今月は僕の誕生日があるので家族で旅行に来ています。
妻が妊娠中のため遠出することができないので、近場のハリソンホットスプリングというところに宿泊しています。
今回の旅行のレポートについては、明日の記事でまとめたいと思いますのでお楽しみに。
今日は旅行業で15年プロとして働いた経験を持つ僕が、「失敗しない旅行」についてお話ししたいと思います。
旅行グッズにこだわる
本題に入る前に、僕が愛用する旅行グッズの紹介をさせてください。
旅行グッズにこだわるようになると、旅行に行くのがさらに楽しくなりますよ。
使うたび眺めるたびに気分が上がるので、旅行グッズはお気に入りのものを使うのが良いです。
ここでご紹介するのはごく一部で、実際にはもっとたくさんグッズを持っています。
エアカナダのスーツケース
僕はノベルティグッズが好きなので、会社のロゴとかが入った商品などを好んで購入することがよくあります。
これは小さめなスーツケースですが、大サイズのスーツケースはExpediaの黄色いスーツケースを利用しています。
Expediaのスーツケースは昔東急ハンズに売ってましたが、おそらく今は販売してないと思われます。
このエアカナダのスーツケースは完全にデザイン重視で購入したので、機能面(容量など)は一般的なスーツケースよりもよくないです。
トラベルアルバータのガーメントケース(非売品)
これの中身を空けるとこのような感じになります。
これは以前アルバータ州の旅行会社で働いていた時、FAMツアー(業界人向けの視察ツアー)の参加特典としてもらったものです。
ノベルティグッズでなおかつ非売品なので、非常に気に入っています。
エアカナダのパスポートケース
画像だとちょっとわかりにくいですが、エアカナダのロゴと社名が刻印されています。
通常、我々がカナダ国内を旅行する場合はパスポートを持参する必要はありませんが、現在運転免許証を更新中でPhoto IDがないので、チェックイン時の身分証明書として持ってきました。
スーツケースもパスポートケースもカナダのウォルマートで購入しました。
ランドリーバッグ
右側の袋をおりたたむと、左側の袋のなかに収納することができます。
旅行中の使用済み下着などをビニール袋などに入れる人が多いと思いますが、
僕は専用のランドリーバッグを使用しています。
容量も結構入るので非常に重宝しています。
これはシンガポールのチャンギ空港にある旅行グッズの店で購入しました。
おすすめホテル予約サイト
今はホテルのオンライン予約サイトがたくさんあるので、旅行会社を通さず自分でホテルを予約するという人も多いと思います。
海外のホテルを予約する場合、もっともメジャーなオンラインブッキングサイトは以下の4つです。
- Expedia
- Agoda
- Booking.com
- Hotels.com
Agodaはアジア方面のホテルに強いサイトです(本社がタイにある)。僕もアジアに住んでいたころはAgodaばかり利用していました。
Booking.comは本社がオランダにある世界最大のオンラインブッキングサイトです。
日本にも支社があるので、日本人マーケットのシェアもどんどん拡大しています。
多分ほとんどの人はご存じないと思いますが、ExpediaとHotels.comは同じ会社です。
正確に言うと、Hotels.comはExpediaの子会社にあたります、
そのためHotels.comで予約をすると、ホテル側には「Booked by Expedia」と通知が行くことがよくあります。
これはExpediaとHotels.comが同じ仕入れシステムを共有しているためです。
したがって「Hotels.comで予約をしています!」とフロントで伝えても、フロントスタッフはExpediaの予約として認識しているので、話がかみ合わないことがあります。
僕はExpediaを利用していた時期が少しだけありますが、現在は利用していません。
さて、僕がこの4つのサイトで今現在利用しているのはどれでしょうか?
