今日は日常でも使える便利表現のご紹介です。
「○○する時間がない」ということを言いたいときに、いつも同じ言い回しばかり使っていませんか?
新しい表現を覚えることで、言い回しにバリエーションを持たすことができます。
今日ご紹介するこちらの表現を覚えることで、よりネイティブっぽく話すことができます。
「○○する時間がない」をかっこよく言うと?
「○○する時間がない」という表現は日常会話やビジネス会話でよく使う表現のひとつです。
大抵の場合、I don't have enought timeかI don't have much timeを使っている人が殆どだと思います。
経験がある方もいらっしゃると思いますが、同じ表現ばかり繰り返し使っているとうんざりしてしまう瞬間があります。
もしそういう瞬間があなたに訪れたなら、それは言い回しのバリエーションを増やす時が来たということです。
本日ご紹介する表現は「Get around to ~」です。
この表現自体に「時間がない」という意味は含まれません。この表現の意味は「○○に取り組む・取り掛かる」という意味です。
しかし、この表現を上手に使うことで「○○する時間がない」ということをネイティブっぽく話すことができるようになります。
今日は用事があったので、英語を勉強する時間がありませんでした。
I was going errands today and I couldn't get around to studying English.
go errandsはお使いに行くという意味です。
get around toの後ろは進行形になるので注意が必要です。
今日は1日中アポイントが入っていて、それに取り掛かることができませんでした。
I had some appointments all day and I couldn't get around to it.
「それに取り掛かることができませんでした」というのは、言い換えると「それをやる時間がありませんでした」ということになります。
直訳する癖をやめる
冒頭でご紹介したようにGet around to~の意味は「○○に取り掛かる・取り組む」という意味です。
1つ目の例文の「英語を勉強する時間がありませんでした」を英語に直訳していたら、絶対にGet around to~を使う表現は思い浮かばないでしょう。なぜならこの表現に「時間がない」というニュアンスは含まれないからです。
単語を暗記する癖があったり、日本語の文章を直訳する癖が染みついている人は、このような応用の利いた言い回しをすることができません。
そして日本語の文章をそのまま英語に直訳するのは限界があります。
もし英作文トレーニングをしているのに、実際会話のシチュエーションになるとスムーズに英語が出てこない人は、まず柔軟に物事を考える癖をつけてください。
これも日本の英語教育の弊害です。答えがひとつしか存在しない試験英語では、英語の言い回しに柔軟性を持たせることができません。
文法など絶対的な正解があるものに関しては試験英語にするのもいいと思いますが、
英作文など無数に答えがあるものについては、もう少し柔軟に対応できないのであれば、試験問題にしないほうが、英語の上達という側面においてはいいような気がします。
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