カナダで2人、僕と息子が歩く道

離婚してシングルファザーになった著者がカナダで息子を育てる生活日記

ただ生きてるだけ

 


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カナダに戻ってきてから一度も外出していない。

正確に言えば、食料品の買い物以外で一度も外出していない。

 

ずっと家に引きこもり。

 

朝起きて

ジム行って

仕事して

ご飯食べて

寝る

 

(※ジムはコンドの中にある)

 

その繰り返し。

 

 

息子がいなければ誰とも会話しない生活が続いていただろう。

(息子ともほとんど会話してないが)

 

 

友達もいないし、行きたいところもない。

やりたいことも特にない。

 

 

次男を思い出すので公園にも近づけない。

 

 

ただ生きてるだけ。

まさにそんな感覚。

 

こんな生活がずっと続くと思うと絶望すら感じてしまう。

 

今は明るい未来が思い描けない。

 

 

天気がいいから日光に当たるため少し散歩をしたが、少しだけ歩いて苦しくなってしばらく座り込んでいた。

 

歩いたのは、距離にして約50mぐらい。

 

スマホを握りしめたまま下を向く。

涙が地面にポトポトと落ちる。

 

なぜ涙が出るのか自分でもわからない。

 

 

「落ちるところまで落ちてやろうか」

 

そんなことがふと頭によぎる。

 

心の傷は時間が癒してくれると言うけれど、今のぼくにはそうは思えない。

 

 

出かけたくても出かけられない。

 

ずっと家に引きこもっていて

ただ生きてるだけ。