カナダで2人、僕と息子が歩く道

離婚してシングルファザーになった著者がカナダで息子を育てる生活日記

別れの空


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関西国際空港(KIX)にいる。

 

幼稚園の始業式を終えた妻と次男が空港まで見送りに来た(僕ではなく長男を)。

 

妻&次男と一緒に空港まで行ったのではない。

2人が空港まで来たのだ。

 

なんせ昨日あんな別れ方をしたものだから、ロクにバイバイも言えなかったし。

 

僕はできれば妻とは会いたくなかったが、次男が来てくれるのであればそれも仕方ないかなと思った。

 

長男は照れているのかさみしいのか、それともリアルに嫌だったのか、終始ふてくされたような態度だった。

 

次男と2人で写真を撮ろうとしたが、恥ずかしがって一緒に写真を撮ることはできなかった。

 

出発口にて次男に手を振る。

 

消えていたはずの感情がよみがえり、少しだけ涙が出てきた。

 

最後に次男にお別れを告げることができてよかった。

 

妻に「16年間ありがとう。さよなら」と息子との2ショット写真を交えてLINEを送った。

 

既読にはなったが返事はない。

 

お互いいがみ合う形で終わることになってしまったが、妻には感謝しているのは確かだ。

 

その気持ちを伝えることができればそれでいい。

 

 

この別れは普通の離婚とは違う。

なんせ空港でお別れなわけだから。

 

日本を去るだけでもちょっとセンチメンタルになるのに、それが家族との別れとリンクしているのだから、感傷に浸らずにはいられない。

 

でも、いつまでもその気持ちに飲まれているわけにはいかない。

もう後戻りはできないのだから...。

 

別れの空は気持ちいいぐらい青く澄んで、まるで僕たち家族の新しい門出を祝福してくれているかのようだった。