みなさんはSNSをやっていますか?
僕はいつかのSNSをやっていますが、最近はどれも放置気味で利用する機会も以前と比べると少なくなりました。
SNSはまだまだ暇つぶしの領域を出ていない感が否めず、
それらを運用することによる実利というのはビジネス目的の人以外にはないように思えます。
僕は数年前人生のどん底にいたときに、
Facebookをやっていたおかげで人生が救われたことがあります。
もしあなたがまだFacebookをやっていないのであれば、
とりあえずアカウントだけでも設定しておくことをおすすめします。
カナダ永住権については、こちらの記事で詳しく解説しています。
Facebookがどん底人生の僕を救った話
僕のどん底人生について詳しく知りたい方はメインブログを読んでみてください。
数年前カナダ中央部の山岳部に位置する街に住んでいた僕は、
人生のどん底にいました。
細かい事情については省きますが、
とにかく一刻も早くその街を脱出しないといけないぐらい追い込まれていました。
当時僕はカナダの永住権を申請中でした。
永住権を取得することができれば自由の身になれるので、
その街を脱出することができます。
永住権の申請についてはプロのコンサルタントに依頼をするので、
自分がやるべきことはそれほどありません。
しかし、僕の場合は事情が違いました。
必要書類が通常の人よりも多かったのです。
ベトナムとシンガポール在住時のワークビザは返還済みのため手元になく、
在住していた証明が難しいので、Notary Publicを訪れパスポートのスタンプページすべてに署名をしてもらいました。
そうすることで公的に滞在証明として受理してもらうことができます。
しかし、1ページにつき30ドルの手数料がかかりました。
ただハンコをおしてサインをするだけの作業です。
ベトナムとシンガポールの出入国スタンプがあるページ全て+妻の分もやってもらったのでかなりの金額がかかったのを覚えています。
普通の日本人が永住権申請をする場合は、
領事館を訪れ指紋採取して日本の警察証明を取得します。
ただ、僕の場合はベトナムとシンガポールの警察証明も取得しなければなりませんでした。
シンガポールはオンラインで申請するのですが、
ベトナムは指紋を現地まで送らなければなりません。
そのため自宅近くの警察署まで赴き、指紋をとってもらいました。
とにかく普通の人の永住権申請よりも時間もお金もかかりました。
自分としては1日も早く永住権が欲しかったので、
お金はともかく、時間がかかるのがとにかくもどかしかったです。
そして警察証明が届けば必要書類はすべてそろうという状態になったときに、ある事件が起こります。
別人の警察証明が送られてくる
当時は毎日郵便局にいって警察証明が届いていないか確認していました。
とにかく「早く永住権取得をして自由になりたい」という強い気持ちがあったからです。
待てど暮らせど警察証明は届かず、精神的にも限界に近い状態だったある日、
Facebookに見知らぬ人からメッセージが届いていました。
メッセージの送り主を確認するとオーストラリアに住む女性でした。
「なんだろう?」と思ってメッセージを開くと、そこにはこう書いてありました。
「あなたのベトナムの警察証明がこちらに届いている。おそらくあなたのところに私の警察証明が届くから私のところまで送ってほしい」
彼女は警察証明に書いてある名前で検索をして僕を発見したようでした。
僕は居住地も公開していたので、それが手掛かりとなり僕を特定できたのだと思います。
翌日僕のところにベトナムの警察証明が届きました。
封筒の宛名は僕になっていますが、警察証明の中身は昨日の女性のものでした。
僕はオリジナルの警察証明は必要なかったので、
その女性にスキャンしたものをPDFで送ってもらいましたが、
彼女は原本が必要で就職のために来週までに提出しないといけないとのことで、
速達で彼女のところに警察証明を送り返しました。
この件については完全にベトナム警察のミスですが、
当然彼らは何の対応もしてくれません。
もし、僕がFacebookをやっていなかったとしたら、
待ちわびた警察証明がまったく別人のもので途方にくれるしかなかったと思います。
その場合はまた1からベトナムの警察証明の申請をやり直すことになるので、
さらに時間がかかることになっていたでしょう。
しかもカナダの永住権申請は書類提出までのDeadlineがあるので、
下手したら間に合っていなかったかもしれません。
ちなみにシンガポールの警察証明でも配達をめぐりすったもんだがありました。
Facebookはとりあえずやっておこう
僕のようなケースは極めて稀ですが、とりあえずFacebookはやっておいたほうが何かと役に立つと思います。
「個人情報が知られるのは嫌だ」という人も多いと思いますが、
僕の場合は個人情報(居住地)を公開していたことで、相手が自分を特定することができました。
自分が忘れ物や落とし物をしたとき、そこに個人を特定できる情報があれば、
誰かがFacebook経由で連絡してきてくれるかもしれません。
「海外で忘れ物や落とし物をするとまず出てこない」と言われていますが、
僕はカナダでクレジットカードを落としたのに、駅の遺失物預かり所に届いていたことがあります。
世の中にはいい人も結構いるものです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。