日本ではコロナウィルスの感染者が過去最高になりましたね。
前回はGoToトラベルキャンペーンについて書きましたが、
このタイミングでキャンペーンをやったのはまずかったですね。
今コロナウィルスの第2波が訪れつつあります。
この状況で感染を全国に広げるようなことをするのは、
もはや暴挙としか言えませんね。
重症化する患者も少なかったため、
コロナに対する危機意識が希薄になってますが、
世界の状況を見ると決して楽観はできません。
コロナウィルスは日本だけのデータを見ていても、
あまり意味がありません。
世界の状況を知っておくことで、
今後どうなっていくのかが予想できるはずです。
今日は国別のコロナ感染者のデータなどを比較して、
世界の現状と第2波へ向けた備えについて考えていきたいと思います。
【第2波到来】コロナウィルスの各国データを検証!
こちらのサイトで国ごとのコロナ感染者のデータを閲覧できます。
ここまで詳細で具体的なデータは他にないでしょう。
海外在住者の人は自国のコロナの状況を見ておいた方がいいですね。
ひょっとしたら、第2次ロックダウンがあるかもしれません。
まずは全世界のコロナウィルスの感染者数を見てみましょう。
世界全体の感染者数
この数値を多いと見るか少ないと見るか、
それは人それぞれだと思います。
よく「インフルエンザと大して変わらない」みたいなことが言われますが、
実際これだけ多くの人々が亡くなり、
感染力も極めて高いのだから、
「インフルと比べてどうなのか」という議論は無意味です。
インフルより深刻じゃないからセーフとかそういう話じゃないですからね。
続いて1日ごとの感染者数のグラフを見てみます。
コロナ第2波が来ると勝手に言っていますが、
実は感染者数は毎日増加しているのです。
そもそも第1波が終わったわけではないのです。
死亡者数もピーク時よりも若干減りましたが、
それでも1日に約5000人以上の方が亡くなっています。
1日5000人=2日で1万人亡くなる計算です。
感染者は減るどころか増える一方で、
1日約5000人の方が亡くなっているとすると、
このままコロナが続けば。年末までに約60万人の方が命を落とす計算になります。
それでも「ただの風邪」などと言ってられるでしょうか?
各国ごとのデータ(感染者・死亡者・感染率・死亡率)
詳細な数値データに関しては、
上記リンクを開いてスクロールしてくと見ることができます。
ここでは主要国の現状だけを見ていくことにします。
アメリカ
コロナで亡くなる人の数は減っていますが、
感染者数は毎日増加しています。
このペースで感染者数が増え続けたら、
結構ヤバいことになりそうですね。
カナダ
カナダはコロナ対策をかなり厳しくしていたこともあり、
感染者数、死亡者数ともに減少傾向にあります。
ただし、アクティブケースのうち重症化している割合が40%あるので注意が必要です。
日本
他の国と大きく異なる点は、
一度終息しかけたのにそこから感染者が
爆発的に増えているということです。
日本のコロナウィルスは第2波と呼んでもいいと思います。
イギリス
ヨーロッパ代表としてイギリスのデータを持って来ました。
イギリスはどうやら終息へ向かいつつあるようです。
本当はアジア代表として中国のデータも引用したかったのですが、
デイリーのグラフデータがなかったので掲載はやめておきます。
データから読み取れること
各国のデータを見ていると2つのパターンに分類されます。
- 徐々に感染者が増えている
- 徐々に感染者が減っている
だいたいこの2つのどちらかです。
他の国のデータを見てもらえばわかりますが、
日本のように一度感染者が減ったのに、
そこから急増した国はほとんどありません。
つまり、日本と世界とでは状況が違うということです。
世界の国々が経済活動をスタートさせているからといって、
日本も同じようにしてしまうと大変なことになる可能性があります。
国によっては今までほとんど死亡者がいなかったのに、
最近になって亡くなる人の数が急激に増えたという国もあります。
真偽のほどは定かではありませんが、
コロナウィルスが変異し強毒化しているといったうわさもあります。
致死率について
日本は世界的にみてもコロナウィルスの致死率が低いです。
だからこそ、コロナを見くびって感染拡大させる人が後を絶たないわけですが。
個人的には致死率はそれほど重要でないと思っています。
特にパーセンテージが低い場合はなおさらです。
致死率50%で1000人が亡くなる場合と、
致死率5%で10000人が亡くなるのでは、
どちらがより深刻でしょうか?
個人レベルで考えれば前者でしょう。
致死率50%ということは、
感染したら二分の一の確率で命を落とすわけですから。
しかし、国家や社会レベルで考えた場合は、
後者の方が重要になります。
人口が1000人減るのと10000人減るのでは、
社会や経済に及ぼす影響が全然違います。
国レベルで考えると、致死率自体はどうでもよく、
重要なのは「何人亡くなったか」ということだけです。
要するに、どちらの立場から見るかによって、
解釈が全然違うものになるということです。
致死率が高いのであれば、
感染拡大の抑止力にもなります。
誰だって死にたくないですからね。
しかしこの数値が低いと、
今の日本のようにコロナウィルスを見くびって
感染拡大を助長するような行動をする人が増えてしまいます。
今は大丈夫でも感染者が増えれば、
当然死者の数も増えるし病院もパンクするので、
致死率も高くなる可能性があります。
国によって致死率は様々ですが、
これは医療のレベルの違いなどが影響しているので、
他国と比べる意味はあまりないように思います。
まとめ
日本ではコロナに対して楽観視してる人が多いですが、
データを見る限りだと日本はまずい方向へ進んでいるように思えますね。
コロナウィルス問題が今後どうなるかわからないので、
安易に考えて行動するのは避けたほうがいいでしょう。
特にこの状況でGoToトラベルキャンペーンを実施するのは、
自〇行為と言っても過言ではないと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。