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英語文法 would,could,shouldは過去形なのに未来のことに使うこともある

今日は文法に関するお話です。

僕は英語というよりは英会話の学習をメインにしていますので、あまり文法に関しては深く掘り下げて勉強していません。

 

ですが、今日ご紹介するwouldやcould,shouldなどの活用に関しては、英会話にも頻繁に登場する用法ですので、英会話をメインに学習されている方にも参考にしていただけるのではないかと思います。

 

過去形なのに未来を表す

学校で文法を習った時、would,could,shouldはwill,can,shallの過去形であると教えられたと思います。

 

もちろんその通りなのですが、だからといってこれら3つの単語がすべて過去を表すと解釈してしまうと状況により、意味がまったく違うものになってしまうこともあります。

 

なぜこれらの用語が過去形なのに過去以外のことを表すかというと、仮定法と同じ理屈だからです(これからご紹介する表現が実際に仮定法と呼ばれているかはわかりません)。

 

仮定法については下記の記事にて解説しています。

これと同じ理屈で考えてもらえるとわかりやすいと思います。

 

www.apollosblog.com

 

Shouldの場合

英会話でよく使うshouldの代表的な例文は以下のものになります。

 

What should I do?  何をすればよいでしょうか?

 

これは過去形を使っていますが、未来のことについて言及していますね。

What shall I do?という表現は聞いたことがありませんが、これを仮定法にしたものがWhat should I do?です。

 

(何かをするとしたら)何をすればよいでしょうか?

 

( )内の部分が仮定になってますね。だから過去形ですが過去の話をしているわけではありません。

 

Wouldの場合

英会話で覚えておくと便利な表現にI would say(I'd say)というものがあります。

簡単に訳すと「~と思う」という意味になります。

 

I thinkばかり使って飽きてしまった人におすすめの表現です。厳密には必ずしもI thinkと置き換えれるわけではありませんが、あまり複雑に理解すると使えなくなってしまうので、とりあえず「~と思う」と覚えてもらえればそれでいいと思います。

 

I would say black one is better. 黒のほうがいいと思うよ。

 

これは「黒と赤のどっちがいい?」と聞かれて「(僕だったら)黒のほうがいいと思う(言う)よ」と言うときの返答です。

 

( )内の(僕だったら)という部分が仮定になってますね。だから過去形を使っていても未来(現在?)のことに対して使っています。

 

ちなみに「僕だったら」ではなく、「私に言わせれば」と表現したいときはIf you ask me,を使います。これは固まりとしてこのまま使えるので、覚えておくと便利な表現です。

 

Couldの場合

同じ理屈をさんざん解説してきたので、「Couldについてあえて触れる必要はない」と思うかたもいらっしゃるかもしれません。

 

そんな方は以下の例文を見てみてください。

 

He could win the game today.

 

これどういう意味だかわかりますか?

 

「彼は今日試合に勝った」ということを言いたいときに、この例文のように表現してしまうと、話の流れがない場合聞き手は混乱してしまいます。

 

なぜならこの文章は「彼は今日勝てるかもしれない」という意味もあるからです。

 

これが「今日」ではなく、「明日」の話であれば、過去のことを話しているわけではないというのは想像できます。

ただ今日の話だった場合、もう終わった今日のことなのか、これから始まる今日のことなのかがわかりません

 

ですから「彼は今日試合に勝った」と言いたいのであればHe was able to win the game today.と表現しなければなりません。

 

ただ単純にcanの過去がcouldという形で理解しているだけだと、このような誤解が生じてしまうことがあるので注意が必要です。

 

今日は以上です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。