離婚して、そしてカナダに戻ってきて1ヶ月が経った。
次男のいない生活は徐々に日常になりつつある。
処分できないまま残った彼のおもちゃたちはそのままだ。
気分は少し落ち着いてきた。
1日中仕事に没頭し、死ぬほど働くことで忘れようとしているのかもしれない。
(死んでも後悔はないのだから死ぬほど命を燃やすつもりだ)
この1カ月、買い物以外外出はしていない。
でも、この記事を書いたときほど気分が落ちているわけではない。
今はどちらかというと前向きな気持ちになれている。
先日のコンサルで
「日本はタイタニック(沈没船)ですよ」
とクライアントさんが言っていた。
ぼくもそう思う。
日本はこれからどんどん衰退していくのは間違いない。
それがわかっているのに、次男を沈没船に乗せざるを得ないことがどれだけつらいか。
妻もバカじゃないからそれぐらいはわかっているはず。
次男がもう少し大きければ、自分の意志で選択することもできただろう。
でも5歳の彼には母親についていくという選択肢しかなかった。
次男の将来を考えれば、「険悪な夫婦関係だったとしても我慢して継続しておいたほうがよかったのではないか?」と思うことがある。
ただ、あのまま離婚せず家族関係を続けていてもうまくいかなかったとも思っている。
離婚したことは正解で、家族みんなが幸せになるために必要な出来事だったのだと。
...そう自分を納得させようとしている。