英語ビジネスレベル最短への道 海外移住・海外就職ブログ

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海外就職に成功する極秘テクニック

海外就職に成功しやすい人はどういう人でしょうか?

 

それは「あなたでなければならない理由」を持っている人です。

 

ビジネスの世界でよく使われる用語にUSPというものがあります。

USPとはUnique Selling Propositionの略で、日本語に訳すと「独自の売り」という意味になります。

 

このUSPが弱かったり明確でない場合、

そのビジネスは価格競争に巻き込まれ、ジリ貧に追い込まれます。

 

なぜなら、他社との差別化ができていないので、

価格を下げることしかできなくなるからです。

 

このUSPこそが、その会社にとっての「選ばれる理由」になります。

 

USPと同じ概念でMSPというものがあります。

これはMe Selling Propositionの略で、いわば「あなた自身の独自性」を指します。

 

このMSPが明確な人ほど海外就職がうまくいく傾向があります。

 

 

 

就労ビザの仕組み

なぜMSPが明確だと海外就職がうまくいくのかということについては、

就労ビザの仕組みを理解するとわかります。

 

www.apollosblog.com

 

海外就職では一般職よりも専門職のほうが圧倒的に有利です。

 

寿司職人や美容師が重宝されるのは、彼らに特殊なスキルがあるからです。

 

言い方は悪いですが一般職は誰でもできます。

誰でもできるということは、日本人である必要はないわけです。

 

政府としても自国民の雇用を守りたいと思っているので、

誰でもできる仕事に労働ビザは支給してくれません。

 

「誰でもできる仕事なら、うちの国の人雇いなさいよ」

 

と政府が考えるのは当たり前のことです。

 

顧客の大半が日本人で、日本語でカスタマーサービスをする必要性がある場合は、

一般職でも日本人を雇う理由があります。

 

しかし、ただの事務作業であれば日本人である必要性はありません。

 

あなたでなければならない理由

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一般職であっても、そこに「あなたでなければならない理由」が存在すれば、

海外就職は十分可能です。

 

例えば、あなたに非常に高度な経理スキルがあった場合、

あなたを雇うことによって経理業務が合理化され、会社の業績アップにつながるかもしれません。

 

その場合、会社としてもあなたを雇わなければならない理由ができます。

なぜなら、あなたではなく普通の人を雇ったのであれば、会社の業績が全く違ったものになるからです。

 

そうすると、たとえ一般職であったとしても「あなたでなければならない必然性」が生まれます。

 

もちろん、突出したスキルや知識がなくても一般職でビザをとることはできます。

 

しかし、普通の人と差別化をすることができれば、

あなたを雇う大義名分が生まれます。

 

僕が初めてベトナムで海外就職した当時、

僕はいっさいオフィス業務の経験がありませんでした。

 

しかし、日本で添乗員(ツアーコンダクター)の経験が豊富にあり、

僕よりも旅行の現場のことを熟知している人は他にいませんでした。

 

それが当時の僕のMSPであり、だからこそ海外就職に成功したのだと考えています。

 

今の自分が再度別の国で働くとするならば、

僕のMSPは「3か国で日系・外資系勤務経験があり、そのうち5年間は管理職」となります。

 

MSPが明確であればあるほど、他の人々との差別化がしやすくなります。

 

マイノリティになる

今の時代はゼネラリストよりもスペシャリストが求められる時代です。

 

スペシャリストになるデメリットは、

マイノリティであるがゆえに世間の大半から必要とされないことです。

 

しかし、少数とはいえあなたのことを必要とする人は必ずいます。

その人の心にだけ刺さればそれでいいのです。

 

ブログを例にあげるのであれば、

当たり障りのないことを書いていれば、万人に受け入れてもらうことができます。

 

しかし、その発信内容は誰の心にも刺さりません。

同じようなことを発信している人は無数に存在するからです。

 

逆に、非常にエッジの立ったブログを書いている人は、

大多数の人からは見向きもされませんが、

同じ意見をもった少数の人にとっては非常に心に響くブログになります。

 

僕のベトナムの事例でいうならば、

旅行会社以外のほとんどの会社にとっては、

僕のMSPである「添乗員経験」というのは全く響かないことになります。

 

でも、旅行会社にとっては僕のMSPは非常にインパクトがあるわけです。

 

自分のコンセプトメイキングをする

自分の強みがなかなか活かせそうにない場合は、

見せ方(コンセプト)を変えるとうまくいくことが多いです。

 

例えば、昔の僕が旅行会社以外の会社に就職したいと考えた場合、

「添乗員経験」をアピールしても採用される可能性は低いでしょう。

 

しかし、「旅行の現場でたった1人で数々のトラブルやクレームに対処してきた」というMSPをアピールすれば、カスタマーサービスの職種に対して強みとなります。

 

もしあなたがネットで不用品を販売するのが得意だったとします。

 

普通に考えるとただの趣味なので、就職活動には役に立たないように思えます。

 

しかし、見せ方によっては「ウェブマーケティングスキル」をアピールすることもできます。

 

「どうすれば商品が売れるかを試行錯誤してきた」という経験は、

セールスやマーケティングを探究してきたと表現することもできます。

 

自分の好き・得意を磨き上げる

自分の好きや得意はあなたの強みになり、

それが他者との差別化につながります。

 

自分の好きなことや得意なことというのは、

「何の役にも立たない」と過小評価しがちですが、

他の人からするとすごいスキルである場合が多いです。

 

「ブログを毎日書く」だけでもすごいことです。

 

ほとんどの人は継続することができないからです。

 

継続する力というのは一種の才能です。

 

自分の好き・得意を磨き上げ、コンセプトメイキングをする

 

これで海外就職に成功する確率が高くなります。

 

最後までよろしくお願いいたします。