英語ビジネスレベル最短への道 海外移住・海外就職ブログ

延べ5000時間以上英語の勉強に費やした僕が英語の上達法やマインドセットをシェア。現在カナダ在住。3つの国に移住した経験を活かし、海外移住・海外就職に役立つ情報を発信中。Sponsored by PronunciationPro,Lingoda.com,Grammarly,italki

Amazonでベストセラー!海外3カ国に移住した著者による海外移住マニュアルはこちら。

なぜ毎日1時間勉強しているのに英語が覚えられないのか?

現在は違いますが、以前の僕は毎日1時間は英語を勉強していました。

 

普通毎日1時間も勉強していればかなり英語レベルが上達しそうなものですが、残念ながら勉強した時間の割には、大して英語が上達しませんでした。

 

英語を毎日熱心に勉強している方の中には、

以前の僕と同じような悩みを抱えている方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

今日お話しする内容がそういった方のお役に立つことができればうれしいです。

 

 

エビングハウスの忘却曲線

毎日1時間英語を勉強している方には衝撃の真実になりますが、

実は僕たちが勉強したことの56%は1時間も経てば忘れてしまっています。

 

これはドイツの心理学者エビングハウスが発表した「エビングハウスの忘却曲線」によるデータです。

 

f:id:Apollojustice:20190720113238j:plain

出典:Sid Savara

 このエビングハウスの忘却曲線によると、以下のようなことがわかります。

 

  • 20分後には42%忘れる
  • 1時間後には56%忘れる
  • 9時間後には64%忘れる
  • 1日後には67%忘れる
  • 2日後には72%忘れる
  • 6日後には75%忘れる
  • 31日後には79%忘れる

 

つまり、1時間勉強したとしても1日後には67%も忘れてしまっているということです。

 

これではせっかく英語勉強にかけた長い時間が無駄になってしまいます。

 

動画解説はこちら。

 

 

英語の勉強は量よりも質

f:id:Apollojustice:20190720121802j:plain

 

僕自身も経験があるのですが、1時間勉強してもほとんど覚えていないこともあれば、

10分しか勉強していないのにその内容を完璧に覚えることができたこともあります。

 

英語の勉強に限った話ではありませんが、結局のところ結果がすべてです。

 

仮に月に100時間勉強したとしてもその効果が見られないのであれば、

その勉強はやらなかったのと同じことです。

 

逆に1日10分しか勉強しなかったとしても、

その内容を完璧に覚えているのであれば、

1時間勉強することよりも価値があります。

 

このことからもわかるように、「英語の勉強は量よりも質のほうが大切」なのです。

 

質の高い勉強をするためには

なぜ1時間勉強するよりも10分勉強するほうが、

英語力が上達したのかと言われればそれは勉強の質が違うからです。

 

1時間も勉強していると集中力が散漫になってきます。

 

本を読んで勉強しているときも、

字を読んでいるだけで思考は別のことを考えていることがよくあります。

 

これは形だけ勉強しているつもりになっているだけです。

 

10分間しか勉強しないというのは、

時間は短いですが学ぶ内容も少なく、

集中力が高い状態なので学習内容が定着しやすいです。

 

1時間勉強することがダメだとはいいません。

 

ただ、大前提として「集中できる環境に身を置く」必要があります。

 

自分を誘惑するものがたくさんあったり、

気が散るような環境にいる場合は集中力が下がってしまいます。

 

また、もし集中力が落ちてきたと思ったら、

無理して勉強を継続せずいったん休憩することも必要だと思います。

 

1日で一番エネルギーが高いのは朝の時間帯

「英語の勉強は夜にやる」という人が多いですが、

夜は心身ともに疲れ切っているので学習効率が悪いです。

 

仕事でクタクタになった状態で机に向かうのは億劫だし、

エネルギーが残っていないので集中力も低いです。

 

1日で一番エネルギーが高い時間帯は「朝起きてすぐ」です。

 

最新の脳科学でも集中力が最も高い時間帯は、

朝の6時から7時だといわれています。

 

早朝であれば家族や突然の仕事の連絡に邪魔されることもなく、

非常に集中できる状態で勉強することができます。

 

夜に英語を勉強しているという人は、

早起きしてあさイチで勉強するようにしてみてください。

 

それだけでかなり学習定着率が高くなるはずです。

 

 

学習目標を時間基準にしない

「毎日英語を1時間勉強する」という目標設定をしてる人は多いです。

 

中には1日に3時間英語を勉強するという人もいます。

 

しかし、本当に重要なことは「何時間勉強したか」ではなく、

「どれだけ学習内容が定着したか?」です。

 

学習目標を時間に設定するとやったつもりになりますが、

実際のところはほとんど学んだことが身に付いていないことが多いです。

 

学習時間が長ければ長いほど集中力は低下し、

学習定着率が悪くなります。

 

学習目標を設定するときは「〇時間勉強する」といった形ではなく、

「今日は○○の英語表現を覚える」といった感じにしたほうがいいです。

 

毎日1時間勉強するという目標はやめたほうがいい理由

 

「毎日1時間勉強する」という学習目標は、

個人的にはおすすめしません。

 

ダラダラと1時間勉強するぐらいなら、

集中して15分勉強するほうがよっぽど定着します。

 

毎日1時間勉強するという目標はかなりハードなので、

先延ばしをして挫折してしまう原因になる可能性が高いです。

 

何時間勉強したかよりも何を学んだかのほうが重要です。

 

 

短い時間で反復学習をする

一番おすすめなのは、時間を小分けにして反復学習することです。

 

仮に「1日1時間英語を勉強する」というルーティンがあるならば、1時間を15分×4回にわけて、同じ内容を反復して練習するのがおすすめです。

 

当たり前ですが、反復した回数が多ければ多いほど定着率は高くなります。

 

f:id:Apollojustice:20190720122145j:plain

出典:Sid Savara

勉強と言うと知識を詰め込むことを考えてしまいがちですが、

実はそのやり方は非常に効率が悪く、

同じことを何度も反復して学習するほうが、

実は遠回りに見えて一番効率的な勉強法だったりします。

 

 英語がなかなか覚えられないという人は、

短い時間で集中して勉強し、

反復学習を何度もすることを試してみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

僕が英語圏留学ゼロの状態から海外3か国に移住し、

カナダの外資系企業で働くまで英語力が上達した勉強法を、

こちらの電子書籍で公開しています。


【英語学習法】逆日本式 英語勉強術: 海外3か国で10年の英語ビジネス経験を持つ筆者が語る非常識な英語学習法