英語ビジネスレベル最短への道 海外移住・海外就職ブログ

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上級者向け英語トレーニング イマージョン

今日は上級者向けの英語のトレーニング方法をご紹介します。

 

イマージョン(Immersion)とは

英語でImmerseは浸すという意味です。Immersionはそれの名詞形。つまり、自分自身を英語にどっぷり浸からせることを言います。

日本でも英語のイマージョン教育をしている学校があるみたいですね。様々な教科を英語で教える。英語の環境にどっぷり浸ることによって、英語力がアップすることが目的のようです。

 

French Immersion school

 

カナダは英語とフランス語が公用語です。ケベック州はフランス語が第一言語ですが、それ以外の州はすべて英語が第一言語になります。

英語が第一言語の子供の親は子供をバイリンガルにするために、French Immersionの学校に入れる人もいます。

学校の授業はすべてフランス語。

French schoolとFrench Immersion schoolがあり、前者は第一言語がフランス語の子供が通う学校、後者は英語が第一言語の子供が通う学校です。

前者の学校に通うためには両親のどちらかがフランス語をネイティブレベルで話すことが必須条件となっております。学校と親のコミュニケーションもすべてフランス語になるためです。

僕もフランス語を専攻していて、フランスに短期留学していたこともあったので、子供にはFrench Immersionに通わせようかと思っています。

 

英語のイマージョントレーニン

自己流のトレーニング方法になるので、参考になるかどうかわかりませんが、僕のイマージョントレーニングの方法を簡単にご紹介します。

僕は妻と子供も日本人のため、自宅では100%日本語を話しています。そうすると英語が鈍るので、英語脳に戻すためにイマージョントレーニングをします。

ただまる1日使うので、家族が自宅にいない環境じゃないとできません。

妻と息子が3月に1か月日本に滞在するので、その間にやる予定です。

 

簡単に言うと「1日中英語漬けになる」ということです。

日本語のテレビも本もインターネットも見ない。僕の場合だと、ビジネスに興味があるので、それに関連する動画をひたすら英語で見ます。

1日のうち8-10時間は動画を見続けます。何か調べたいことがあったら、インターネット上で英語で調べものをする。

頭でものを考えるときもすべて英語で考える。

そうすることで脳みそが英語脳に変わっていきます。

 

動画を見るときのポイントは「英語を学ぶことを意識しない」ことです。あくまでもネイティブの人達が「ビジネス動画」を見る感覚で動画を見ます。

イマージョンで大切なのは「英語を学ぶのではなく、英語に浸かる」ことです。

英語を頭で理解するのではなく、体得すると言えばわかりやすいでしょうか?

 

イマージョンは聞き流しではない

イヤホンをつけて英語を聞き流しながら1日を過ごすのはイマージョンではありません。聞き流していては内容も理解できないし、ただの雑音になってしまうだけです。

例えば飛行機に乗った時、機内アナウンスを集中して聞くとします。完全に意味は理解できなかったとしても、ところどころ聞き取れたりして、なんとなく理解できた経験はありませんか?

でも本を読むことに集中していて、機内アナウンスを聞き流していたとしたら、おそらく1%も聞き取りはできていないと思います。

母国語ならまだしも外国語を聞き流して習得するというのは不可能に近いです。耳を慣らすといった用途であれば、有効かもしれませんが。

 

初級、中級にはおすすめできない

 

イマージョントレーニングは中級者以下のレベルの人にはおすすめできません。英語にどっぷりつかったとしても、内容が半分以下しか理解できていないのであれば、効果は薄いです。

対人コミュニケーションのある状況でイマージョン環境に身を置くのであれば、初級、中級レベルの人も英語の上達に有効です。

例えば上述のFrench Immersionのように、その言語しか話さない人たちの環境に入ることです。

ですがセルフイマージョンは対人コミュニケーションがないため、英語で動画を見続けたとしてもあまり意味はないです。

フランス語をまったく知らない人が、フランス語の動画をどんなに見ても1ミリもわかりませんよね。

でもフランス語しか話さない人の環境に入れば、そこにコミュニケーションが発生するので、なんとなく何を言おうとしているのかが理解できます。

目線やボディーランゲージ、表情やしぐさなどで相手が伝えようとしていることが理解できるからです。

 

英語のイマージョントレーニングをする時のポイントは「自分の興味のある分野の動画を見る」ことです。

 

例えば僕は映画に興味がないので、おそらく映画を見ても退屈になってしまい集中力が切れて、他のことを考えるようになってしまいます。

それではイマージョンの効果も薄いので、自分の興味のある分野の動画を見ます。

旅行が好きなら、旅行を英語で紹介している動画を見る。料理が好きなら料理の動画を見る。

そうするとそれに関連した英語表現も身に付きます。

 

イマージョントレーニングは英語を体得するので、後になって無意識のうちに英語がスラスラと出てくるようになります。

 

今日は以上です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。