能なんだろうなと思っていました。

 

でも実際に自分が海外に住むようになって気づいたのは、日本人の約9割はその国の言語を勉強していないということでした。

 

語学の習得は一朝一夕で成し遂げることができるものではありません。

毎日1歩ずつ進みながら、気がついたら随分遠くまで来ていた。そんな感覚です。

多くの人が挫折してしまうのは、自分の小さな成長に気づけない(喜べない)からです。

ビジネスも同じです。数か月やって利益が出ないから、「このビジネスは儲からない」といって辞めてしまったら、成功なんてするわけがないですよね。

 

世の中には8:2の法則というものがあります。

英語を勉強したいと思っている人が100人いたとします。

するとそのうちの80人は勉強を始めることすらしません。

そして残った20人のうち、8割=16人は勉強を継続することができません。

 

つまり行動して継続するだけで100人中4人に入ることができるわけです。

僕が最初に海外に住む日本人の9割は英語を勉強していない、と言っていたのと辻褄が合うと思います。

 

いろんな国に住んできて肌感覚で感じていますが、「海外に住むだけでは語学力は上達しない」ということは断言できます。

 

ワーキングホリデーのよくある失敗事例

僕自身アジアに住んでいた頃は、ワーキングホリデーというものの存在を知りませんでした。

ワーキングホリデービザの取得には年齢制限があるため、僕がカナダに移住しようと思った時には、すでに年齢制限を越えていました。

僕はカナダの会社からジョブオファーをもらい、ワークビザで数年働いたのち永住権を取得しました。

ですが、カナダにこのルートで移住するのは極めて稀なケースです。

ここでは長くなるので説明は割愛します。

 

カナダに来て初めてワーキングホリデーの存在を知りました。

採用を担当してわかりましたが、ここにもやはり8:2の法則が働いていました。

 

しっかりと目標をもってカナダに来た人が2割、他の8割は明確な目標もなくただなんとなく来たという人たちでした。

 

もちろんそれがダメだというわけではありません。

「リフレッシュのために海外で1年暮らす」とか「海外に住んでみたかった」などの動機で来る人もいますので、目標がないことは否定しません。

 

ですが「英語が上達したい」という思いで来たにも関わらず、海外で暮らすうちに楽な方に流されてしまい、いつしかその思いも忘れてしまっている人も多数います。

 

何も考えずにワーキングホリデーに来ると自然と日本語環境に飲み込まれてしまうことになるので、事前に目標を明確にし、やらないこと(ここでは日本語環境に飲み込まれないこと)を決断する必要があります。

 

メインブログでRASについて説明していますので、よければそちらも読んでみてください。

 

www.theloablog.com

 

 

目標を具体的に設定すると、その目標への道筋(やり方)をRASが見つけてきてくれます。

RASはフィルターのような働きをしますので、不要な情報が入ってくることはありません。

しかし逆にいうと目標が明確でないということは、フィルターを通すべき情報も明確でないということです。

つまり不要な情報まで入ってきてしまうことになります。

 

もし英語が上達したい(いつまでに、どのくらい)という目標が明確であれば、日本語環境に飲み込まれるという選択肢は選ばなくなります。

 

でもなんとなく「英語が話せるといいな」ぐらいで来た人は、目標が明確でないため日本語環境に飲み込まれてしまい、気がついたらまったく英語が上達していなかったという事態に陥ってしまいます。

 

だから事前に「これはやらない(選ばない)」という決断をすることは非常に大切です。

 

ワーキングホリデーに働くチャンスのある職場はほぼ日本語環境

 

よほどの実績があるとか英語力が高い人でない限り、ワーキングホリデーの人に就労チャンスのある職場は日本語環境になってしまいます。

 

ベトナムシンガポールは日本人と現地スタッフの割合は現地スタッフのほうが多く、そのため職場で英語を話すことも日常的にありました。

 

ですがカナダの日系の会社は、ほぼ100%日本人スタッフのみ。よくて社内に1人外国人がいるかどうかといった感じです。

アジアの現地スタッフからすれば日系企業の給料水準は高いから、日系企業で働くメリットはある。だけどカナダの給与水準からすると、日系企業の給料というのは良くないのです。だから日系企業で働くメリットは彼らにはなく、そのため日本人スタッフしかいないという環境ができてしまいます。

 

最もメジャーなワーホリの働く場所は「日本食レストラン(通称ジャパレス)」です。

日系企業以外で、可能性があるとするならば、ホテルのハウスキーピングの仕事です。ただこれは聞くところによると一人で黙々と仕事をするだけなので、英語でコミュニケーションをとる機会はほとんどないようです。

 

もしそういう職場しか見つからなかったとしても、英語の勉強は個人でもできます。

大都市であれば英語で他の国の人と交流するような場もたくさんあります。

仕事で英語を使うチャンスがないのであれば、そういうところに行くなどする方法もあります。

 

本当に語学力を上げたいのであればワーホリよりも留学のほうが良いと個人的には思います。

ですが金銭面の問題でワーホリという選択肢を選ばざるを得ない人がほとんどだと思います。

 

調べてみればわかりますが、仕事そのものはいくらでもあります。

言葉ができなくても英語環境に入ることは可能です。

ただそれを知らないだけです。

必要なのは「決断」と「行動力」です。

 

ジョブフェアやワークショップが無料で開催されているので、積極的にそういったイベントに参加することです。

得することはあっても損することはありません。

 

「英語が苦手だからそういうところに行く勇気がない」という人がいますが、その思考が英語が上達しない理由だということにまず気づく必要があります。

 

海外に住むだけでは英語力は上達しません。

明確な目標を持ち選択と決断をし、行動することで初めて英語が上達することができます。

 

今日は以上です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。