アウトプットすること(書くこと・話すこと)というのは、英会話上達に必須といってもいい条件のひとつです。
TOEIC高得点の人が英会話になるとからっきししゃべれなくなるのは、
インプットベースの学習法しかしていないからです。
学問として英語を学ぶのであれば別ですが、基本的に英語は「コミュニケーション」という目的を果たすための手段です。
ですからせっかく英語を学んでもコミュニケーションに生かすことができなければ、せっかく勉強に費やした時間が無駄になってしまう可能性があります。
アウトプットをすると英語の定着率があがるとお話をしました。
今日は誰でも簡単にできるアウトプット実践方法を解説していきたいと思います。
その方法とは「英語で日記をつける」ことです。
日記をつけることは英語でJournalingといいます。
英語で日記をつける場合、文章は自分で考えないといけません。
本の内容をノートに写すのが受動的学習法であるのに対し、英語で日記をつけるのは能動的学習法です。
頭を使うので自分で英語の文章をつくるということになれることができます。
日記をつけるメリットは2つあります。
①ゆっくり時間をかけて考えることができる
②日常的に使う表現を頻繁に使うことで、使用頻度の高い語句を習得できる
まず①についてですが、最初は英語の文章を考えるのに時間がかかると思います。
もし対人間のアウトプットをする場合、会話をするたびに間をとるわけにはいかないので、話す内容を考えている暇はありませんよね。
それに対し日記は時間制限もないので、自分の書きたい内容が英語で表現できない場合は、じっくりと時間をかけて考えることができ、もしわからなければネットなり辞書なりを調べることもできます。
もちろんアウトプットの場として会話から始めるのもいいと思いますが、
ある程度のレベルがないと、単語を連呼するだけだったり、相手の話に相槌をうつだけで終わってしまうので、練習の場として日記はおすすめです。
②ですが、日記というのは基本的にその日にあった出来事や自分が思ったことなどを書きます。
そこに登場する語句や表現というは頻繁に使うものが必然的に多くなります。
「買い物にいった」「楽しかった」「友達とあそんだ」「いやだった」など、
こういった表現は会話の場においても、頻繁に登場する表現ですので、日記をつけて繰り返し利用することによって、会話の際に無意識でこれらの表現を話すことができるようになります。
アジアに住んでいる時はほぼ聞かれませんでしたが、北米に住むようになってからは友達もしくは仕事仲間に「How's your weekend?」と聞かれることが多くなりました。
普段から日記をつけて自分の日常について英語で話せるようにしておくと、
こういう質問にも戸惑うことなく答えることができるようになり、
雑談に花が咲きます。
日記ですから誰に見られるわけでもないですし、間違えても恥ずかしい思いをすることもありません。
英語で日記を書くことが日課になると、英語の定着率がグンとあがります。
ぜひ試してみてください。
今日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。