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【辛口記事】英語力上達に必要なのはMotivationではなくMotive

僕は今まで日本人以外も含め、

様々な非ネイティブの英語話者に出会ってきました。

 

その中で感じた英語が上手な人の共通点、それは...

 

「英語を学ぶ必然性がある人」でした。

 

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英語学習だけに限らず何かを習得するためには、

「行動すること」と「行動を継続すること」が必要です。

 

結果を生むのは行動しかありません。

 

どんなに能力が高くても、

行動できなければ結果を手に入れることはできないのです。

 

そして、行動を継続し習慣化することでスキルや知識が定着します。

 

仮に1日だけ英語を猛勉強したとしても、

その後まったく勉強しなくなったらスキルや知識は定着しません。

 

この世界にはパレートの法則と呼ばれる法則が働いていて、

すべてのものは2:8の比率で構成されていると言われています。

 

英語を勉強しようと思い立っても、8割の人は行動を起こすことができません。

 

行動を起こした残りの2割の人のうち、

8割の人は習慣化することができず、

行動を継続できるのはさらに残りの2割の人たちです。

 

つまり、100人中4人しか行動を習慣化できていないということです。

 

 

英語学習が続かない理由

人間には変化を嫌うという習性があり、

ホメオスタシスという現状維持機能が働いています。

 

新しい習慣を継続することができないのは、

ホメオスタシスが現状に引き戻そうとするからです。

 

人生に変化が訪れると様々な苦難が降りかかるかもしれません。

変化しないことでいることが一番安心安全なのです。

 

だから、防衛本能の一種として現状維持機能が作動するのです。

 

これは本能的な力なのでそのパワーは強力です。

 

「やろう」という意志の力だけでは、

到底本能に抗うことはできません。

 

人間はそれを「モチベーション」と呼ばれる力で何とかしようとします。

 

しかし、モチベーションには浮き沈みがあるために、

モチベーションが下がったときに行動が止まってしまいます。

 

そして、ホメオスタシスの働きによって、

昔の(英語を勉強しない)自分に引き戻されるのです。

 

英語学習にモチベーションは必要ない

モチベーションの力だけで勉強したとしても、

その習慣は長続きしません。

 

そもそも「モチベーションが必要」と言っている時点で、

英語学習の挫折は時間の問題なのです。

 

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その理由は前述した通りです。

 

「やる気」や「意志の力」で本能の力に抗うのは、

よほど自己管理レベルが高い人でないと無理です。

 

 「行動する苦痛」と「行動しない苦痛」、

「行動で得られる快楽」と「行動しない快楽」、

 

これらを天秤にかけたとき、

ほとんどの人は「行動する苦痛」と「行動しない快楽」が勝ちます。

 

「確かに行動すれば人生が良くなるかもしれないが、

今の人生のままでもそこまで大きな支障はない」

 

のであれば、人間は「行動しない」選択を選んでしまうものです。

 

人間とは基本的に怠惰な生き物なのです。

 

MotivationとMotiveの違い

motivation

Motivationとは日本語に訳すと「やる気」という意味で、

Motiveを日本語に訳すと「動機」という意味になります。

 

ちなみに英語で意味を調べたところ、

次のような記述が見つかりました。

 

Motivation is the psychological process that  refers to general behavior. Motive, on the other hand,is the concrete cause of said behavior.

 

MotivationとはMotiveを達成するための「プロセス」です。

 

多くの人は「モチベーションをあげなきゃ」と、

モチベーションが目的化してしまっていますが、

Motiveさえしっかりしていれば、Motivationはおのずと高まるものです。

 

むしろモチベーションなど不要になります。

 

「時間がないから勉強できない」はウソ

英語学習をしている人たちの中には、

「時間がない」という理由で勉強できない人がたくさんいます。

 

そして、何とか勉強する時間を作ろうと必死になりますが、

大抵の場合はうまくいかずそのまま挫折していきます。

 

もしあなたが「時間がない」ことを理由に英語学習をサボっているなら、

それは「時間がない」ことが原因なのではありません。

 

英語学習に対する優先順位が低いことが原因です。

 

日常生活における英語学習の優先順位が低いから、

後回しを繰り返してしまうのです。

 

「時間がない」という言い訳は行動できない自分を正当化しているだけです。

 

もし「3か月以内に英語ペラペラにならなかったら両腕を切り落とす」と言われたら、

あなたは睡眠時間を極限まで削ってでも勉強するでしょう。

 

自分の時間や家族の時間を犠牲にしてでも必死に勉強するはずです。

 

それは「英語学習の優先順位(重要度)が高くなった」からです。

 

ちょっと考えてみてください。

 

毎日会社に行って働くのと、

1時間机に向かって英語を勉強するのは

どっちが楽ですか?

 

圧倒的に会社で働くほうがしんどいと思います。

 

体力的だけでなく精神的にも消耗してしますからね。

 

英語学習は自分のペースで取り組むことができるし、

ストレスを感じる事もほとんどありません。

 

うまくいかなくても怒られる心配もありません。

 

めちゃくちゃ楽ですよね?

 

なんでめちゃくちゃ大変な仕事は毎日できるのに、

めちゃくちゃ楽な英語学習は継続できないのでしょう?

 

それは、「仕事」の優先順位と重要度が高いからです。

 

「仕事しなかったら生活できない」という人がほとんどでしょうからね。

 

もし働いても働かなくても生きていけるのであれば、

あなたは好きでもない仕事を毎日継続することはできるでしょうか?

 

「行動する動機」さえきちんと持っていれば、

意志やモチベーションなどなくても行動できるし、

時間がなくても無理やりにでも時間を作るものなのです。

 

まとめ

英語学習に挫折してしまう一番の原因は、

「英語を学ぶ目的や動機が弱い」ことです。

 

別に英語が話せなくても困らないのであれば、

わざわざ大変な思いをしてまで英語を勉強する理由がないわけです。

 

だから苦痛を避けるために後回しにしてしまうのです。

 

あなたが「英語を勉強したい」と思った背景には、

必ず何かしらの動機があったはずです。

 

その動機を今一度見つめなおしてみて、

モチベーション不要で行動できる体質を作ってみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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