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海外移住先選びで失敗しない7つのチェックポイント(3か国移住経験者が詳しく解説)

これから海外移住を目指す人は、

移住先をどこにするか悩んでいる人もいると思います。

 

海外移住に詳しくない方のためにお伝えしておくと、

誰でも自分の住みたい国に住めるわけではありません。

 

ビザの制約があるために、

むしろ住める国は非常に限られていて、

選択肢は決して多くありません。

 

僕個人のアドバイスとしては、

最初の海外移住は行き先にこだわらないことをおすすめしています。

 

最初に移住した国にずっと住み続けるわけではないし、

海外在住経験が次の移住先の転職活動のアドバンテージになるからです。

 

今日ご紹介するポイントをしっかりと理解しておかないと、

実際に海外移住したときに苦労するかもしれません。

 

僕が3つの国に海外移住した経験を踏まえて、

海外移住先を決める際に抑えておくべきチェックポイントを解説します。

 

 

 

海外移住先選びで失敗しない7つのチェックポイント

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①住環境

長期的に海外で暮らすのであれば住環境は非常に重要です。

 

質の低い部屋にずっと暮らし続けるのは苦痛です。

それなりによい住環境でないと長期的に暮らすのは難しいです。

 

家賃の相場もしっかりとチェックしておく必要があります。

 

例えば、シンガポールはめちゃくちゃ暮らしやすい国ですが、

国土が小さいために家賃がベラボーに高いです。

 

そのため、現地採用として働いた場合、

単身者だったら「ルームシェア」で暮らすのがやっとでしょう。

 

共働きでギリギリユニット全体を借りれるかどうかです。

 

しかもコンドミニアムのような高級住宅には住めません。

HDBと呼ばれる公団住宅でなんとかギリギリぐらいです。

 

あなたは今後数十年ルームシェアで暮らせますか?

 

ちなみにカナダもかなり家賃は高いです。

 

②言語

海外移住先の国の公用語も非常に重要です。

 

長期的に暮らすのであれば、現地の人とのコミュニケーションは避けられません。

 

移住先の国の公用語が英語であるか、

英語が通じる国であるのが望ましいです。

 

業者、病院、公的機関、学校など様々なシチュエーションで、

現地の人々とコミュニケーションをとる必要があります。

 

「相手の言っていることがまったくわからない」

 

このような状態だと非常に苦労することになるでしょう。

 

海外移住がゴールになっている人は、

移住後に英語を勉強しなくなりますが、

海外で長期的に暮らすのであれば言語学習はやっておくほうがいいです。

 

③医療・福祉

長期的に海外で暮らすのであれば、

医療や福祉もチェックしておいた方がいいです。

 

シンガポールは日本人クリニックが複数ありますが、

そのような国だと病院問題で苦労することは少ないでしょう。

 

アメリカは保険料が高すぎるために、

病院に通うことができない人も数多く存在します。

 

保険料は会社が負担してくれる場合もありますが、

そうでない場合は自分で支払う必要があるため、

しっかりとチェックしておくのが良いでしょう。

 

「保険料が高くて病院に行けない」

 

なんてことになったら大変ですからね。

 

ちなみにカナダは健康保険料は州によって有料・無料が異なります。

 

アルバータ州は僕が移住した2014年時点ですでに無料でした。

現在住んでるブリティッシュコロンビア州は2017年頃に無料になりました。

 

国によっては外国人への福祉が十分でない場合もあります。

 

カナダは子供手当やその他もろもろの福祉が手厚いし、

外国人でも受給資格があります(一部永住権保持者のみのものもある)。

 

④日本食・日本製品が手に入るか

食事はかなり重要です。

 

海外移住先の国の食事が口に合わなければ、

けっこうキツい思いをすることになります。

 

僕の場合、ベトナムやシンガポールの食事は好きでしたが、

カナダの食事は口に合いませんでした。

 

日本人が好むような味の食事が少ないし、

ハンバーガーとかピザばっかなので飽きます。

 

我が家は妻が日本食を料理してくれるので大丈夫ですが、

もし毎日その食事ばかりだったらと考えるとゾッとします。

 

日本人在住者の多い地域は大型の日本食スーパーがありますが、

基本的に日本食や日本製品は手に入りづらいです。

 

シンガポールは日本とほぼ変わらない状況でしたが、

カナダは品ぞろえもいまいちで日本製品は高めです。

 

⑤一時帰国のフライト

海外に移住すると定期的に日本に一時帰国します。

 

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日本行の直行便があるか?

価格はリーズナブルか?

日本までの所要時間は?

 

など、一時帰国のフライトのことも考えなければなりません。

 

国や地域によっては、日本への直行便が存在せず、

移動に膨大な時間と費用がかかる場合もあります。

 

家族がいる場合はそのコストはかなり大きくなります。

 

日本への距離が近く直行便も充実していれば、

年に数回一時帰国することもできますが、

移動が長く価格も割高である場合は、

数年に一度しか一時帰国できないこともあります。

 

④ビザ・永住権見込み

前回の記事で「アメリカが外国人労働者にビザを発行しないことになった」というニュースを紹介しました。

 

ビザというのはその国の情勢に依存するリスクがあります。

 

コロナのように失業率が上がると、

ビザが発給されなくなる可能性があるからです。

 

クローズドビザの場合は、

自分の雇用主の業績不振で、

解雇されたり会社が倒産したりすると、

自分のビザも失効し長期滞在資格も失います。

 

できる限り外的要因に影響を受けないために、

永住権を取っておくのが好ましいです。

 

しかし、永住権取得はかなりハードルが高く、

国によってはそもそも永住権取得見込みがない場合もあります。

 

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今後10年、20年と労働ビザで滞在し続けるのは、

非常にリスクがあると言えます。

 

移住したはいいが永住権取得見込みがない国だった場合、

必然的に労働ビザで暮らさざるを得なくなります。

 

できれば、永住権取得見込みがある国を選択するのがいいでしょう。

 

⑦仕事が十分にあるか?

海外在住者の多くは日系企業で働いています。

 

経済の低迷により日系企業が撤退してしまうと、

働けない海外在住者が出てきます。

 

ローカルの会社に雇用されるというのは、

決して簡単ではありません。

 

仕事が見つかったとしても、

賃金の低い仕事しかできない可能性があります。

 

低水準の収入で海外生活や一時帰国の費用を賄うのは、

かなり無理があります。

 

実際、カナダに住んでいる日本人の中にも、

 

「一時帰国したら貯金がゼロになる」

 

という人もいます。

 

つまり、日本に一時帰国するために働いているようなものだということです。

 

海外で暮らすことも重要ですが、

最低レベルの暮らししかできないのであれば、

それは必ずしもハッピーであるとはいえないはずです。

 

海外在住者も自分の力で稼ぐ能力が求められる時代です。

 

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まとめ

海外移住はゴールではなくスタートです。

 

海外移住した後のことまでしっかり考えておかないと、

海外生活で苦労することが増えます。

 

いつ何が起こるかわからないので、

どのような状況にも対応できるような

自分作りをしておくことも重要です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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