海外の会社で働いてみたい人や、
外資系企業に勤務したい人は、
応募の際に英文のカバーレターの提出が必要になります。
カバーレターとはレジュメ(履歴書)と共に送付する
自己PR文のようなレターのことです。
これがカバーレターです。
提出は必須ではありませんが、
外資系企業に応募するならカバーレターがないと、
まず書類選考で落とされるのは間違いないでしょう。
日本の応募書類には存在しないものなので、
正しい書き方をご存じない方も多いと思います。
今日の記事では「選ばれるカバーレター」の書き方について、
自身の経験も踏まえて解説していきたいと思います。
英文カバーレターのテンプレート
英文レジュメにしろカバーレターにしろ、
基本的にフリーフォーマットです。
書くべき項目や内容は自分で自由に決めることができます。
そのため適当にカバーレターを書いている人も多いですが、
優れたカバーレターにはテンプレートが存在します。
テンプレートとは「型」のようなものだとお考え下さい。
選ばれるカバーレターのテンプレートは以下の項目です。
①ヘッダー
②担当者名(宛先)
③応募職種
④自己紹介(経歴)
⑤自己PR(自分を雇うべき理由)
⑥締め(クロージング)
一つずつ解説していきます。
①ヘッダー
自分の名前や住所、電話番号やメールアドレスを書く場所のことです。
メールアドレスはふざけたアドレス名だとマイナスな印象を与えるため、
「フルネーム@gmail.com」のようなビジネス用のアドレスを準備しましょう。
応募の日付を書くことも忘れずに。
②担当者名(宛先)
Dear Mr Smithのように、担当者の名前が分かっている場合は敬称付きで表記します。
採用担当者の名前が不明の場合は、
以下の表記のいずれかを利用するのがよいです。
Dear Hiring Manager,
Dear Sir/Madam,
To whom it may concern,
③応募職種
何のための(カバー)レターなのかを書く場所です。
I am writing in response to the job advertisement on the website for the position of assistant manager.
(ウェブサイトの広告に掲載してあったアシスタントマネージャーに応募するためにこのレターを書いています)
I am writing to apply for the position of tour coordinator.
(ツアーコーディネーターの職種に応募するためにレターを書いています)
④自己紹介(経歴)
自分の職歴や経歴などのバックグラウンドについて書きます。
自己PRに近いですがSuitability(適正)については次に書くので、
まとまりのある文章にするために項目は分けましょう。
At present, I am studying Marketing at ABC university.
(現在はABC大学の学生でマーケティングを学んでいます)
At the moment, I am working for a travel agency.
(現在は旅行会社で働いています)
For the last 5 years, I have been working in the position of Account Manager.
(5年前からずっとアカウントマネージャーとして働いています)
⑤自己PR(自分を雇うべき理由)
「なぜ私を雇うべきなのか?」について書く箇所です。
自分を雇うことで会社にとってどのようなメリットがあるかをアピールしましょう。
I have 5 years of experience in sales.
For the last 3 years, I have worked as a sales manager with our team member.
(営業で5年の経験があり、過去3年間は営業部長としてチームをまとめていました)
I have experience in training and managing staff.
(スタッフのトレーニングやマネージメント経験があります)
I have strong communication skills and I can speak English fluently.
(コミュニケーションスキルに長けていて英語が流暢に話せます)
⑥締め(クロージング)
「お返事お待ちしてます」や「面接日時は○○日が空いてます」などで締めます。
I have attached my resume with more information about my background and qualifications.
(私の経歴や資質などについては添付のレジュメをご覧ください)
I would be available for interview anytime next week.
(面接日時は来週ならいつでも空いています)
Please do not hesitate to contact me if you require further information.
(さらに詳細な情報が必要な場合は気軽にご連絡ください)
I look forward to hearing from you.
(お返事お待ちしております)
最後はKind regards, やSincerely yoursなどで締めましょう。
まとめ
カバーレターはパターンさえ覚えてしまえば、
それほど難しくありません。
テンプレートはこれ一つではありませんが、
ご紹介したものは一番ポピュラーな型なので、
これに沿って書けば問題ないでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。