今日は英語がスラスラでてこないときに使える「Filler words」をご紹介します。
英語がスラスラ話せないのは単純に「英語レベルが足りないから」というだけではありません。
英語レベルはそれなりに高く、普段の会話シーンではスラスラしゃべれるのに、ある特定の状況になるとまったく英語が出てこなくなることがあります。
今日はそんなときに使えるテクニック(?)です。
英語が出てこないときに使えるFiller word
Filler wordsとは聞き馴染みのない言葉ですので、初めて聞く方もいらっしゃるかもしれません。
日本語に該当する言葉が存在するかわかりませんが、簡単に説明すると日本語の「あのー」とか「えーと」にあたる言葉のことです。
Filler wordsは英語がスラスラ出てこないときに「時間稼ぎ」として使えます。
しかし、あまり多用しすぎると「頭が良くない」印象を与えてしまうため、ビジネスシーンなどでは使いすぎないように注意が必要です。
英語が出てこないシチュエーション
英語が出てこないシチュエーションというのはいくつかパターンがあります。
自分が話をしているときに言葉が出てこないことがありますね。
それはなぜ言葉が出てこないかと言うと「いいたいことがまとまっていない」か「英語が出てこない」からです。
日本語でも言いたいことがまとまっていないときは、「えー」とか「あのー」とかを使いますね。
そして、これらの言葉が多いと印象が悪くなるのは日本語も同じです。
これはよくあるパターンですね。
実は英語が出てこないシチュエーションは他にもあります。
突然話しかけられ、それに関する返答に戸惑っている時です。
これは僕自身も経験があり、一種のトラウマになったことがあります。
以前カナダの観光地のアトラクションで働いていたときのことです。
その日のシフトにより自分のポジションが変わるのですが、「チケットをスキャンする」というポジションがありました。
アトラクションに乗るお客さんのチケットをスキャンするのですが、白人のお客さんは気さくだからよく話しかけてくるんです。
特に困ったのがオーストラリア人とイギリス人です。
なぜなら発音のアクセントが違うからです。
突然話しかけられ何を言っているのか聞き取れないとき、僕たちは聞き取れた単語と状況を使って必死に相手の言っていることをGuessします。
しかし、そんなことをしている間にも会話は進んでいるので、何も言えないまま苦笑いでやり過ごすということが結構ありました。
自分が会話をしているときというのは、話したい事はある程度まとまっているし自分のペースで話せるので、特に英語が出てこないということはありません。
しかし、突然話しかけられまったく準備ができていない上に話の流れも存在しないため、相手の言っていることを推測するのに時間がかかります。
その間わずか数秒ですが、会話をしている時の数秒の無言状態というのは数値で表すよりも長く感じます。
そんな時に時間稼ぎとしてFiller wordsが使えるんです。
Filler wordsを使っている間に相手の言っていることを推測することができます。
もちろん、自分が話しているときに英語が出てこないときにも使えます。
覚えておくと便利なFiller words 5選
もちろん英語のFiller wordsでなく「あー」とか「えー」とかを英語のFiller wordsとしても使えないことはありません。
ですが、英語はリズムで話す言葉なので、英語のFiller wordsを使ったほうがその後の言葉をスムーズに話すことができるようになります。
①Well...
これが一番無難なFIller wordです。ビジネスシーンやフォーマルな場でも使えるので、いろいろ覚えるのが面倒な人はこれだけ覚えるようにしておけばいいと思います。
②You know...
ネイティブもよく使うFiller wordです。ビジネスの場で使っている人も結構いますが、多用しすぎるとバカっぽく聞こえるので注意が必要です。
③I mean...
自分が何かを話していて、そのことについて強調したいときに使うFiller wordです。
「つまりこういうことだよ」みたいなニュアンスでしょうか。
④Actually...
直訳すると「実は・・・」という意味の言葉です。このFiller wordが口癖になっている非ネイティブの人の結構います。
⑤Like...
若者がよく使う「的なー」、「みたいなー」のような意味を持つFiller wordです。
カジュアルなシーンで使う表現なので、フォーマルな場では避けたほうがいいでしょう。
①と④以外はさきほどの章でお話した「突然話しかけられたとき」に使えるFiller wordsではなく、会話の途中に使うようなものになりますので、使い分けに注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Filler wordsを頻繁に使うようになると、無意識でも使えるようになります。
ただ、冒頭でもお伝えした通り多用し過ぎないように注意が必要です。
最初は意識しないとFille wordsは出てきません。「えーと」とか「あのー」を意識的に話すというのは、とても違和感があります。
慣れるまでは口癖のように言うのもいいかもしれません。
とりあえず何を話すときでも「Well...」のように言っていると、英語のリズムに乗ってスムーズに英語が出てくるようになります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。