正解はこちらです。
「Hotels.comは10泊につき1泊分が無料になる」という特典があります。
この特典があるので、僕はそれまで使っていた他のブッキングサイトから乗り換えました。
10泊というと頻繁に旅行に行く人はすぐにスタンプがたまるので、かなりお得だと思います。
ホテル代をケチらない
昔の僕は旅行に行くとき、ホテル代をケチっていました。
とにかく安いホテルを探して、その中から最も立地条件のよいものを選択してホテルを決めていました。
しかし、安いホテルに泊まるということは、旅行の楽しみを半減させてしまうことになります。
当然、安いホテルなので部屋やサービスや食事の質も低いです。
さらに高級ホテルに比べてトラブルも起こりやすいです。
例えばベトナムののエコノミークラスのホテルだと、お湯のシャワーが出なくなることが日常茶飯事でした(僕が働いていた10年前の話)。
そうすると、それだけで嫌な思いをすることになってしまい、気が短い人などはそのことを旅行中ずっと根に持っていることがよくありました。
旅行期間中ずっと不機嫌でいるなんて、それだけでせっかくの旅行が台無しになってしまうので非常にもったいないです。
僕は旅行を一種の投資のようなものだと考えています。
そこで良い気分になれば、その後の仕事のパフォーマンスにも良い影響を与えます。
ビジネスの成功法則に「一流に触れる」というものがあります。
一流に触れることで、自分もその影響を受けて一流に近づくことができるからです。
しかし、日常で一流に触れるというのはなかなか簡単にできることではありません。
旅行は一流に触れる絶好の機会なんです。
旅行のときに泊まるホテルのグレードを上げるだけで、一流に触れることができます。
地域によっては最高級のホテルに泊まることはできないかもしれませんが、それでもクオリティの高いホテルに泊まることで一流の空間を味わうことができます。
一流ホテルはスタッフの質も良いし、宿泊客もレベルが高い人がほとんどです。
その体験が人生に及ぼす影響は絶大です。
たった数百ドルを投資するかケチるかで、その後の人生がまったく別のものになるかもしれないと考えると、ホテル代をケチることが人生にとっていかに大きな損失になるかということに気づかされます。
旅行を消費と考えるからケチろうと思うわけであって、
旅行を投資と考えるならできる限り質の高いものを選ぼうとするはずです。
日常生活で一流に触れる機会というのは身近になかなかないので、
旅行の時ぐらいはグレードの高いホテルに泊まることをお勧めします。
もちろん7泊の旅行ならすべて一流ホテルを選択する必要はありません。
予算的に厳しいなら1泊だけでもいいので、一流ホテルに宿泊してみてください。
旅行の3大要素はホテル、食事、観光です。
ホテルというのは旅行においてそれぐらい重要な要素です。
食事や観光がいまいちでも、ホテルでいい気分を味わえたらそれだけで嫌な気分が帳消しになることもあります。
天候の問題
良いホテルに泊まるメリットは、悪天候時であったとしてもホテル内で楽しむことができる点です。
一流ホテルは施設も充実しているので、ホテルの中だけでも十分に楽しむことができます。
予期せぬ悪天候で無理やり観光に行って嫌な思いをするぐらいなら、ホテルでのんびり過ごしたほうがいいこともよくあります。
でも、エコノミークラスのホテルだと施設が充実していないので、外出せずホテルで過ごすことを決めたとしてもやることがありません。
部屋のクオリティも高くないので、部屋でリラックスしてもいい気分になることはできないことがほとんどです。
予定はしてもいいがスケジュールを組んではいけない
日本人は本当に観光が大好きです。
旅行に行くときはスケジュールをぎっしり詰め込み、できる限りたくさん観光をしようとする特徴があります。
「せっかく来たのだから、たくさん観光しないと損」という意識があることが、その原因であるといえるでしょう。
そのため、1か所あたりの滞在時間をどうしても短くせざるをえません。
そして、不完全燃焼のまま旅行を終えてしまうということがよくあります。
人によって興味は様々です。
美術館に30分いるだけでも苦痛に感じる人もいれば、1日中いても時間が足りない人もいます。
たとえ有名な観光地であっても、自分が興味がないなら行くべきではないし、
どんなにマイナーな場所でも、自分が興味あるなら長い時間滞在すべきです。
それを「他にも観光しないといけないから」という理由で中途半端に切り上げるから、
満足することができないまま不完全燃焼に終わってしまうのです。
例えば、どうしても見たいテレビ番組が同じ時間帯に放送していて、録画できない状況だったとします。
それを両方見たいからといって、中途半端なタイミングでチャンネルを変えてしまったら、結局どっちの番組も楽しめないまま終わってしまうはずです。
旅行の予定を立てるときは、絶対に外せない場所だけ決めておいて、他の場所は余裕があれば行くぐらいにしておいたほうがいいです。
「○○は絶対に行く」と予定するのは問題ありません。
それを時間を決めてスケジュールにした段階で、それは「○○しなければならない」という義務(ノルマ)に代わってしまいます。
そうすると、ワクワクの感情がプレッシャーに変わってしまうんです。
欧米人の旅行は本当にのんびりしています。
1日中ホテルでのんびり過ごすということもざらにあります。
それは彼らにとって「旅行=観光」という意識が希薄だからです。
旅行の目的は観光をすることだけではありません。
リフレッシュが目的かもしれないし、おいしいご飯を食べられればそれでいいという人もいます。
あるいはショッピングだけできれば満足という人もいます。
日本人はそれを全部まとめて1回の旅行に詰め込もうとするから、全部中途半端になって不完全燃焼の旅行になってしまうのです。
まとめ
旅行は人生における投資である。
できる限り質の高いものに触れて、自分にとって必要なものだけを選択する。
これだけで旅行から得られる価値を最大化することができます。
ぜひやってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。