前回の記事から忙しくてブログを更新することがなかなかできませんでした。
今日は海外に住む、働くということに関して僕個人の見解を書いてみたいと思います。
まず初めに海外に住む、働くためのルートですが主に下記の4つがあります。
①現地採用(現地の会社に直接雇用される)
②駐在(日本の会社に所属し、そこから派遣される。任期あり)
③現地人と結婚する
④現地の大学を卒業し、就労許可を取得する
国によってはワーキングホリデーというのもありますが、年齢制限等もあるので、ここからは除外します。
僕の場合は①でした。
ですので以下に説明することは現地採用の場合のみの個人的見解です。他のケースには当てはまりませんのでご了承ください。
僕が海外に移住したのは今から8年前、2010年でした。
最初の移住先の国はベトナム。それまで一度もベトナムにいったこともありませんでしたし、特に興味があったわけでもありませんでした。
それなのに何故ベトナムを選んだのか。その理由は単純にベトナムの会社からのジョブオファーを一番最初にもらったからです。
その後、シンガポール、カナダ(現在)と移住をしてきた中で、僕が感じた海外在住に必要だと思うものをシェアしていきたいと思います。
それはズバリ「行動力」です。
語学力がないと海外に住めないと思っている方がいたらそれは大きな誤解です。
今までいろんな人に会ってきましたが、まともに英語もしくは現地語を話せる人というのは少数でした。
私自身も移住したての頃は今のレベルから考えるとゾッとするぐらい英語のレベルは低かったです。
だから語学力はそれほど大きなファクターではありません。
ただ多くの人は言語学習に挫折し、日本語のみで通用する環境に収まってしまう傾向にありますので、もし海外に移住する機会を得た場合も言語学習は必ず続けてください。言葉ができないと自分のできることや、関わる人間も限定されてしまいます。
海外に住みたい、働きたいと思ってもすぐに行動しなければチャンスは来ません。
また根気よくチャレンジを続けることができないと、機会を得る前に挫折してしまいます。
「行動力」が必要だとわかっていても一歩が踏み出せない方がいるなら、その方に伝えたいことがあります。
「うまくいかないならいつでも日本に帰ればいい」
それぐらい軽い気持ちで行動すればいいんです。いつでも帰る場所があるんですから。
海外移住というと人生をかけた一大チャレンジのように感じるかもしれませんが、実際の当人からするとそんなにリスクを負ってるわけでも、命をかけてるわけでもないです(これに関しては移住先の国の治安状況によりますが)。
だから僕自身もベトナムという未知の国への移住もまったく不安はありませんでした。
今行動して少し大変な思いをするか、行動しないで変化のない生活を送るか。
人生の終わりが来た時、どちらの選択が正しかったのかわかると思います。
2番目に必要だと思うのは「経験」
海外に移住したいと思っても、あなたがまったく社会人経験のない人だった場合、それを実現するのはかなり困難になるでしょう。
なぜなら海外で就労するにはビザもしくはワークパーミット(就労許可証)が必要になるからです。
これらは会社が時間やお金をかけて政府に申請し取得するものです。
何も経験がない人にその会社が労力やコストを割いてまで雇用してくれるか、というのが1点。
2点目ですがVISAや労働許可をもらうということは、現地人の雇用を奪っていることにもなるわけです。
例えば日本で外国人が雇用されたために、日本人が就労できなかったらどう思いますか?
つまり現地人ではなく、その人を雇う必要性がないとVISAの取得はできないわけです。政府も自国民を守る義務がありますから、誰でもできるはずの仕事をわざわざ外国人に与える必要はないわけです。
そこで必要になってくるのが経験です。
あなたがもし、その業界で経験や実績があれば会社として現地人ではなく、その人を雇う理由ができるわけです。
ですからある一定の経験は必要だと思います。もしどうしても社会人経験なしに海外就職したいのであれば、それこそ圧倒的な語学力があるなどのアドバンテージがないとなかなか難しいわけです。
上述の通り、現地採用の人間はいつ会社を辞めるかわかりません。お金と時間をかけて雇ったのにあっさりやめられてしまっては困るわけです。
チャンスを得る前でも得た後でも、普段から向上心を持って、自分を磨く必要があります。
2点目の件に付随しますが、「手に職のある人」は有利です。
例えば日本食のシェフや美容師など。
こういった仕事は現地人では代えがきかないので、就労許可が出やすいです。
また働ける国の選択肢も広がります。
私は当初移住を希望する国としてヨーロッパの国を希望していました。最低でもアジア以外の国ならどこでもいいと考えていました。
しかし私は一般職だったために「手に職」がなく、当時就労できる可能性のあったのはアジアの国だけでした。
もしあなたが私と同じくアジア以外の国を希望するなら、上記のような「手に職」もしくはかなり専門的な知識をもった職業でないと難しいと思います。
3番目に必要なのは「若さ」
「手に職」がある場合はこの限りではありませんが、そうでない場合年齢が高いとかなり不利になります。一般的に現地採用というのは薄給です。
年齢が高くなった人がそれに耐えれるか、また年を取ると環境に順応する能力が若い人に比べて落ちてしまうので、海外生活に慣れるのに苦労します。
そして会社としてもできる限り将来性のある人間を雇いたいと考えています。
最初から幹部としての採用であれば「若さ」はマイナスですが、現地採用は任期がないため、会社としても長く働いてもらえる人がほしいと考えています。
海外に限ったことではないですが、「若さ」は日本で職を得るとき以上に大きな武器になると思います。
今回は僕が考える海外就労に必要だと思うものについてシェアさせていただきました。
まずは、あなたが少しの勇気を持って行動してみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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